東京駅丸の内南口を出ると、左にKITTEがある。ここは民営化する前は「東京中央郵便局」だった。いまは郵便局の影は薄く、商業施設の方が目立っている。
建物自体は「JPタワー」という名で、昔の中央郵便局の一部を保全し利用している。

入口を入ると天井までが吹き抜けで、回廊のように商業施設が並んでいる。
地下一階、地上六階の、この設計は建築家の「隈研吾氏」である。


 「KITTE」に入るとクリスマスツリーがある。



東京駅や丸ビルなどとは地下通路で繋がっているので、私はよく利用する。
今の時期は既にクリスマスの飾り付けで、真ん中の広場には大きなクリスマスツリーが立っている。年間を通して、ここでは色々なイベントが行われている。
私は東京駅に行った時は、時々、KITTEを覗いてみている。


 グルメ街の案内看板



女房が友人からスマホに送られて来た写真を見せてくれた。
その写真はKITTEのクリスマス・イベントである透明ビニール・ドームに1人で入ってVサインをしている友人の姿だった。私はビックリした。彼女は70歳は過ぎている。

このドームには小さな子供がサンタクロースの衣装を着けてもらって中に入り、記念撮影をするイベントなのである。気が若いと言うか、気が若過ぎる。


子供がサンタの服装で中に入り、外から記念撮影をする。



1階には4軒ものカフェがある。
それが当初から閉店もせずに続いているところを見ると、それなりにお客がいるのだろう。でも他ではワンフロアに4軒ものカフェは見たことが無い。

カフェは「スターバックス」、「丸の内カフェ会」、「サザコーヒー」、「ブルディガラスタンド」の4件で、その他に「千疋屋フルーツパーラー」もあるのだから、競争は相当に激しいのではないかと思っている。


 「ゲイシャコーヒー」のサザコーヒー店



その4軒は全て入ったこちがあるが、1軒だけ特別なカフェがある。
その店は「サザコーヒー」であるが、私は数年前にブログネタの為に店に入ったことがある。ここで提供されるコーヒーの名は「ゲイシャ・コーヒー」である。

私が以前に行った時はコーヒー1杯の値段が、最高は3000円だった。間違いじゃないか?‥と思うくらい高かった。あまりの値段の高さに私は怖気づき、ブレンドの1000円のコーヒーを注文したのであった。


 巨大なクリスマスツリー



「ゲイシャ・コーヒー」というのは、2004年にパナマのエスメラルダ農園で偶然発見された希少なコーヒー豆だそうだ。この木は非常に病気に弱く、それをエチオピアの「ゲイシャ村」に移植してから有名になった。

品種は「アラビカ種」で、フルーティな甘みと酸味が特徴だそうだ。
私は3000円のオリジナル・コーヒーを飲んでいないのでなんとも言えないが、「それほどの物じゃない」と思っている。


 3階から商業施設を見る。



私が毎朝、飲んでいるのは「スラウエシママサ」という種類だが、これは200グラムで1512円である。これとゲイシャのブランドとの違いは、私には分からない。
コーヒーに関しては昔から講釈を垂れる人がいるが、私は自分が気に入れば「それで良い」と思っている。

KITTEのクリスマス・ツリーから変なコーヒーの話に飛んでしまったが、写真だけでもクリスマスを感じて欲しい。


 3階から1階を見下す。



(おまけの話)
KITTEの2階に「インターメディアテク」という名のミュージアムがある。
パンフレットによると、『インターメディアテクは日本郵便㈱と東京大学総合研究博物館の協働による入館料無料のミュージアムです』

『施設の位置する旧東京中央郵便局舎は、昭和モダニズムを代表する歴史的建築として知られていた5階層のビルで、その2・3階がミュージアムスペースとして改装されました。呼び名は各種の表現メディアを架橋することで新しい文化の創造につなげる「間メディア実験館」に由来します』とある。 


  1階フロアのアート作品(撮影可)



ここで結婚前の秋篠宮真子さんが、週3日で勤務していたのである。
彼女に付いては色々と言いたいことがあるのだが、ここでは控えることにする。
この施設は博物館なのだが、なんとなく入り難い。入口の構えが関係あるのかもしれないが、私は今回で3回目である。

今回も広い館内に、見学者は私の他に2人だけだった。パンフレットの作りも親切でなく展示物の紹介は無い。
館内は一部を除いて撮影禁止なので、私が博物館の様子を文章で説明するのは難しい。


  2階入口奥(撮影可)



動物の骨、銅像、仏像、書籍、など、私から見れば統一性が無いように感じる。
ネットで調べたら、『ペルーのクントゥル・ワシ遺跡で発見された南北アメリカ大陸最古の金製王冠、人類進化の歴史を塗り替えたラミダス原人化石歯の第一標本、19世紀に制作された巨大ダイヤモンド・コレクション、世界最大金塊、弥生時代の名称の起源となった第一号壺型土器など専門研究の枠を超え、社会的に大きなインパクトを与えた歴史的標本は精巧なレプリカで見ることができる』とあった。

このネット情報で私は初めて知った。なんだー、本物じゃないんだー。
ここは都会の喧騒を離れて、ゆっくりとした時間を過ごすには最適な場所である。


 2階奥の陳列室は撮影可。巨大なカニ(レプリカか?)


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    東京のど真ん中に、浮世離れしたモノの展示物がある、というだけでも驚きですが、それによって、日常の尺度から飛んで、古代や遠い場所に繋がることができるとは、これまた贅沢なことです。

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