ブログ閉鎖中の話題(2017年6月30日)


ある日、急に私の住むマンションの真向かいに新築されたマンションに引っ越しをしたデジカメクラブの友人に、そのマンションの案内のお誘いを受けた。
そこでその日の予定を1日、後ろにずらしたが、私は暇人だから特に困ることも無い。そしてその翌日に、今回の徘徊先である「新橋~虎ノ門」に出掛けて行った。



「新虎通り」・・・正面は虎ノ門ヒルズの高層ビルがそびえ立つ。


新橋駅までは都バスのシルバーパスで、無料で行ける。
蒸気機関車が置いてある日比谷口側から、裏通りを虎ノ門ヒルズに向かう。
小さな飲食店が軒を連ねてランチの誘いをしているが、どこも安くて美味しそうだ。赤レンガ通りを進むと10分ほどで、新虎通りに出る。



まだ工事中だが、新虎通りの両側の歩道は広く、パリのシャンゼリゼのような感じになるらしい。


この道路は既に知る人も無くなった通称「マッカーサー道路」で、日本を占領した連合国司令官のマッカーサーが「アメリカ大使館から竹芝桟橋まで100メートル幅の道路を作れ」と言ったとされているが、後にこれは誤報であると分かった。現在は「新虎通り」と呼ばれていて、正式には環状第2号線である。



虎ノ門ヒルズの交差点から汐留方面を見る。まだ交通量も少ない。


この道路は虎ノ門ヒルズの高層ビルの真下を通過するという、日本では珍しい道路だ。
虎ノ門ヒルズから汐留を通り、勝どき(私のマンションの横)、晴海、有明に通じる道路だが、築地市場の移転問題がいまだに解決できていないので、汐留で工事がストップしている。

東京都は虎ノ門ヒルズから汐留の間を「東京シャンゼリゼ」と名付け、お洒落なカフェなどを誘致する計画で、既に数軒が営業している。



アメリカ大使館(以前の建物の方が雰囲気があった)


虎ノ門ヒルズから虎ノ門交差点、播磨屋本店、日本財団、DHCテレビジョン・スタジオ、アメリカ大使館、ホテル・オークラ、金毘羅さんなどを見ながら、また新橋駅に戻る。
このコースもなかなか見どころが多いので、いつか友人達を案内したい。
新橋駅近くで食べた「十割蕎麦」が美味しかった。切腹最中の話は「おまけ」で・・・。



ホテル・オークラは2020年のオリンピックに間に合わせるために新築工事中。


(おまけの話)
新橋から虎ノ門ヒルズに向かうと「新虎通り」に出る。
その角にある信号から道路の向こう側を見ると、左手に「新正堂」が見える。
新正堂(しんしょうどう)というのは「切腹最中」で有名な和菓子店で、その名は大正元年創業からとっている。



新正堂の店舗。この店以外には出店していない。


「なぜ切腹最中と言うか」と聞かれれば、その最中を見れば分かる。
武士が切腹したように、最中からあんこが溢れているからだ。
新正堂の現在の主人は3代目であるが、彼が考案し、家族の反対を押し切って名付けたのがこの「切腹最中」なのである。



切腹最中以外にも、陣太鼓どら焼き、景気上昇最中などがある。


なぜ「切腹」という名を思い付いたかというと、店のある場所が日本人なら誰でも知っている忠臣蔵で有名な事件に関係がある。

浅野内匠頭が松の廊下で吉良上野介を切りつけた事件の後に、浅野内匠頭は田村屋敷に預かりの身となり、その後、その屋敷で切腹を命じられた。その場所が現在の新正堂の店のある場所だからである。



「切腹最中」・・・1個200円。(中に求肥が入っている)


この最中は当初は全く売れなかったようだ。
ある時、証券会社のお偉いさんが来店し、「お客様に迷惑を掛けてしまったので、これから謝りに行くので、なにか適当なお菓子は無いか?」と聞かれた。

そこで店主は「自分は腹を切れないので、最中に腹を切らせましたと言って切腹最中を持参して謝ればどうか」と提案したところ、これが大成功で、その後はサラリーマンの謝罪の際の必須アイテムになったというから可笑しい。



DHCテレビのスタジオ。ネット番組の 「虎ノ門ニュース」を放送している。


この最中は「最中は夏には売れない」というジンクスを破り、今では1日に1000個も売れるメガヒットとなっている。そういえば、私も現役の時は謝ってばかりいたなー。
今はやっと謝罪から解放されたが、そんな時に、自分で切腹最中を買って初めて食べた。 切腹最中は甘かったが、なんだか「こそばゆい」気持ちになった。



日本財団のビル。笹川良一の嘘っぽい「孝行像」 「世界は一家、人類はみな兄弟」を最近はあまり見なくなった。




伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,395,272

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

コメントを書く
お名前 必須

名前を入力してください。

メールアドレス
(表示されません)

正しいメールアドレスを入力してください。

コメント必須

コメントを入力してください。

コメントに不適切な言葉が含まれています

パスワード必須

パスワードを入力してください。

パスワードは半角小文字英数字で入力してください。

Cookie

心の伊達市民 第一号からの関連記事

伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,395,272

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

心の伊達市民 第一号のよく読まれている記事(直近期間)

心の伊達市民 第一号のカテゴリー

心の伊達市民 第一号のハッシュタグ

心の伊達市民 第一号のアーカイブ