2021年の中秋の名月は、9月21日だった。
天気が良ければ外へ出て、写真を撮ろうと考えていた。
巧い具合に台風14号が去って、翌日から快晴となり期待が持てた。



隣のマンションの上に、月が出ていた(9月20日)


ところが前日の天気予報では「東京は夕方から曇り」となった。
「もう1日、曇るのを待ってくれればいいのにー!」と腹が立ったが、どうしようもない。
仕方ないので、「1日前の中秋の月でも見るか」と考えて、デパートで仙太郎の「おはぎ」を買って来た。



マンションの3階広場から見た月(9月20日)


夕食の時間が近付いて、外が暗くなったので窓から外を見た。
すると「ほぼ満月の時」の月が隣のマンションの上に出ていた。
女房が「ご飯はまだだから、写真を撮りに行ったら・・・」と言うので外に出た。



マンションの横に出た月のアップ(9月20日)


部屋から見た感じでは、環状2号線の橋のところに行けば良いと判断した。
ところが上から見るのと、地上から見るのでは勝手が違う。
隣のマンションが邪魔をして、全く月が見えない。
焦ってマンション3階の広場に行き、月に向って右手に行ったら見えたのである。



選手村の先に行き見晴らしが良くなり、やっと月が見えた(9月21日)


肝心の21日は天気予報は「曇り」なので、写真撮影は諦めていた。
夕食の少し前の時間になったら、女房が『月が出ているわよ!』と窓のところから言った。
慌てて私も窓から見たら、確かに隣のマンションの上に月が出ていた。
そこでカメラを持って、昨夜と同じ3階の広場に行った。



東雲(しののめ)のマンション群の上に出た月(9月21日)


ところがたった1日違いなのに、3階の広場からだと月は見えなかった。
慌てて私は朝潮運河を越えて、環状2号線をオリンピック選手村の方へ急いだ。
ところがそこでも見えない。更に先に進み、見晴らしの良い豊洲大橋の所に来て、やっと月が見えた。



雲で月が隠れるようになった(9月21日)


中秋の名月に興味を持つ人は少ない。
私がカメラを構えていると通りがかりの人がカメラの狙っている方向を見て、やっと月に気が付いている。
空が段々と曇って来て、月が雲に隠れるようになつてしまった。
そこで撮影は切り上げて家に戻ったら、途中で隣の2棟のマンションの間から名月が見えた。



家に戻る途中で、隣のマンションの間から見えた月(9月21日)


(おまけの話)
9月21日の中秋の名月は諦めていたら、女房が『せめてお団子でも食べましょう、新宿の追分だんごが食べたいわねー』と言った。そこで有楽町の床屋に行った帰りに、わざわざ新宿まで「だんご」を買いに行ったのである。

いつも世話になっている女房だから、頼まれた時は気持ち良く引き受けるように心がけている。
それが年をとってからの、夫婦円満の秘訣と思っている。


仙太郎の「おはぎ」・・・195円


新宿伊勢丹の前を通り過ぎ交差点を渡ったら、前方に人だかりがしていた。
「なんだろう?」と思って近付いたら、なんと「追分だんごの店」に行列が出来ていた。
今までに何度もこの店に来ているが、行列を見たのは初めてだ。
大凡で20人は並んでいた。5~6分は待って私の番になった。



「追分だんご」は「十五夜」で大流行り。


私は頼まれていた「みたらし」と「醤油」と、自分の分の「こしあん」の団子を2本ずつ買った。
この店の団子は1本ずつ、シッカリしたプラスチックのケースに入っている。
団子より、ケースの方が高いのではないかと思ってしまう。

家に帰って3時のお茶の時に追分団子を食べて、幸せな気持ちになった。
そして夜になり天気予報が外れて、中秋の名月が見えたのであった。



追分だんごはプラスチックのケース入り(1本183円)


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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