心の伊達市民 第一号

一勝一敗の彼岸花 


20日は雨の中を彼岸花の撮影に行ったが、あまり納得していなかった。
そこでネットで「東京の彼岸花」を検索してみたら、「宝蔵院」と「東綾瀬公園」が出て来た。このどちらも初めて知る場所だ。
そこで22日は台風が去り雨も上がったので、この2ヶ所に行ってみることにした。


月島駅から乗った大江戸線は「子育てスペース」がある車両だった。



宝蔵院はJR小岩駅からタウンバスに乗って、「奥戸新橋で降りて2分」とあった。
月島の図書館に本を返し、大江戸線で両国へ出た。
そこからJR総武線で「小岩駅」に降りたが、タウンバスらしき停留所が無い。

交通整理をしていたオジサンに聞いてみたが分からない。
交番も無いのでアチコチ歩き廻り、駐車場のオジサンに聞いてみた。
彼は『俺は乗ったことはないが、向こうの広い道路の方じゃないか』と言った。


大江戸線「両国駅」からJR「両国駅」までは遠い。途中に両国国技館がある。



そちらに行ってみたら、バス停に人が並んでいるのが見えた。
それがタウンバスで、1時間に2本しかバスは来ない。
やっと来たバスに乗り、2つ目の停留所の「奥戸新橋」で降りた。
辺りを見渡したところ森が見えたので、「あれが宝蔵院に違いない」と決めて歩いて行った。


石仏の手前に植えられた彼岸花



私の勘が当たっていて、そこが宝蔵院だった。
門を入ると向こうの方に、3人ほどのカメラマンがいるのが見えた。
私が近付くと左側に石仏が並んでいて、その前に彼岸花が咲いていた。
彼岸花は仏教と関係がある花なので、やはり寺が良く似合っている。


 石仏と彼岸花は似合う。



1人のオヤジ・カメラマンが正面で接写で彼岸花を撮っている。
そのオヤジが撮り終わったら私も撮ろうと思っているのに、なかなか場所を空けない。
仕方ないので、右手の裏門の方にある彼岸花の方に行ってみた。
こちらはあまり花が多くなく、石仏も無いので絵になり難い。


 端の方には可憐な感じの彼岸花



裏門の石垣の上に並んだ彼岸花は、なかなか良かった。
そこにもカメラマンがいたが、彼はキンカンのような柑橘類の写真を熱心に撮っていた。彼岸花で有名な宝蔵院で「柑橘類の写真を撮る人もいるんだなー」と、変に感心してしまった。

そろそろ接写をしていたオヤジも場所を空けただろうと思い、元の場所に戻った。
ところがまだそのオヤジは、接写撮影を続けているので驚いた。


裏門へ行く途中には白い彼岸花が植えられていた。



私は焦る。なぜかと言うと、帰りのバスの時間までもう10分を切っているからだ。
これを逃すと、次のバスまで30分も待たなければならない。
『時間が無いから、いい加減にどけ!』と言うわけにもいかず、正面の写真は諦めて斜めからの写真で我慢した。慌てていたので露出が合っていなくて、少し暗い写真となってしまった。


裏門の石垣の上に咲いていた彼岸花



(おまけの話)
次の目的地の「東綾瀬公園」の彼岸花を撮りに向かった。
そこへ行くのはかなり厄介なようだ。

宝蔵院(奥戸新橋)~(タウンバス)~JR小岩駅~JR亀戸駅~(都バス)~東武鉄道「押上駅」~曳舟駅~北千住駅~(地下鉄千代田線)~綾瀬駅と5回も乗り換える。
駅を降りれば「東綾瀬公園まで1分」というのは調べてある。
右手にそれらしきものが見えたので、そちらに向かって歩いて行った。


「東綾瀬公園」は彼岸花が咲いているとは思えない雰囲気。



すぐに「東綾瀬公園」というアーチがあり、「ここで間違いない」と確認した。
しかし彼岸花が咲いているような雰囲気は、全く無いので少し心配になった。
この公園は縦に細長いので「この先だろう」と思い、進んで行ったら突き当りになってしまった。

公園の掃除をしているオジサンに聞いたら、「知らないねー」と言う。
地元の人が知らないなら、「ここではないのかも?」と思い、スマホで検索してみた。


モダ―ンな建物「東京武道館」



すると「ここで間違いない。しかしもっと先のようだ。突き当りを左折して、その先の右側にまた公園が続いていたのである。突き当りの左側には立派な「東京武道館」があり、本家の「日本武道館」よ立派だった。
その奥の続きの公園は、なんとなく彼岸花がありそうだった。

少し歩くと右側に人口の水路があり、そこに彼岸花が咲いていた。
しかし他の植物の中から伸びて咲いているので、知らない人は「これが彼岸花の葉だ」と勘違いしてしまう。
わざわざ見に来るほどのところではなく、疲れがドッと湧いて来た。


  彼岸花の「葉」と間違えそう。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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