
心の伊達市民 第一号
『丸の内「仲通り」のイルミネーションを見たい』と女房が言うので、一緒に出掛けて行った。私が暗くなると家に帰りたくなるのは、鳥に似て帰巣本能かもしれない。
仲通りのイルミネーションを見た後に、KITTEで夕食を食べてから女房と別れて私は夜の銀座の写真を撮ることにした。
都バスで「数寄屋橋」まで行って下車した。「そこから銀座が始まる」と私は考えている。目の前は「マリオン」で阪急百貨店西武百貨店、映画館などが入っている複合ビルである。
そこから銀座4丁目に向けて、夜景を撮りながらゆっくりと歩く。
廃止予定になっている高速道路下を通過して数寄屋橋交差点に着くと、右向こう側は「SONY PARK」で今は工事中である。
現在はまだ完成していないが、「TREES FOR SAKAMOTO」という有料イベントをやっている。(2025年1月26日にオープンした)
解説では「銀座にそびえ立つ地上5階、地下4階の建物が、丸ごと坂本龍一の遺したもので構成されるという。打ち放しのコンクリート空間を贅沢に使い、坂本の遺した作品や活動を体感することができるプログラムだ」とある。左隣は「HERMES」で、私が毎月、無料映画を見に行っているビルである。
交差点の手前右側は「東急プラザ」である。
以前は阪急デパートの「メンズ館」だったところだ。
ここは1階から入れずに、外付けのエスカレーターで3階まで上がる。
最上階は以前は開放していて、そこから見下ろす交差点を見るのが楽しみだった。
それがいつの間にか飲食店専用となってしまい、屋上には行けなくなったのが残念だ。
交差点を渡り先に進む。左側は「FUJIYA」で、子供の頃はよくミルキーを食べていた。次の小さな交差点は「並木通り」である。
この道に植えられた「アジサイ」が、季節になるとい綺麗である。
左右ともこの道を入って行くと、色々なブランド店が待っている。
私はブランド品を持っていないし、買ったことも無いのでブランドには興味が無い。
更に進むと、右側に高級ブランドの男性用のスーツで有名な「アルマーニ」がある。
「アルマーニ」に並んで、全く私とは関係ないブランド店が続く。
久し振りに夜の銀座を徘徊して、私はまるでお上りさんのようにキョロキョロする。
高級店の入口には必ず盛装した若い社員が立っているが、私はいつも気になっている。「この人の将来には、どんな役職が待っているのだろう?」・・・と。
その先はもう銀座4丁目の交差点である。
左角は「和光」、向かいは「三越デパート」、右角は現在建て直し中の「リコー」、その向かい側は「GINZA PLACE」で、1階と2階がNISSANショールーム、3階は住友生保保険会社。4階からはSONYとなっている。
6階にあるSONYのギャラリーは新進作家の写真展が開かれているので、時々、私は見に行っている。
三越デパートは毎月3回くらいは、私は朝食用のパンを買いに行っている。
最近は外国人観光客が増えたので、彼らは日本のデパートの食品売り場を見に来ている。
中国人はここで総菜など買って銀座通りの縁石に座り込んで食べたりしていたが、最近はそんな姿は見掛けなくなった。
旅行社が中国人観光客にマナーを教えているのかもしれない。
数年前から見ると、以前よりかなりマナーをわきまえるようになった。
一方でどこの国か分からないが、白人のマナーの悪さが目立つようになって来た。
(おまけの話)【東銀座】
昭和通りを渡り、歌舞伎座を左に見ながら進んで行く。
歌舞伎座は公演が終った後なので閑散としている。
その先は首都高速道路が地下を通っていて、その上が「築地川銀座公園」になっている。
その先の右側は「松竹本社」で、夜の光景が美しい。
ビルの前に植えた3本の松に常に「雪吊り」が掛けてあり、いまはそれをライトアップしている。
松竹ビルの晴海通り沿いには、昼時はキッチンカーが並ぶ。
ここは夜になると街路樹にイルミネーションが灯るが、他と違い行燈が付く。
これがとても良い雰囲気を醸し出している。
松竹本社の向かい側は「東劇」で、昔はここへ映画を見に来ていた。
いまは「シネマ歌舞伎」と称して、実演を見るより安く歌舞伎を映像で見せている。
仕事帰りのサラリーマンが足を止め、イルミネーションに見入っている。
そしてスマホのカメラを向けていた。
私もしばらくここへ留まり、イルミネーションを見ていた。
その時に帰りの都バスが来るのが見えたので、ちょうど良い時間に切り上げて家に帰った。この日の銀座の夜は綺麗だった。
たまには寒い夜でも、出掛けると気分がスッキリする。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
詳しくはこちらハッシュタグ
月別アーカイブ
「むしゃなび」はこちらの皆様に支援して頂いています
人気の記事
-
07/24(水) 新宿御苑のカブトムシ
-
07/12(土) ベトナムから届いたヤマトの宅急便
-
07/15(火) 東京モダン建築さんぽ(2)・・・新橋

イベント
「観光・体験」カテゴリーのおすすめ記事
-
2025/02/07(金) 小さな旅(7)・・・豊洲
心の伊達市民 第一号
0
1
-
2025/05/26(月) 「豊海水産ふ頭」と「水の消防ページェント」
心の伊達市民 第一号
0
2
-
2025/02/11(火) 豪雪の旅(3)・・・・・雪の津南町
