ブログ閉鎖中の話題(2017年5月31日)

Anhさんは日本に来る時に、私にたくさんのお土産を持参した。
自分からだけでなく、Mhin Duc副校長から、4月に来たNhienさんから、更に名古屋の会社に就職しているVyさんからもと、持ち切れないほどのお土産だった。ベトナム人は昔の日本人のように、「お土産好き」のようだ。


 Anhさんから、Minh Ducさんから、Nhienさんから



2日目にアインさんは友人と会って、上野で私と別れた。その後のことである。3人で渋谷の交差点を見に行ったのだそうだ。
渋谷駅前の交差点はスクランブルになっている。

外国人が驚いてfacebookで世界中に拡散しているのは「あんなに大混雑の交差点なのに、日本人は秩序を持って道路を渡る」ということで、そんなに驚くことかなー?


築地波除神社の「お歯黒獅子」の前で。



渋谷で3人で食事をした後に、JR山手線に乗り3人で代々木駅で降りた。
ここには大江戸線が通っているので、友人夫婦は親切に彼女を大江戸線の改札口まで送ってくれて、「もう大丈夫」ということで、そこで彼らと別れたのだそうだ。


浜離宮恩賜庭園の「お伝い橋」で。



ところが勝どき駅の改札口をを出たのはよいが、初めての単独行動の上、夜なので景色に全く見覚えが無く、どちらに行ったらよいか分からなくなってしまったと言う。
私に電話するのは恥ずかしいので、実習生のBichさんに電話をして駅まで迎えに来てもらったと恥ずかしそうに言っていた。


浅草・吾妻橋の船着場で。



翌日は実習生が働く会社を訪問する日で、ESUHAIの担当者と上野駅で待ち合わせをすることになっている。前日に私の教えた経路で「大丈夫です。1人で行けます」と大見得を切った手前もあり、今さら「1人で行けない」とも言えなくて、待合わせの1時間前に上野駅に着くように出掛けて行った。


浅草寺の仲見世通りで。



その日の午後9時になり「戻りました」と電話があった。
そして明日の朝は早いので、女房にお別れとお礼の挨拶に来た。
彼女は「今回の日本訪問はとても良かった。私の人生に大いに影響を与えた。これを生かして頑張ります」と言っていた。


皇居前広場で大手町のオフィスビルを背景に。



翌日は午前8時に勝どき駅そばの「なか卯」で、私と一緒にまた鮭定食を食べる。彼女はこのご飯が相当に気に入ったようだ。
実は彼女の実家はベトナム南部の農地地主なのだが、「日本のお米は美味しい」と何度も言っていたのが可笑しい。

その日はまた会社訪問をして、夕方の新幹線で名古屋に出て、明後日の朝早く飛行機に乗り香港経由でホーチミン市に帰り着く。
Anhさんの人生の幸運を祈る。


GINZA6で。



(おまけの話)
Anh(アイン)さんに東京の印象に付いて聞いてみた。
「日本ではどんなことに驚いた?」
アインさんは「町が清潔」、「交通が便利」、「町の中に緑が多い」、「老人が多い」、「人の歩くスピードが速い」と言った。
私がベトナムに滞在している時は、これと全く逆のことが私の印象だった。


銀座「LION」のサンプル前で。



「何が一番美味しかった?」と聞いたら、「全部美味しかった」と答えたが、多分にお世辞が含まれていると思う。
その証拠に「うなぎはどうだった?」と女房が聞いたら、「考えていた味と違い、複雑な味だった」。
そしてとって付けたように、「でも美味しかった」と言ったのである。


深川不動尊でお参り姿で。



東京最終日の25日は東京駅でESUHAIの社員と待ち合わせて、宇都宮の会社を訪問すると言った。大きな荷物3つの上に、小雨も降り出したので、私は彼女を東京駅まで送った。

改札口の前で彼女は突然、泣き出した。私との別れが惜しいらしい。
出勤時間と重なったので、駅は通勤客で溢れている。
おまけにハグまでしたのだから、「あのジジイ、朝から若い娘と何してるんだ!」と通勤客は思っただろうなー。「違うんだよ!」と大きな声で言いたかった。


東京駅で別れを惜しんで泣くAnhさん。(演技ではない)


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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