心の伊達市民 第一号

「ニコン ミュージアム」に行く

毎月1回、中高時代の友人たちと作って楽しんでいる「都心を歩かない会」がある。
いつも私が幹事で、都心の色々な珍しい場所に案内している。
長く続けているので、もうネタ切れである。

そんな時に3月の企画として、Nさんが「ニコン ミュージアム」の見学を提案してくれた。彼は現役の時はニコンの役員をしていて、ニコンカメラのコレクションが今でも続いている。


 横須賀線「西大井駅」


Nさんからの見学の案内には、次のように書かれていた。
『昨年夏、私が長らく勤めた㈱ニコンは、自社ビルを新築し、品川本社より旧大井製作所1号館に立派な本社ビルに移転しました。それに合わせて昨秋より、ニコンの歴史を紹介するニコン・ミュージアムもそこへ移転し、・・・』

『ニコンの過去から現在に至る産業分野の製品、コンシューマー製品に分類して展示スペースが設けられています。コンシューマー分野ではニコンのカメラを主体とする歴代製品が展示され、一角には最新の機材のタッチ&トライも設置され、見学者が自分で操作を楽しむことが出来るように工夫されています』。


午前11時15分に横須賀線の「西大井駅」に集合となった。今回はプロカメラマンのOさんの都合が悪く、6名の参加だった。
多摩方面からの友人たちが多いので、そこへ来るにはかなり時間が掛かったと思う。
私は東京駅から横須賀線で、「西大井駅」まで約13分である。でもこの駅に降りたのは初めてだった。

30分も早く着いたので駅の近くを見て廻ろうと考えていたら、Nさんから電話があり『あなたの後ろのスタバにいるよ』と言われた。
振り返ったら、店の外の椅子にNさんが座っているのが見えた。


 NIKON本社の一階フロア


全員が揃ったところで、NIKON本社へ向かう。駅から5分の距離である。
ここは都内なのに、駅の近くに商店街も無い。NIKONに着いて、先ずは記念撮影である。最近はいつ来られなくなる人が出るか分からないので、必ず集合写真を撮っている。

NIKON本社ビルは新しいので遊びの空間が広く、観葉植物も多く置かれ現代風に作られている。1階の左側には階段状の椅子席があり、正面には巨大なスクリーンがあり抽象映像を流している。


「NIKON MUSEUM」


Nさんの後輩の現役社員が出迎えてくれて、一般の見学は入れないショールームに案内してくれた。ここには半導体の製造に欠かせない装置が並べられているが、難し過ぎて私には分からなかった。興味を持ったのは、航空機の機体の摩擦係数を減らす材料だった。

図解には「サメを手本にした加工技術」、「リブレットが摩擦抵抗を低減するメカニズム」とあるが、「リブレット」というのが何だか分からない。ネットで調べたら、「生物模倣技術」とあったが、それでもよく分からない。
でも要するに、これで空気抵抗が少なくなり、飛行機の燃費が良くなることらしい。


 航空機に利用する「サメを手本にした加工技術」


その後、地下一階に降りて、いよいよニコン・ミュージアムの見学である。
かなり広いミュージアムは展示スペースの「インダストリー」では、顕微鏡、天体望遠鏡、人工衛星、半導体、FPD露光装置があり、隣のスペースは「コンシューマー」で、歴代カメラ、レンズ、タッチ$&トライ、テーマ展示、双眼鏡、眼鏡が展示してある。

初期のカメラから現在のカメラまで、膨大な数のカメラが展示してあった。
私の愛機のNIKON D7200も展示してあった。でも最近の私は一眼レフカメラは大きくて重いので、SONYのコンパクトカメラを使っている。
でもNIKONの見学にSONYカメラの持参は申し訳なかった。


 歴代のNIKONカメラの展示


大きな望遠レンズを付けたカメラが置いてあるので、ファインダーを覗いて見た。
すると遠くの小さな文字がハッキリと見えた。NIKONのレンズも凄かった。
我々の他には、見学者は2名だった。わざわざここへ見に来るのは、よほどのカメラ好きなんだろう。

建物の外へ出て、Nさんのお勧めの「マンホール」を見に行った。
マンホールは建物の端の方にあったが、NIKONと彫られているだけで、大したものではなかった。Nさんの誘いで私は建物の反対側も見に行くことにしたが、他の4人は歩くのが嫌で先に帰って行った。


 NIKONレンズの数々の展示


(おまけの話)
一階のアトリュウムは1階から地下一階まで階段状の場所があり、今年の入社式はここで行われたそうだ。そのことから、Nさんの入社に付いて話が飛んだ。

彼は61年前に、この建物の向かいにあった場所で、入社試験を受けたのだそうだ。
12人の採用に対して600人が応募し、彼はそれに合格したのだそうだ。
多分、かなり優秀で熱意のある男だったのだろう。それは今でも失われていない。


 1階からB1への階段座席


ここには昼飯を食べるレストランが無いので、社内のコンビニで買って食べることになった。コンビニの隣には休憩場があるので、そこでそれぞれが買って来たものを食べた。

そしてNさんからニコンという会社の歴史の話を聞いた。1917年の設立時はレンズから始まり、次に安くて優秀なカメラを作った。そのせいで、アメリカからカメラメーカーが無くなった。現在はカメラだけでなく、半導体関連の光学機械を製造している。

私は親から引き継いだ会社以外に他所の会社勤めをしたことが無いので、自分の歴史である会社を友人達に案内するというのは、どんな気持ちなんだろう? その時、聞いておけば良かったと、帰ってから気が付いた。


 コンビニ「ローソン」前の桜


往きは都バスで東京駅に出て、横須賀線に乗った。
横須賀線は地下深くにあるので、ホームに行くだけでも大変である。
西大井駅は東京駅から「新橋」→「品川」→「西大井」と3駅目である。

そして気が付いた。新橋から横須賀線に乗れるなら、これの方が楽だし早い。
そこで帰りは新橋で降りて、東京BRTに乗って家に戻った。
乗り継ぎがうまい具合に行ったので、往きは50分だったが、帰りは30分だった。


 NIKONマークのマンホール    

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コメント

  1. 一流の余裕(Y)

    一流の余裕(Y)

    返信

    これまで零細でぎりぎりの生活を送って来た私には一流で金持ちの余裕ある空間の中に入った時にこれこそ「一流の余裕」と感じました。貧乏が染みついた私にとってこの空間は何だ!と驚かされました。訪れた客人を迎えるのに必要な空間の演出に只々感動していた。この様な空間に身を置いたことのない自分を恥じた。

  2. Shinji

    Shinji

    返信

    世界中で有名なニコンという会社は、さすがにたゆまぬ努力をし続けてきたのだな、と改めて感じました。技術、サービス、時代の需要に応じていく柔軟さ、そして信念、など。企業が一流になるためのお手本を見るように思いました。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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