心の伊達市民 第一号

ペットロス症候群 

ブログ閉鎖中の話題(2017年5月10日)

ラーちゃんが逝ってから、昨日で49日が過ぎた。仏教で言うと「四十九日」である。
外から戻り玄関のドアを開けるとラーちゃんが私を待っているような気がしていたが、そこにはただスリッパが置いてあるだけだ。
手を洗うために洗面所に入っても、今まではあったラーちゃんの砂のトイレが無い。


ホタテが好きだったラーちゃん。日向ぼっこするラーちゃん。



台所へ行って冷蔵庫を開けるが、そのそばにあったラーちゃんの餌用の食器も飲み水用の器も無い。
みんな片付けられてしまい、居間の片隅の籠にラーちゃんのオモチャがあるだけだ。
ラーちゃんの面影が我が家から消えて、あるのは骨壺とお花と線香立てだけである。
現役の時と違って仕事に出掛けないので、いつまでもラーちゃんを引きずっている私だ。




3月24日に「勝どき通信」で「さよならラーちゃん」を書いて送信したら、予想外に反応があった。
いつもはコメントを寄越さない人までが、お悔やみのメールを送信してくれた。

1回のブログのコメントとしては、過去最高の24通のメールが届いた。
自分でペットを飼っている人は、長文のメールで自分のペットの話も書いてくれた。
こんなにラーちゃんが読者から愛されていたとは・・・・ありがたいことである。




お世話になった猫病院にもラーちゃんの死亡をメールで知らせた。
すると院長先生から次のような返信があった。
『御連絡ありがとうございました。ラーダちゃん頑張ってくれていたのですが、残念です』

『腎周囲嚢胞は治すことができない難病です。それでもラーダちゃんは頑張ってくれて当院ではこの 病気では一番長く頑張ってくれました。 ラーダちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。」


ラーダの骨壺とお花。(右側は娘の友人から、左側は猫専門病院の院長から)



「ペットロス症候群」という言葉がある。
ネットでの解説では「ペットを失うと、様々な心身(精神的・身体的)の症状が起こる。

これは、ペットと共に過ごす事によって培われた深い愛着・愛情が、突然に訪れるペットの「死」や行方不明などによって行き場をなくしてしまうことによって引き起こされる症状だと解されている。引き起こされる症状の程度については個人差が大きい」。




我が家の全員はそこまで酷くないが、ただただ寂しく悲しいのである。いわゆる喪失感である。例えは非常に悪いと自覚しているが、これを金額に換算してみた。

森友学園問題で話題になった「安倍晋三からです」と言って渡したとされる100万円どころではない。500万円でも足りない。1000万円を騙し取られたくらいだろうか?
でも違うなー。良く考えてみたら、金額には換算出来なかった。




私は今はまだ家族に言い出せないが、その内にまた猫を飼い、何事も無かったように可愛がるのだろう。今までもそうして来たのだから・・・・。
でも次に若い猫を飼ったら、確実に私の方が先に逝く。
そう考えると、また猫を飼っていいものかどうか?


Tさん(女性)からのお花の絵とお悔やみ文章。思わず泣けてしまった。



(おまけの話)
女房が手作りでラーちゃんの仏壇を作った。
骨壺、線香立て、お花、写真を並べたが、何か足りない気がしていた。
「おリンが欲しいわね」と女房が言った。
「そうだなー」と思った私は早速、インターネットで調べてみた。


窓際に作られたラーちゃんの仏壇。



世の中は便利になり過ぎている。アマゾンでも楽天でもおリンを売っている。
しかも安い。写真で見たところでは、3000円くらい出せば立派なおリンが買える。
女房が言った。「もっと良いものが欲しい。この際、純金のおリンを買わない?」。
「エー!」と思ったが、逆らってもいけないので、またネットで調べた。


Amazonで買った3000円のおリン。 チーンという音の響きもよく、純金製に負けていなかった。



ゴールドの専門店の田中貴金属のHPを開いて驚いた。
見た目はあまり変わらないおリンが、一番安いもので112万円、一番高いと1196万円である。しかもそれぞれの音色をネットで聞けるようになっているから、更に驚いた。

試しに安いものと高いものを聞き比べてみた。チーンという音が25秒くらい続く。
さすがに引退オヤジに純金を買う財力は無いので、アマゾンに金メッキの3000円のおリンを注文したが、届いたおリンを叩いてみたら純金のおリンより音が良かった。


田中貴金属店の純金のおリンの数々。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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