ロサンゼルスに住む女房の親戚のSさんが、時々、COVID-19の現地の様子を知らせてくれる。5月8日現在では、市民生活はかなり通常に戻っているようだ。
当初は全米一の感染者数、死者数であったのが、今では優等生になっている。

昨年の12月時点では1日の感染者は4500人だったのが、最近では7日間の平均で270人と劇的に減っている。その理由はまだハッキリしないが、「集団免疫を獲得した」、「ワクチン効果」、「不明」などのようで、これからの研究が待たれる。


「アメリカ全国民に支給された援助金の収入別支給条件」


Sさんの報告は15ヵ月ぶりに床屋に行った話だった。
『15ヵ月ぶりにヘアーカットをしてきて、やっとサッパリしました。散髪中はズッとマスクをしていましたが、オーナーと記念撮影する時だけマスクを外しました。いつもはチップ込みで27ドルですが、今日は50ドルを日本製の大入りポチ袋に入れて、感謝の気持ちを込めたサンクスノートと共に渡しました』



「国別、100万当り死者数」


『この1年、床屋さんは仕事無しで生き延びたのですから、「お祝いしなくちゃ」という気持ちです。私は100ドルを包もうと思ったのですが、友人のJさんが「50ドルでいいんじゃないの?」、と言うので50ドルにしました。因みに以前に行っていたウエスト・ハリウッドのヘアカットは、毎回チップ込みで50ドルでした』。

『今回の床屋はパサデナの外れなので、地理条件で随分と値段が違います。この床屋の親子はアルメニアからの移民です。トルコを激しく敵対視している様子が、それとなく分かります』。



「アメリカの10万人当りの死者数推移」


またその時の町の様子を写真に撮り送ってくれた。
『サウスパサデナのノンビリとした街にもレストランの再開が見られます。店は
OPENと垂れ幕を下げて、アピールしています。これまで、戸外での飲食しか許されていなかったところは、車道に仮テーブル席を設けています。その分、ストリートパーキングの場所が失われますが、市はこれを許可しています』。



「国別、100万人当たりの感染者数」


更に別信で政府からの支給金の条件と、アメリカの新聞に載ったコロナの色々なグラフを送ってくれた。アメリカはかなり手厚い援助をしている上に、驚くのはその手際の良さである。
更にアメリカ、特にロサンゼルスは急激に感染者数を減らして来た。

日本も参考になると思い、その理由を問い合わせた。
Sさんからの回答は『なんといってもワクチンです。メガサイトによるワクチン接種、近隣ドラッグストアでの接種、コミュニティセンターでの接種等、あらゆる場所で大量にスピーディに接種を実現したからでしょう』とあった。



「テントで営業するレストラン」


次に私の興味のある「レストランの閉店」を聞いてみた。
『レストランの永久閉店は全米で10%、一番被害の大きかったのはフードトラックと呼ばれる移動型の屋台風の食べ物屋。一番閉店が少なかったのがタイレストランで、閉店は7.5%。一方、一番閉店が多かったのがフレンチレストランです。レストランの閉店で250万人の人が仕事を失った。政府はそれらの人達にPPP(The paycheck Protekution Program)や失業保険などで支援してきた』

『多くの人はパンデミック後に、またレストランで食事をしたいと言っている。一方で映画館は厳しそうだ。わざわざ高いお金を払って映画館まで行く必要が無いと感じている人が増えている』。
アメリカは間もなく正常に戻りそうだが、日本もワクチンの接種が進めば劇的に終息するように私は感じている。



「道路の駐車スペースで営業するレストラン」(警察から許可されている)


(おまけの話)
次に私の関係しているベトナムの状況に付いて、知っている範囲で報告する。
その情報はホーチミン市の日本語学校の、ベトナム人先生のA子さんからである。
先ずは私の一番の興味である「マスクの値段」である。

私が浅草で買うマスクで一番安いのが、50枚入り1箱が100円である。
ベトナムでは当然、日本より安いと思うのが自然である。



「ベトナム政府の広報」 (違反と罰金)             (参考)10万ドン=約500円


A子さんからの報告では、大手薬局では現地価格を日本円に換算すると「250円」、個人店では「300円」と知りビックリした。
これを日本の生活水準に合わせると、1箱50枚入りで1500~1800円もする。

コロナに関する法律もあり、外出の時にマスク無しでいると、1万5000円の罰金だそうだ。これも日本に合わせると9万円くらいになるから、相当に高いと思う。
マスクを決められた場所に捨てないと、罰金は21万円である。



左上(隔離中に外出したら2000万ドンの罰金か12年の懲役刑)


これらの違反行為に対する罰金がポスターになっている。
その中には色々とあり、検温を拒否したら90万円、隔離違反は60万円か12年の懲役刑。ワクチンの虚偽情報を発信したら60万円か終身刑とあり、とても刑が重いし怖い。

その他には集団の場合の罰金もあり、更に高額となる。
こんなことも社会主義国だから出来るのだろうが、その結果かどうかは不明だが、世界的に感染者が少ない日本より更に少ない感染者数である。このままコロナが収まるのかは不明であるが。



左下(買占めは1500万ドンの罰金)


ワクチン接種に付いても聞いてみた。
その返事は「ワクチンは COVAX Facilityから提供されていて、中国製ではありません。ベトナムでは国産のワクチンは今、研究しています。まだ生産していません」。

接種の順番が面白い。
1、医療従事者。2、隔離所で働く人、記者。3、輸出入関係者。4、軍隊。5、警察。6教師。7、ここでやっと高齢者が出て来る。
ベトナムの接種順位は非常に参考になる。日本も考えた方が良い。



4月のある日のホーチミン市郊外。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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