「来年のことを言うと、鬼が笑う」と言われているが、「昨年のことを書く」と、どうなるか?
昨年の内に投稿出来なかった話を。1月になってから公開する。
年末になり行くところも無いので、浅草の様子を見に行った。

地下鉄「浅草駅」を降りたら、ゾロゾロと人の波が雷門へ向かって動いて行った。
大きなキャリーバッグを引っ張っている男女がいて、少々迷惑だ。
でも駅のコインロッカーはっ全て塞がっているので、仕方ないのだろう。


「浅草文化観光センター」の8階から仲見世通りを見る



あまりに人出が多いので、雷門の向かいにある浅草文化観光センターの8階に上り、そこから仲見世通りを見た。雷門前も、仲見世通りも人で埋まっていた。

雷門の下に行くと日本人の若者たち、外国人観光客で、なかなか先へ進めない。
もう浅草は完全に「コロナ前」に戻っている。
仲見世通りは歩きづらいので、裏道から浅草寺の本堂に向かう。


 本堂前の「常香炉」には善男男女が



「ひさご通り」に入ったら、いつもと違う光景があった。
330円ラーメンの「メンマル」はお客が少なく、その先の牛鍋の「米久」前には20人以上の若者が並んでいる。「米久」に人が並んで入店を待つ姿を初めてみた。どうもアジアからの若い観光客のようだ。

ここは1人前で8000円はするが、円安でアジアの若者でも来られるようになったらしい。先に進み大通りに出たところで、右手に見える大学芋の「千葉屋」にも20人以上が並んでいた。帰りにお土産に買おうと思ったが、行列が20人では止めた。


贔屓の「メンマル」はお客が少なかった



更にその先に進み、ランチに「ちゃんぽん」を食べたが、この話は(おまけの話)で。
六区に戻ってみたら、ここも人の波だった。
貸衣装で歩くイスラム女性は、多分、インドネシア人だろう。
左のドアが開いたので、見たら派手なパチンコ屋だった。
更に進むと浅草演芸場で、次々と人が入って行く。


 六区を行く人力車



私はその先のカフェ「サンマルク」に入って休んだ。
ここの「コーヒーゼリー」が好きで、いつもここで休んで本を読む。
しばらく休んでから新仲見世通りを通り、仲見世方面に歩いて行った。
左側の「天然たい焼き」の「鳴門鯛焼本舗」の前では、白人のグループが鯛焼きを食べていた。

浅草は200~300円で買い食いが出来るので、外国人観光客の感覚では円安で「50セント」の感じなのだろう、混雑を抜けて地下鉄「浅草駅」に行ったら、来る人は大勢いるが、帰る人はとても少なかった。


 「サンマルク」のコーヒーゼリー(540円)



(おまけの話)
またテレビのグルメ番組に騙されて、浅草の喫茶「ぐり」に行ってしまった。
場所は地下鉄「浅草駅」から歩いて15分以上は掛かる。
「千束」にあるので、昔の吉原のすぐ近くである。

テレビで取り上げていたのは「ちゃんぽん」で、喫茶店なのにお客の9割が注文すると言っていた。そんな変な店なら根っからの好奇心で、「行かねば!」と思ってしまう私だ。


 名店「喫茶 ぐり」



喫茶「ぐり」は六区から浅草ビューホテルの前に出て、そこから数分の場所にあった。店の入口には「喫茶 ぐり」という看板が出ていて、その下に「浅草ちゃんぽん」の細長い札もある。

中に入るとかなり狭く、ギューギュー詰めで、16人は座れないこともない。既に10人の先客がいて、みんな「ちゃんぽん」を食べていた。
私も席に座り、「ちゃんぽん」を注文した。


  店内は「矢沢永吉」で溢れ返っている



店内の壁は「矢沢永吉」の写真やオーナー(女性)が彼と仲間で一緒に撮った写真で埋め尽くされていた。テーブルのコロナ対策のプラスチックの仕切り板も「E.YAZAWA」とプリントされている。

向かいの壁には「お客様 すいません。後ろに大切な永ちゃんグラスがありますので注意の程、お願いします」という張り紙があった。
店内は矢沢永吉で埋め尽くされていて、彼のファンでないと居ずらい感じもする。


 「すみません」ではなく、「すいません」と、江戸っ子だ。



しばらくして「ちゃんぽん」が出て来た。それを見て驚く。
丼ぶりが大きい上に、深い。13センチはある。その丼ぶりの縁より上に野菜が突き出ている。見ただけで「これは食べ切れない」と感じた。

でも食べ出してみたら、どこまで行っても野菜ばかりだ。
麺に行き着かない。途中で「大食い選手権」の出場者になったような気がして来た。
更に食べ進むと油汗が出て来て、苦しくなって来た。


大きな深い丼ぶりの上から溢れる野菜



そしてやっと麺が現れた。しかしどう見ても、麺の量は普通の4分の1くらいに感じる。私の感じでは、「汁付き野菜炒め」である。
遂に食べ切れず、その少ない麺を残して終りとなってしまった。

でも美味しかった。
テレビ番組に裏切り続けられた私は、初めて満足したのである。
食べ終ったら、アイスコーヒーが出て来て、それで「1000円」だった。
オーナーも派手だが、とても愛想が良い。お勧めの店である。


コロナ対策の仕切り版も「E.YAZAWA」のプリントが


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    1月12日時点では、コロナによる死者も感染者も飛びぬけて多くなっていますが、浅草ではコロナなどどこ吹く風、のようですね。いいのか悪いのか、もう判断に困ります。

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