ichioshi イチオシ情報
じもとブロガー
心の伊達市民 第一号
マンションの友人から「国際宇宙ステーション」(ISS)の撮影日時を教えてもらい、2度ほど挑戦したが撮影が出来なかった。これは私の情報不足と、技術的な問題だった。そこで近所に住む同級生のプロカメラマンのOさんにISSの情報を知らせたら、彼は乗り気になってくれた。そして5月14日の夜に一緒に撮影することになった。
5月14日のISSの見られる時間・位置情報。
私は彼に色々と教えてもらうつもりでいたら、彼は「ISSの撮影は初めてなので、詳しくは分からない」と言う。それはそうだ。例えば医者でも脳外科の専門医に産婦人科のことは分からないのと同じだ。
そして次のようにメールで連絡して来た。『バルブでの長時間(2分〜3分)撮影。ハーフNDの使用で若干のコントロールは出来ますが、実際のところ撮影条件で左右されます(ISSの明るさが未体験)。ニコンD800 円型魚眼8mmを使いバルブ撮影とペンタックス645Zでのカメラ内比較明合成でトライする予定』。
予行演習で勝鬨橋で撮影した「遊覧船」のインターバル撮影。
彼の専門的な連絡は私には良く分からないが、まあいいとする。
今回は失敗しないように、前日の昼間の内に事前に隅田川テラスに行き撮影場所を調べた。
撮影予定日の5月14日はISSが現れるのは20時29分30秒である。
方角は南西で、仰角が11度である。その後、32分30秒に西、仰角73度。そして最後が34分30秒、北東、仰角25度となっている。
築地大橋から見た「西方向」
私の撮影方法はO君から教えてもらった「インターバル撮影」で行うことにした。初めて聞く言葉だったがカメラのメニューを見たら、私のNIKONにもあった。
私は自分のカメラの性能さえも、良く分っていなかった。
そこでこのインターバル撮影を経験するために、勝鬨橋の上から遊覧船を撮影してみた。なんとか出来た。これを当日、現地で行えばよいのだから、今回は大丈夫と思ったのである。
築地大橋から見た「北東方向」
準備万端で14日の当日を迎えた。
前日までの天気予報では「晴れ」だったのに、当日の天気予報では「夕方から曇り」となった。でも朝から晴れているので、幸運を願って準備は進めた。
私は前日の再度の下見の上で、O君とは違う築地大橋を渡った場所を選び午後8時頃に現地に着いた。
磁石で調べた方向「南西」→「西」→「北東」
昼間は分からなかったが、この場所ではレンズに街路灯の光が入ってしまうのであった。自分のバカさ加減にガッカリする。でも「早めに来て良かった」と自分を慰める。
仕方ないので、橋を戻り道路に降りて、橋の道路の反対側の歩道に行く。
「これで良し」と思い、カメラをISSの現れる南西方向に合わせ、タイマーもセットする。しかし空を薄い雲が覆っていて、ISSが撮影できるかどうか分からなかった。
南西の空にISSはあるが、雲で写らなかった。
ISSの現れる時間になり、タイマーが作動してシャッター音がした。
3秒撮影し、1秒の間隔をおいて、また3秒を30回繰り返す。
これで2分間のISSの光跡撮影が出来ているはずである。
次にカメラの方向を西北に合わせて、同じことを繰り返す。
そして終了後、カメラの液晶画面を確認したら、やはり雲しか映っていなかった。「2度あることは3度ある」の格言は正しかったのであった。
北東の空にISSはあるが、雲で写らなかった。
(おまけの話)
ISSが東京からでも見える日は、「#きぼうを見よう」で確認出来る。
「きぼうを見る場所」の中から「現在地を選択」すると、日本全国どこでも自分のいる場所からISSが見える日時、方向を示してくれる誠に親切なJAXAサイトである。
そこで調べたら、撮影当日の午前3時48分に我が家の居間から北北東にISSが見えることが分かった。
前日の内から深夜の撮影の為に、自宅の窓にカメラをセットしておいた。
午前3時過ぎに起きて撮影するのは無理なので、タイマーによるインターバル撮影をすることにした。カメラのタイマーをセットして、その夜は寝ることにした。
女房が「何してるの?」と聞いたので、「ISSをタイマー撮影する」と答えた。
そして朝を迎えカメラを点検したら、何も映っていなかったのである。
タイマーが作動していなかったのであった。
朝起きてカメラを確認したら、「撮影画像がありません」と出ていた。
後から起きて来た女房が、「どうだった?撮れていた?」と聞いた。
私は「残念だが、雲が出ていて駄目だった」と嘘をついた。確かにその夜は雲が出ていたからである。納得できない私はNIKONのサポートにメールで、撮影条件を書いて問い合わせた。
その返事は『インターバルタイマー撮影で「開始日時設定」を指定された場合は、設定完了後に「撮影開始」を選択してOKボタンを押していただければ、設定した日時に撮影を開始するようになっております』だった。
またも私の早とちりで、「設定しただけ」で、撮影開始のOKを押していなかった。
ISS撮影が駄目だったので、築地大橋から見える夜景を撮影した (向かいの橋は勝鬨橋)
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伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/entry-6817.html
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