心の伊達市民 第一号

葛西臨海公園のヒマワリ

7月29日に葛西臨海公園の「ヒマワリ」を見に行ったが、その時はまだ少ししか咲いていなかった。大観覧車の係員に聞いたら、『今年は植え付けの時期が少し遅かった。また前が降らないので、育たなかったのでは?』と言っていた。

8月13日の朝のNHKニュースを見ていたら、葛西臨海公園の「ヒマワリ畑」からの現地中継放送を行っていた。素晴らしい光景で、「今年はもう行かない」と決めていたのに、14日にまた行ってしまった。

家からは近いが、京葉線はいつもディズニーランドに行く客で満員である。
ミッキーマウスのカチューシャを頭に飾り、電車の中から早くも楽しんでいる人もいる。


京葉線「葛西臨海公園駅」前の噴水



駅前からもう公園になっているので、お盆休みのせいか大勢の家族連れやカップルがゾロゾロと歩いて行く。多くの人達は水族館に行くのだと思う。
意外なのは母と娘の2人連れが多いことだ。亭主はゴルフか? あるいは仕事なのかもしれない。

中央通りを進み交差点に出ると、多くの人は左へ曲がって水族館に向かう。
そのまま進む人たちは、海岸に行くようだ。私は右に曲がり「ヒマワリ畑」を目指す。
すぐに、先の方に黄色い畑が見えて来る。見物客も大勢、来ているようだ。


 遠くから見た「ヒマワリ畑」



「ヒマワリ畑」に近づいたら、光景が前回と全く違う。
ヒマワリの背丈が私より高い。花の大きさも大きい。咲いている数が圧倒的に違う。
今回は「ヒマワリ畑」の中に入れる。小道を進むと、突然、人が現れる。
みんなスマホで自撮り写真を撮っている。もうみんなカメラマンになっている。


 大観覧車を背景にヒマワリの花



葛西臨海公園のヒマワリ畑は約3,800㎡あり、そこに3種類で4万本のヒマワリが植えてあるそうだ。ヒマワリの種類は「ソニア」、「バレンタイン」、「はるかのひまわり(復興ひまわり)」である。

「復興ヒマワリ」の名前の由来であるが、別名は「はるかのひまわり」である。
これは阪神・淡路大震災で天国に旅立った小学6年生の「加藤はるか」さんの自宅跡に咲いたヒマワリである。このヒマワリを見た近所の人達は「はるかがヒマワリになって帰って来た」と大事に育て、その種は復興のシンボルとして「はるかのヒマワリ」は全国に広まったのである。


 「はるかのヒマワリ」が密集して咲いていた。



ヒマワリの蜜を求めてか、多くのクマバチが飛んでいた。忙しなく動き回るので、なかなかカメラに収まらない。「クマバチ」はミツバチ科クマバチ属の昆虫の総称である。
日本にはクマバチ、アマミクマバチ、オキナワクマバチ、アカアシセジロクマバチ、オガサワラクマバチの5種類が在来種として生息している。

この畑で飛んでいるのは、たぶんクマバチだろうと思う。
蜂の中では大きく太っているので、刺されないかと気が気じゃない。
花芯に止まりそうなタイミングを見計らって、シャッターを押す。


 「クマバチ」が蜜を求めて。



「ヒマワリ畑」の中の小径を歩く。私より背の高い花が両側にある。
そこをゆっくりと歩きながら動画を撮影したら、見る方も雰囲気が分かると思う。
そこで人がいない時を狙って撮影開始をすると、すぐに角から人が現れる。

顔が映ると「プライバシーの侵害」で、もめることになるのも嫌で撮影を止める。
仕方ないので、小径の中は諦めて外側からの撮影に切り替えた。
それが今回の動画である。



「はるかのヒマワリ」の隣の畑には「バレンタイン」ではないかと思う。
名前の立札が無いのでハッキリと断定は出来ないが、たぶん「バレンタイン」だ。
なぜなから駅から公園の中央通りを進むと、両側に鉢植えの「ソニア」が植えてあるからだ。

花の大きさで言うと、一番大きいのが「はるかのヒマワリ」で、次が「バレンタイン」で、一番小さいのが「ソニア」である。「ソニア」の特徴は約10センチのオレンジ色の花びらと、黒褐色の花芯のコントラストが美しい。
また「1株に多数の花を咲かせる」とあるので、中央通りのヒマワリは「ソニア」と分かった。


 「バレンタイン」  



(おまけの話)
この日は薄曇りでまだ午前中なので、暑さをそれほど感じなかった。
そこで一番奥の海岸まで行ってみることにした。
途中の両側は林になっていて、そこにあるベンチで休む人達もいる。

橋を渡り海岸に出た。夏の間は「体験海水浴」というイベントがあるようだ。
監視員がいて、海に入った人達を監視している。少し離れた場所には「ライフセーバー」の拠点もあった。


 海岸では「海水浴」を行っていた。



海水浴の出来る場所は、左右を規制区域としてロープで示されている。
ここは季節によっては「潮干狩り」が出来るので、私も自宅からフォークを持参して試したことがある。規制区域の外では、貝を取っているらしい人がいた。

沖合には貨物船が見える。右手奥には「東京ゲートブリッジ」も見える。
「暑くない」と思っていたのに急に空が明るくなり、太陽がギラギラと照り付けて来た。隠れる場所が無いので、もう我慢するしかなかった。


 遠浅の海で「貝」を取っているらしい。



暑さに我慢できず、もう帰ることにした。
岸辺では「コサギ」が2匹、ゆっくりと歩きながら餌を探している。暑いのだが、「海はいいなー」と感じる。海岸から駅までは遠い。

向こう側から続々と、公園にやって来る人達がいる。
私が木陰で立ち止まって休んでいたら、中年男性に声を掛けられた。『ヒマワリ畑はどこですか?』。

暑くて返事もしたくなかったが、それでも「一日一膳」を目標にしている私は親切に場所を教えたのである。「葛西臨海公園駅」では階段を上る元気も無く、少し離れた場所にあるエレベーターに乗った。


 「コサギ」が2匹、海岸で遊んでいた。

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コメント

    Shinji

    Shinji

    ひまわりの花が見事に咲きそろいましたね。動画を見て、マルチェロマストロヤンニとソフィアローレンの映画、ひまわり、を思い出しました。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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