心の伊達市民 第一号

2匹の子猫がやって来た

ブログ閉鎖中の話題(2017年6月09日)


猫のいない生活は寂しい。
犬のように甘えたりしないし我が儘だが、それでも猫には癒される。
5月7日に日本橋で猫の譲渡会が開かれたので、「見るだけ」という約束で家族で見に行った。
大勢の人が下見に来ていたが、我々は可愛い猫がいないのでそのまま帰った。




  
             猫の譲渡会のポスター


5月21日(日)に中央区役所・月島センターで猫の譲渡会があると知り合いに教えられたので、また家族で見に行った。今回は参加者も多くなく、猫もゆっくり見られるし、係の人とも話が出来た。
10数匹の猫がケージに入れられて、テーブルの上に並べられている。




          
           区役所のポスター「高齢者を狙った詐欺に注意」


多くは8歳などの肥満・高齢猫であった。そこで係の人に長々と話を聞いた。
「ここにいる猫にはその裏には色々な事情があります。引越し先の次のマンションがペット禁止、飼い主が死亡した、飼い主夫婦が離婚した、経済的に飼い続けられない、飼うのに飽きて捨てたなど身勝手なものもあります」。




 
     区役所のポスター「凶悪犯人の手配書」


猫には猫の人生があるように、猫には飼い主の人生が反映しているのである。
ここへ来て、初めて知ったことがある。
「70歳以上の人は猫の譲渡会には参加できない」という条件である。私がそれに当て嵌まる。
猫より先に飼い主が亡くなる確率が高いからだと言うが、そうかもしれない。


また譲渡される猫は「ワクチン済」、「猫エイズ・陰性」、「白血病・陰性」、「避妊・済」なので、譲渡時にその費用を支払う。





  
       猫譲渡会の会場入り口ドア。





今回の譲渡会で、気に入った猫がいた。しかもメスの姉妹で、2歳だそうだ。
白黒模様で、黒が多い方が「なずな」で、白が多い方が「つくし」である。私は「なずな」がいいと思ったが、家族は「姉妹が別々では可哀想でしょ!、2匹とも譲ってもらいましょう」と言うから、私は何も言えなくなった。






 
        白毛の多い「つくし」。目の色が綺麗。



この姉妹は区内の中華料理店のオヤジがテラスで飼っていたが、事情があり飼い続けられなくなり、譲渡会に預けたそうだ。
他にも希望者がいれば抽選となるそうだが、「2匹、一緒に引き取るという人が優先されるから大丈夫でしょう」と言われた。





 
        黑毛の多い「なずな」。この子も目の色が綺麗だ。





飼い主としての年齢制限に引っ掛からない娘の名前で申込の手続きをし、係のオバちゃんと話をした。
私 「最近は野良猫を見掛けませんねー」
係 「ボランティアの人が野良猫を見付けると、回収するのでいなくなりました。今年の3月に最後の1匹の野良猫を回収したので、もういません」。


小金井に住んでいた時は、野良猫なんてそこら中に当たり前にいたのが、中央区に来たら野良猫もいない。都会はどうも清潔過ぎる世の中になっている。







     ネコの詳細説明書



(おまけの話)
猫の譲渡会で2匹の猫の引取り申し込みをした時に、係の女性に言われた。
「譲渡希望者が多い場合は抽選となり、当選者には夜までに連絡をします。外れた方には 連絡は行きません」。
それが暗くなっても電話が鳴らない。 少し心配になって来た。





             右がオセロ、  左がポワン。 猫は狭いところが好きである。





それが私が風呂に入っている時に電話があって、「橋本さんに決まりました。ただ以前にそのマンションの33階から猫が転落したことがあるので、ベランダに出られないように網戸を作って下さい。そして網戸が出来たら連れて行きます」と言った。
そして5月28日の夜に2匹の猫を届けに来た。




 
      オセロの目はとても綺麗な色をしている。怖がって出て来ない。



さすがに2歳という若さだけあって、元気が良い。
猫の名前は自分たちで新しく付けることにした。
色々と考えたが、娘の案が採用され、白黒が「オセロ」、鼻の脇に点があるのが「ポワン」と名付けられた。


もう2匹が来ただけで、我が家は明るくなったような気がする。
その内にオセロとポワンの活動報告があると思うので、お楽しみに・・・・。






 
    ポワンの鼻の脇の黒点が気になる







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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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