心の伊達市民 第一号
0
1
-
misaki
0
観光・体験に関する
特集記事
-
アートで楽しむまち歩き!ムロランアートプロジェクト2021
旧市街地のレトロな街並みで知られる室蘭駅周辺で、アートとまち歩きを楽しむイベントが10月9日から始まりました。 ムロランアートプロジェクト(MAP)。 室蘭の歴史的建造物が期間限定のアートギャラリーに大変身!10月31日まで土日限定で観覧できます。 初日の10月9日(土)に遊びに行ってきました。 まずは本部のある旧室蘭駅舎へ。公式パンフレットが配布されています。 この黄色いパンフレットがまち歩き「MAP」として、道案内をしてくれます。 さっそくまち歩きスタート! 旧室蘭駅舎には室蘭出身のアーティスト・中村岳さんのインスタレーションが展示されています。 初日のこの日、公開製作が行われていました。完成まであと少しというところの製作風景です。 明治45年に建造された旧駅舎の構内に、巨大な立体作品が次第に姿を現してきました。 鮮やかな赤茶色が室蘭の工場風景や鉄を彷彿とさせます。ドームのような不思議な形。設計図はなく、インスピレーションで形を作っていくのだそうです。 国内各地で活躍する中村さんですが、出身地の室蘭では今回が初の本格的な製作・展示となります。完成したインスタレーション、ぜひ生でご覧になってみてください。 続いて、千穐萬歳堂(せんしゅうばんぜいどう)へ。 大正14年に建てられた歴史ある倉庫です。入り口から佇まいというか、存在感に圧倒されました。こういう建物が保存されていることもすごいことだなあ、と思います。 中は改修され、ギャラリーとなっています。 1階は室蘭工業大学山田研究室のプロジェクト、2階は川上りえさんの造形作品が展示されています。木骨石造ということで、石の壁と木の骨組みが独特の雰囲気を醸し出していました。建物とアートのコラボレーション!美術館での展示とは全く違う味わいがありますね。 坂をのぼって次の会場へ。 景色を眺めながら気持ちよいまち歩き!会場間が遠すぎず近すぎず、程よい距離でコースが組まれており、お子さんから高齢の方まで、歩きやすいのがポイントです。 旧丸越山口紙店。こちらも大正時代の建造物です。レンガの壁からロマンの香りが漂ってくるよう!ゆっくり眺められるのは徒歩ならではですね。 古い調度品に溶け込むようにして、岩崎麗奈さんの写真作品が展示されていました。作品と建物、どちらも見応えがあります。普段は入ることができない建物だけに内部を見られる貴重な機会でもあります。 途中にカフェや飲食店が多くあるので、ランチやお茶を楽しむのもおすすめです。昔ながらの甘味処として親しまれる「すずや」に立ち寄りました。若者からマダムまで、幅広い年齢層の女性客が甘いものを楽しんでいました。 MAPにもおすすめリストが載っています。 室蘭プリンスホテルでは、10月8日〜10日の3日間限定でMAP連動企画として「中央町懐古展」が開催されました。来場者はホテルのクラシックな雰囲気の中、昔の写真や映像を楽しんできました。 さて、最後は中央町たのしま横丁(大辻医院跡地)へ。 初日のこの日、オープニングイベントとして大黒淳一さんによる音楽ワークショップが開催されました。街の音を録音して、音楽をつくる一日限りのスペシャル企画。地域の子ども達で賑わっていました。 音楽作りの様子。公式Facebookをご覧ください↓↓ ムロランアートプロジェクトは「室蘭の未来地図をつくる」をコンセプトに3カ年開催を予定しています。 プロジェクト代表の荒井純一さんは 「繁華街だった室蘭駅周辺をコンパクトに歩けるルートを制作しました。室蘭は普段気づかないポテンシャルがたくさんある街だと思います。アートや街歩きを通してそれを発見してもらえたらと思います。」 と話していました。 建物、まち歩き、アートと、いろんな切り口からいろんな楽しみ方ができるところが面白いな、と思いました。古い建物と現代アートがお互いに美しさを引き立てあって、新しい街の魅力が生まれ出てくるような、そんなワクワクする気持ちになりました。 芸術の秋、ご家族やお友達と出かけてみませんか。 各会場では入り口で消毒、検温、記名を行い、感染対策に配慮されています。 Muroran Art Project2021 2021年10月9日〜10月31日 土日のみ開催 12:00〜18:00 入場無料 ※MAPは旧室蘭駅舎で配布されるほか、公式HP(https://muroranart.wixsite.com/website)からダウンロードできます。 主 催 / Muroran Art Project 協 力 / 大町商店会、室蘭工業大学山田研究室、蘭歴建見会 後 援 / 室蘭市、室蘭商工会議所、室蘭観光協会、北海道新聞室蘭支社室蘭民報社、FMびゅー 助 成 /北海道開発協会助成事業 会 場・展示アーティスト :旧室蘭駅舎(MAP本部)中村 岳 | 千穐萬歳堂(海岸町3-2-6) 川上りえ 室蘭工業大学 山田研究室 |旧丸越山口紙店(海岸町2-5-8) 岩崎 麗奈 | 中央町たのしま横丁(中央町1-2-7):大黒 淳一 (10.9日のみ) 詳細・最新情報はこちらからどうぞ ムロランアートプロジェクト muroranart.wixsite.com/website Facebook
むしゃなび編集部
0
-
-
夜の銀座に蝶が舞う(Y)