少し前に「台所のダウンライト」の話を書いた。その続きの話である。
本職に頼むと15万円も掛かるところが2580円で済むのだから、我ながら良いアイディアであると思っていた。そしてテスト点灯の後に、追加で同じものを注文したのである。


これをキッチンの3ヵ所に設置すれば、今までより明るくなる。
余った1本は廊下に設置すれば、これは本来の使い方である非常用ライトとなり、私は夜中にトイレに行く時に廊下の電気を点けないで済む。




      先ずは製品を充電するかテストしてみた。


私が購入した非常用・充電式蛍光灯は、予想以上の明るさで、女房も大喜びだったのだが・・・。
ところがここで私の「早とちり」が出てしまった。
女房からクレームが付いた。『たった2時間で電気が切れてしまう。これでは毎日、充電しなければならず、使い物にならない』。


でも女房からクレームが付く少し前までは、自分でも「大成功!」と思っていた。だが確かに「2時間では短過ぎる」と、私も思った。そこでなんとか名誉挽回の為に、解決する方法を考えたのである。




      「電源」ON/OFF用スイッチ


それなら『充電しながら使うのはどうか?』と思い付いた。これなら毎日の充電は不要となる。
そこでこの方法を成功させるために、色々と必要なものを買いに行った。
「マイクロUSBケーブル 1.2メートル用」、「オン・オフ用スイッチ」、「両面接着テープ」、「コード・フック」があれば出来そうだった。これで3つの蛍光灯が電源から常時、接続するようになるので、通常の蛍光灯のように使えると思った。




      USB用3口コンセント(天井に貼り付け)


「マイクロUSBケーブル」は,電源から少し離れた蛍光灯用である。
「オン・オフ用スイッチ」は不要の時、また充電済で放置するのも心配なので電源を切るためである。
「両面接着テープ」はUSB端子の3口用コンセントを食器棚の裏天井に貼り付けるためである。
「コードフック」は配線を纏めたり、垂れ下がりを防止するためである。これで準備完了をなった。




     右はマイクロUSBのケーブルを止めるコードフック


作業は大して難しくはないが、食器棚の裏側に設置するので見え難いのが難点だった。
ただ取り外しが出来る今回購入した充電式蛍光灯があるので、それを使って照らしながら作業を進めた。
少し失敗もあったが、初めてにしては上手く行ったと自画自賛である。


そしてスイッチを入れてみた。キッチンが明るく照らされた。我ながら上手く行ったと思った。
これで「何時間でも使えるようになった」と思った。




      ケーブルを接続してテストしてみた(赤色は充電中)。


女房を呼び試運転をしたら喜ばれたが、『電線が表に出ているので、見栄えが少し悪いわねー』と言われた。でもこれは仕方ない。『専門家に頼めば15万円なのだから』と言い訳をする。
試運転を終り、電源スイッチを切ったところで、新たな問題が発覚した。


このランプは充電式なので、電源を切ってもランプの明りは切れないのであった。
そこまでは気が付かなかった。でも考えてみれば、「そりゃそうだ!」である。
仕方ないので電源を切った後に、個別の蛍光灯の電源も切ることにした。




       完成状態で、点灯(充電中)


購入品、作業手順を写真に撮り、完成して点灯したところも写真に撮った。
これはマンションの知り合いに送ったメールで、もし我が家と同じような問題を抱えている人がいれば、これらの写真が役立つと考えたからである。今は良い時代になった。説明するのも現地に行かずに、メールに写真を添付して、そこに説明文を書けば良いのだから。


ある時、このサイトの管理者からメールが来て、『橋本さんは、そんじょそこらの若い人に比べるとITリテラシーが高いですよ。「高齢者だから」という理由は橋本さんには当てはまりません』と嬉しい内容だった。




        4本買ったので、1本は廊下に(これは本来の目的に合うので非常に良い)


(おまけの話)
同じマンションの知り合い数人に、このことを知らせてあげた。
すると同じ階のTさんという女性から、思い掛けないメールの返信があった。
『我が家はその問題で非常に困っていた。ありがたい情報です。早速、買ってみます』とあった。
そして『実は我が家も数年前からこの問題で悩んでいました』。




     朝日が向かいのビルに反射している。


更にメールは続き『取り換え用のハロゲンランプを買って来たのですが、まずプラステックのカバー部分が取り外せない。無理やり外そうとして、1つはとうとうヒビが入りました。別の用件で来た電気屋さんが外そうとしましたが、失敗して諦めて帰りました。カバーを無理やり外したのですが、今度はハロゲンランプが上手く繋がらない。細い針金のようなものを穴に突っ込んでも駄目で、諦めました。とうとう全てのライトが消えて、数年前から暗いキッチンで換気扇のランプを頼りにお料理していました』と、驚くような内容だった。




       雲があった方が青空が映えるように感じる。


そこで私が設置した蛍光灯の作業の様子を写真に撮り、完成までの手順を知らせてあげた。
しばらくしてから、その結果報告があった。
その家の主は文系の男らしく、私がやったようには簡単には出来なかったようだ。


それでもなんとか完成し、6年間の暗闇キッチンから解放されたようだ。
久し振りに「他人の役に立った」と、「用無し男」の自覚をしていた私には嬉しい知らせだった。
目出度し!、目出度し!




       夕陽がビルの向こうに落ちて行く




伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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