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じもとブロガー
心の伊達市民 第一号
(2013年8月23日))「ブログ閉鎖中の話題」
ベトナム人は日本語の「つ」の発音が出来ない。
「誰でも「つ」を「ちゅ」と発音する。
だから最初の頃はなにを言っているのか、まるで分からなかった。
家族で仲良くドライブ。
「先生、すぽちゅが出来ますか?」と聞かれた時は、なんだか分からなかった。これは「先生、スポーツが出来ますか?」と聞きたいのである。
また、伸ばす音「-」も出来ない。
「先生はいちゅちゅまがきますか?」も分からなかった。
これは「先生の妻はいつ来ますか?」であった。
これを「先生の奥さんは、いつホーチミン市に来ますか?」と教える。
どこでも、いつでも食べる。
ベトナム人の先生は、生徒の変な発音でも分かってしまう。
だから変なことだが、日本人の私だけが彼女達の話す日本語が分からないのである。
それが滞在日数が増えて来るに連れて、分かるようになってしまった。
これは本当は駄目なのである。
日本に実習生として行く予定の生徒達に日本語を教えているのだから、正しい日本語を教える義務がある。
道端でバイクのミラーを売る。この国では道端でなんでも売る。
ベトナム語の発音は難しいようだが、ベトナム語には「つ」の発音が無いのだと知った。日本人が英語の「th」、「RとL」の発音、韓国人が濁音が出来ないのに似ている。
「つ」の発音の修正は毎度のことであるが、私にはどうしても直し方が分からなかった。ある時のクラスで、私は「目から鱗」の出来事に出会った。
ベトナム人の先生よりも、日本語の発音やアクセントの上手な女生徒が私に言った。
派手な月餅屋。 値段はかなり高い。(1個 50円くらい)
その子は問題なく「つ」の発音が出来る。
そして彼女は私に言った。「先生、(つ)の発音は英語のtwoですよ」。
これには私も驚いた。正にその通りなのである。
デザートを売り歩く
すぐに他の生徒達に「ワン、ツー、スリー」と言わせた。
すると中学、高校で英語教育を受けているので、難なく出来る。
次に「その英語のtwo を使って、8月と言ってみて下さい」と言って順番に言わせてみたら、殆どの生徒が「はちがつ」と言えたのである。
日本語を教えている私が、ベトナム人の女生徒に日本語の教え方を習ったのである。
生徒にもらった幸運の石。
(おまけの話)
ある日の夜、11時過ぎだと思うが、寝ていたらドアを叩く音がした。
多分、間違って私の部屋に来た人がいるのだろうと思い、無視した。
それでも、まだ叩くのだが、それでも無視した。
生徒とカラオケに行く。日本語の歌が無いので、英語の歌を歌った。
すると、今度は部屋の電話が鳴ったのである。
出てみると、下手な英語で「パスポートのチェックだ。ドアを開けろ!」と言っているらしかった。
仕方なくドアを開けると、ホテルの従業員男性と2名の警察官が立っていた。そしてズカズカと部屋に入り、「パスポート!」と言った。
生徒とバーベキュー屋に行く。
「今は持っていない」と言うと、「ではどこだ?」と言う。
「日本語学校の金庫にある」と言ったが、話が通じない。
そこで思い出した。
私の秘書役のM女史が私の為にパスポートのコピーを作ってくれて、それを鞄の中に入れてあった。
そしてそれを警察官に見せると、しばらく私のパスポートのコピーを見ていた彼らは何も言わずに返して寄越し、部屋から出て行った。
学校の近くでバインミー(サンドイッチのようなもの)を買う生徒。 絶対にバイクから降りない。
あれは何なのだ! 夜中に失礼だ!
だから次の日は睡眠不足で眠いし、頭は痛いし、風邪をひいてしまったのかもしれない。
(後日談)
夜中のパスポート・チェックに付いてM女史に聞いたら、「3ヵ月に一度くらいの割合で、ホテルには突然の査察が入る。麻薬、売春の取締り」だそうだった。
こんな時に、「そうだった。ベトナムは社会主義の国だった」と思い出すのである。
KFCの店内から市場通りを見る。
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伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/entry-6586.html
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