心の伊達市民 第一号

リベンジ・クルーズ 


10月4日・午後の「東京みなと丸」による東京湾クルーズの乗船を申し込み楽しみにしていたら、午前8時過ぎに担当者から電話があった。そして『本日は強風の為に、午後の出航は中止となりました』と告げられた。

かなりガッカリしたが、これはどうしようもない。
そこで改めて、「リベンジ・クルーズ」として、11月2日の午前中の出航の乗船を予約した。最近は乗船希望者が少なく、10日前でも予約が取れた。


レインボーブリッジの下をくぐる。



この日は前日と打って変わり朝から快晴で、最高気温は22度ということだった。
前回の「強風により中止」には、リベンジとしては絶好の日である。
「東京みなと丸」の定員は50名であるが、コロナ対応で25名の募集である。

しかしこんな絶好の日なのに、この日は定員に満たない19名だった。
乗客はジジババばかりなので、10時の受付開始には全員が来ていた。
そこで船は定刻が10時30分なのに、10時15分に出航した。


 海の上で出会った船の数々。



私はいつも進行方向に対して右側の席に座るのだが、今回は左側に座ってみた。
船はすぐにレインボーブリッジの下をくぐり、左にお台場、右に大井埠頭を見ながら進む。海上には仕事のための船が行き交う。

左手に観光用の水陸両用バス、右手にタグボート、大型運搬船、浚渫船、日本通運の大型船などが行き交うのが見える。右手の大井ふ頭では、ガントリークレーンが忙しそうに働いている。


引き返し地点で羽田空港から飛び立つ飛行機が見えた。



しばらく進むと今回のコースの引き返し点に来たらしく、大きく輪を描くように反転する。左手後ろに羽田空港がぼんやりと見えていて、丁度、飛行機が離陸して上昇して行くところだった。

船は水路を右に曲がり進んで行く。正面に東京スカイツリーが見える。
右手には東京ゲートブリッジが見えるが、私の席からだと反対側なので窓越しで見た。
かなり前に初代のクルーズ船の「東京丸」に乗船した時は、船はゲートブリッジの下をくぐったこともあった。


 青海コンテナーヤードのガントリークレーン。



東京ゲートブリッジの手前で船は反転した。
そして東京ビッグサイトを右に見ながら、もと来たコースを戻って行く。
左手では石炭の荷下ろしのクレーンが見える。

右手は青海コンテナヤードで、その先を右に曲がる。右手にガントリークレーンを見ながら進む。このガントリークレーンの愛称は「キリン」と言うそうだ。
確かにキリンに似ているようにも思える。


中央防波堤で石炭を降ろしている。



左手に大井コンテナヤードが見えて来ると、そのはるか後方にぼんやりと富士山が見える。海上から富士山が見えることは滅多に無いことだそうで、今日は本当に絶好の日だ。ガントリークレーンとクレーンの間に富士山が見えるのも、変な光景だ。
でもどこからでも富士山が見えるのは、日本人には心地良い。


 東京ゲートブリッジは私の席の反対側だった。



間もなくして、レインボーブリッジが前方に迫って来た。
正面に私の住むマンションが見える。右手には私はいつも行く「豊洲ぐるり公園」が見える。晴海埠頭の前で船は左旋回して、そのまま竹芝小型船船着き場に到着した。
1時間20分の無料の船旅だった。

天気も良く海も穏やかで良い船旅だったが、私が少し気に入らないことがある。
それは「窓が開かない」、「客席から船の前方が見えない構造である」、「前方は大きな液晶画面で見る」、「2階は貴賓席で入れない」の4つである。他は十分に満足できる。


 大井埠頭の後方に富士山が見えた。



(おまけの話)
船の話題をもうひとつ。
中央区が主催する「中央区まるごとミュージアム2022」の企画で、周遊船乗船の募集があった。我が家の近くの朝潮桟橋から日本橋までのコースがあったので、それに3人分を応募したら抽選に当った。

今年の私は「無料」という募集にはよく当るが、株式のIPO募集には全く当選しない。
1回だけ「補欠当選」があったが、それもその後、「繰り上げならず」と通知があった。どちらが良いかと言えば、圧倒的に「IPO」の方である。


 前方に見える「相生橋」を過ぎると隅田川に入る。



以前は我が家の窓から乗船予定の朝潮桟橋が見えたのだが、今年になってから建設中のタワーマンションが高くなって来て見えなくなってしまった。
13日の日曜日の午前10時30分に、「スカイホープ」というオープンデッキの船に乗った。定員は44名であるが、定員に満たず28名が乗船した。

天気予報では「雨」であったが、幸いにも朝から晴れていた。
船は晴海運河を進み相生橋を過ぎて、左手に「リバーシティ21」を見ながら進む。
そして隅田川に入った。


 高速道路の橋脚を取り除く工事が進行中である。



永代橋が見えて来ると、左折してその手前の「日本橋川」に入る。
ここからは狭い水路で、途中から水路に出高速道路の橋脚が林立するようになる。
江戸橋を過ぎると、もう日本橋が見えて来る。

今回はサービスで日本橋の下をくぐって反対側に行き、そこでUターンしてまた日本橋をくぐって桟橋に着岸した。
わずか30分足らずの船旅だったが、ポカポカ陽気の中でとても気持ちが良かった。
船から降りると大勢の人達が乗船を待っていた。みんな晴海桟橋は面倒だし、場所も分からないので申し込まなかったのだろう。だから我々の船は定員に達しなかったのだ。


 日本橋の上から見下ろす「日本橋船着場」

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コメント

  1. Shinji

    Shinji

    返信

    いつも見る街を海上から眺めるのは新鮮ですね!港では忙しく、それぞれの人がそれぞれの仕事をしているのだ、ということを見せられます。こんな海上遊覧がタダだなんて、幸運です。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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