心の伊達市民 第一号

両国にぎわい祭り

ブログ閉鎖中の話題(2015年5月6日)


5月2日(土)~3日(日)の2日間に両国で「にぎわい祭り」が開催された。
我が家の前から都バスに乗れば、両国には25分で行ける。
今回は同じマンションに住む暇人のAさんを誘った。



両国国技館のやぐら太鼓の両脇には、場所開催の幟がはためいていた。


下車した「両国駅前」のバス停から、祭りのメイン会場の国技館通りへ向う。
途中では国技館に入る人、スタンプリレーを申し込む人達でごった返している。



実行委員長の回向院の住職の挨拶で「両国にぎわい祭り」は始まった。


大会々長らしい僧侶の挨拶で、「両国にぎわい祭り」が始まった。
舞台の脇で、かなりの年長者達がデキシーランドジャズを演奏しているが、どうもこの祭りには合わない。

両国だけあって、引退した相撲取りの「ちゃんこ鍋」の屋台が多く出ている。
むかし霧島という大関が居たと記憶しているが、そこが一番の人気店のようだ。
会場では丁度、開会の式典が始まったところだった。



元大関の霧島関の店「霧島」のちゃんこが一番人気。


1杯500円で、私も早速食べてみた。
空いているベンチに腰掛けたら、隣に「オタク風」の若者がいた。
そしてブツブツとズーと何か言っている。

何気なく聞いていたら、「これは美味しい。こんな美味しいものを相撲取りは毎日食べられるなら、俺も相撲取りになれば良かった」。
そしてまた、「美味しいなー」と大きな声で呟く。 これを延々とやっている。



お囃子の太鼓は若い女性達。


私が黙っていて、頭にちゃんこでもかけられても怖いので、こちらに被害が及ばないように何か言わないとマズイと思った。そこで私は「でも、下っ端が食べる頃は、具が無くなっているらしいよ」と言ったら、そのオタクは「だから努力して強くなり、こんな美味しいちゃんこを腹いっぱい食べたい」と言った。

そして、「もう一杯食べよう」と言って、私の前から去って行った。最近は変な人が増えているように感じる。このような人と、どう付き合えば良いのか、この年になってもまだ分からない。



回向院で行われていた「南京たますだれ」のバアサン・グループの実演。


(おまけの話)
一緒に両国に行ったのは、同じマンションに住むAさんだった。
彼は私より2歳若いが、私より老けて見えるし、痩せていて年上に見える。
Aさんと話していて、面白いことを聞いた。



相撲取りの銅像がアチラコチラにある両国という町。


いつものように「ボケ」の話だが、Aさんのお母さんは95歳で介護施設に入っているそうだ。毎月1回はお見舞いに行っているそうだが、その時の話が可笑しい。ボケというのは、その時の体調でだいぶ違いがあるようだ。



回向院には「ねずみ小僧」のお墓があると、初めて知った。 左側の白い石を、置いてある硬い石で削る。削った粉は持ち帰り、お守りにする。


調子の悪い時は、Aさんがお母さんのベッド脇に行くと、「どなたか知りませんが、いつもお見舞いに来て頂いてありがとう御座います」と言うそうで、お母さんはAさんを認識出来ていない。自分の息子も分からなくなっている。
そんな時は悲しい思いで家に帰るそうである。



若い関取のサービスで、子供を抱っこ。


調子の良い時は、「おまえはどこか体の具合が悪いのかい?、すっかり痩せてしまい、その上老けたみたいだ」と、71歳の息子を掴まえて言うそうだ。
医師に話を聞いたら、「お母さんの今の状態は50歳くらいの時代に戻っています。ですからAさん、あなたの年齢はお母さんにとっては25歳くらいなんですよ」と言われたそうだ。



JR両国駅のゆるきゃらマスコット「駅長犬」。


ボケにも色々あるようで、よくあるのが「嫁がご飯を食べさせてくれない」とか、「嫁に財布からお金を抜かれた」などが典型例である。
今ではボケも一般に認知され、多くの人の理解が進んだが、ひと昔前は本当に悪い嫁と思われていたようで、考えてみれば気の毒なことだった。
いつものことだが、ボケる前にアチラに逝きたい。



少しくたびれた感じのデキシーランドジャズ。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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