心の伊達市民　第一号

写真で見る東京（６８）・・・メタセコイアを見に

2024年12月06日（金）

「写真で見る東京」というタイトルだが、今回は東京の外れにある「水元公園」である。
この公園の住所は葛飾区水元公園である。水路を挟んだ向こう側は「みさと公園」で、埼玉県三郷市になる。現地に行くと、まるで同じ公園内のような気がする。

自宅から行く交通手段は次のようになる。
「勝どき」から東京BRTで「新橋」に出る。「新橋」から地下鉄・浅草線で「本所吾妻橋」に出る。そこから都バスに乗って「金町駅前」まで行く。次に「金町駅」から京成バスに乗り「水元公園」で降りる。順調に乗り継いでも、約1時間50分ほど掛かる。

　JR「金町駅」

バスを「水元公園」で降りて進むと大きな池があり、釣り堀となっていて大勢の高齢者が平日の昼間から釣りを楽しんでいる。
池の周りは整備されているので有料釣り堀かと思ったら、なんと無料であった。

ここは「小合内溜」という場所で、水元公園側から大きな滝を通して水が入って来ている。もともとは農業用の水を引く水路の入り口だったようだ。水元公園自体が水郷のようで、いたるところに溜まりや池がある。
この小合内溜は公園の外にあるのだが、なぜか「内溜」と言われている。

釣りをする人たち

公園に入ると目の前が開けて、対岸のメタセコイアが目に入る。
しかしこのメタセコイアは水元公園ではなく、埼玉県の「みさと公園」のメタセコイアである。

東京都から見る光景の方が、埼玉県の「みさと公園」から見る光景より綺麗だろうと思った。向こう側からこちらはどんな光景が見えているのだろう。
埼玉県側に行く「渡し船」があればいいのになーと思った。

対岸は埼玉県の「みさと公園」

公園に入り左へ行く。右に行くと彼岸花の丘、さらに奥には「オニバス」の池がある。
かなり細長い広い公園で、バスの停留所の数で７つくらいある。
天気も良い。暖かい。こういう日を「小春日和」と言うのだろうか？

公園内は水郷のようになっているので、釣りをする人、写生をする人、写真を撮る人、キャンプをする人などが大勢いる。
月曜日の昼頃だというのに、どんな人達なんだろう？　私と同じ年金生活者かなー？

　写生をする人が多い

この公園は広い。バス停の数で7つもある細長い公園である。
メタセコイアの森は左にあるので、水路沿いにそちらに向かって歩いて行く。
水鳥が水路で休んでいる。時々、白い鳥が飛来して着水する。見ていて飽きない。
メタセコイアの森に入った。ここはあまり人が来ていない。

メタセコイアの森

メタセコイアを見上げて見る。あまりに高いので、首が痛くなりそうだ。
高さは20メートルから、30メートルはありそうだ。
人がいなくなったので、早速、動画撮影をする。木は動かないので、自分が動く。
歩きながら撮影するので、画面がブレる。3回、撮影したがメタセコイアの撮影は難しい。

メタセコイアの森を抜けた。森の左手に回って行くと水路があった。
そのメタセコイアの森が、水面に奇麗に映っている。
子供がやって来て、網で魚を捕るつもりのようだ。

小さな橋の上では若い女性2人がメタセコイアの森を背景に、自撮り写真を撮っている。
「平和だなー」という言葉が、頭に浮かんだ。

水路に映るメタセコイアの森

（おまけの話）
水元公園は「カワセミ」が見られることでも、かなり知られている。
今までに何回も観察場所に行ったが、一度も見られたことが無い。
そこでネットで調べたら、「メタセコイアの森の近くの水路で見られる」と分かった。

しかも情報では「頻繁に見られるのは、秋口から冬場にかけて」と、今回の条件とピッタリだ。ところがこの日はその場所は「写生」、「釣り」の人が多く、カワセミが現れる状況ではなかった。

　森を抜けると視界が開ける

仕方ないので先に進み、「かわせみの里」の事務所に行くことにした。
右手の水路に「オオバン」の群れがいて、急に潜っては小魚を捕まえて来る。
潜ると必ず口に魚を咥えている。この水路には小魚が多いようだ。

事務所に行くと、この日は定休日だった。
「かわせみ」の出る場所を聞こうと思っていたのだが、残念ながら出来なかった。

「オオバン」が小魚を捕っていた。

事務所の先の左側の溜池には、「かわせみ」を観察するための施設が2ヵ所ある。
丸太を組んだログハウス風の観察台で、４ヵ所に覗き穴が開いている。
そこから溜池を覗いたら4本の止り木が見えたが、「かわせみ」は来ていない。

しかし水面を見て驚いた。一面に茶色の藻が覆い尽くしていて、水面が全く見えない。
これでは「かわせみ」だって、魚を捕れない。どうしたんだろう？
事務所が開いていれば、事情が聞けたのに残念だ。

　観察穴から見る「カワセミ」の止まり木

記事の問題について編集部に報告

取材者（Y）
2024年12月06日

返信

たった一度のブログ取材をしたのに今では既に「取材者」の立場で今日のブログを読んでいる？　いたずらに取材地へ行くばかりでなく、前もっての情報の入手が大変だ！良く調べて行けば行くほど読者へ届ける情報に重みが出る。
動画の貴重さは計り知れない。今回も3度も挑戦した動画に目を見張る。何事にも手を抜かずに取材する貴兄の姿勢に敬意を表する。
Shinji
2024年12月07日

返信

大きく広がる視界、おだやかな水辺。高いメタセコイアの樹々が印象的です。動画では、メタセコイアの林の中を進んでいくシーンが、神秘的な美しさを放っていました。