
心の伊達市民 第一号
【銀座百点(1月号)】
銀座百点という小冊子のことは、以前に取り上げたことがある。
これは定価は275円だが、少し高級な店に行くと無料で置いてある。
久し振りに「銀座百点」をもらうために老舗の天婦羅屋の「天国に行き、ランチ天丼(1500円)を食べた。
わざわざこの小冊子をもらうために、いつもの「うどん」ではなく天丼にしたのには訳がある。12月号の続きの話を読みたかったからである。ところが家に帰って開いてみたら、それが無い。もしかしたら「月刊日本橋」だったのかもしれない。最近はこういうことが、良く起きる。ボケたか?
【荒汐部屋を覗く】
中央区報を見ていたら、なんと中央区に「荒汐部屋」という相撲部屋があると書いてあった。いまは二代目の親方で、現役名「蒼国来」で本名は「エシクシー・トクシン」という内モンゴルの出身者である。
この部屋はインターネットで弟子を募集し、それが大成功したという話題の部屋である。部屋の場所は明治座の近くなので、とりあえず見に行ってみた。
少し奥まった3階建てのビルで1階が稽古場らしい。人影が無い。その時に外国人の相撲ファンらしき男が来た。そしてドアから中を覗いただけで、帰って行った。
声を掛けようとしたのだが、もう先に行ってしまった。
いまは初場所で、その上にコロナなので、稽古が見られないのが残念だった。
【海技教育機構からの回答】
少し前に豊洲ぐるり公園の先端から、大成丸の出航を見ようとして待ったが見られなかった話」を書いた。その理由を海技教育機構に問い合わせたら、メールで下記の返信が来た。
『海技教育機構の練習船にご興味をお持ちいただき誠にありがとうございます。大成丸は1月6日に有明の多目的埠頭を出港し、銀河丸は1月7日の予定を9日に変更して晴海の海技教育機構専用桟橋を出港しました』
『練習船は様々な事情により頻繁に行動予定を変更しますので、HPの修正が間に合わない場合があります。せっかくお見送りに足をお運びいただいたのに、大変申し訳ございませんでした』とあった。
そうかー。船は電車のように正確ではないんだ。
【GINZA SIXのアート】
銀座6丁目にあるから「GINZA SIX」である。私はたまに家族と一緒に6階のレストラン街にいくことがある。
1階の入口から入り、エスカレーターに乗ると2階から上が吹き抜けになっている。
その吹抜には珍しいアートが吊り下がっている。たまにアートの入れ替えがあるようだ。
いまはマンガのような変なものであるが、作者はジャン・ジュリアン(フランス人)である。テーマは「The Departure」で、その意味は『地上から離れ空飛ぶ絨毯に乗って、世界を探検するというテーマ。大小様々な5つの絨毯に乗ったPAPAER PEAPLEが自由自在に吹き抜け空間を飛び回る。即ち出発を意味する』。
現在は8代目だそうだが、第1回は水玉模様のアーチストの草間彌生だった。
ここでも「芸術は難解だ!」
【早とちり】
コロナのせいで、3年近くマンションの友人達とカラオケをやっていない。
最近のことだが、みなに黙って1人でカラオケをやってみようと思い、カラオケルームを予約した。当日の予約時間になったので、「シータワー」3階のNo.1の部屋に行ってカードキーをドアのセンサーに当てたが開かない。
何度やっても駄目で諦めて自宅に戻り、正月休みで管理会社も休みなので事情を書いてメールを出しておいた。正月明けにメールで返信があり、『予約を見ると、橋本様の予約はMIDタワーのNo.1になっていました』とあった。
私が早とちりして、予約部屋を間違えていたのであった。自分に腹が立ち、1週間後に同じ部屋で1人カラオケをやった。
それにしても、最近は「早とちり」が増えたなー。
【隣のタワーマンション】
我が家の運河を挟んだ斜め後ろは、私が越して来た時から5年間は倉庫会社の敷地だった。それが2018年の3月に倉庫を壊して、タワーマンションを建てる工事が始まった。
最初は整地をしたり、杭打ちをしたりで、なかなか建物に着手しなかった。
それが段々と形が出来て来て、建物が上へ上へと伸びて行った。
そして2023年1月では、ほぼ見た目の建物は出来上がったのである。これから急いで内装を完成させるのだろう。今まで見えた風景が見えなくなった寂しさがあるが、我が家も同じことをしてきたのだから仕方ない。都心の宿命である。
【銀座食料販売㈱】
銀座通りを新橋方面に進み、8丁目で左に曲がると「銀座食料販売㈱」という、なんとも銀座に似つかわしくない社名の会社がある。戦後すぐの配給所みたいな名前だ。店先に置いてあるのは「米」である。だから米屋なのである。
その先の天婦羅屋の「天国」に行く時に、私はこの前を通る時がある。そして私の子供の頃を思い出す。
戦後の食糧難の時代に食料の配給があり、我が家から300メートルくらい奥に行った突き当りの大きな家の前が配給の場所だった。それからしばらくして、オヤジはその家を買って一家で引っ越した。持ち主は黒崎さんという名家で、別荘に使っていたらしい。家の中に能舞台があり、別棟にはビリヤードの建物まであった。私が小学校5年生の時のことで、学校が遠くなってしまったのが嫌だった。
(おまけの話)『写真展』
【暇な時はフォトギャラリー(1)】
本当に何もやることが無い日は、私はフォトギャラリー巡りをする。
良く行くギャラリーには、次のような9ヵ所の場所がある。
銀座では「富士フォトギャラリー」、「キャノン・ギャラリー」、「SONYギャラリー」。有楽町では「EPSON epSITE」、「丸の内ギャラリー」。
新宿では「NIKON THE GARALLEY」、「OM SYSTEM PLAZA」。四谷では「ポートレート・ギャラリー」。そして半蔵門では「JCIIフォトサロン」である。全ての場所が都営大江戸線か、都バスで行けるのが助かる。
多くの作品を見続けているが、残念ながら一向に私の撮影した写真には影響を与えていないようだ。
【暇な時はフォトギャラリー(2)】
銀座の「キャノンギャラリー」に行って驚いた。そもそも写真展のタイトルが「死者の日」である。会場に入ると、オドロオドロしい写真の数々に出会う。
たまたま誰もいなかったので、急いで外に出た。
有楽町の「EPSON epSITE」にも行ってみた。タイトルは「UNMEASUREBLE」であった。真っ黒の大きな写真が何枚もあったが、私にはただの黒板のように見えた。
評者のコメント読んでみた。そこには『黒とグレーだけで表現されたミニマムかつコンセプチョナルな作品で、一見するだけでは何が写っているのか判然とせず、1枚1枚をじっくり見ることで偶然が作り出す画面の変化に気付かされる』とあった。私が見た直観は間違っていなかった。
【S子さんが、また入選】
マンションのデジカメクラブのS子さんの話である。
クラブを立ち上げてから8年くらいを私は会長を務めていたが、今年からS子さんに譲った。なにしろ彼女の写真の技術向上が素晴らしく、色々なフォトコンテストに応募しては入選している。
今回は全日本写真連盟首都圏ブロック撮影会「横浜」という写真展で、「特選」になったそうだ。そこでその写真が展示してある朝日新聞社の2階コンコースに見に行った。
さすがに「特選」だけあって、私には撮れない写真だった。会長を譲って良かったと感じた。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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10/13(金) きのこから森を観て、森から地球を観る 〜愛ある きのこアドバイザー 中嶋潔ワールドへようこそ!
きのこ観察会にて この日は、倶知安にある「GURUGULU」というオフグリットのゲストハウスで「きのこ観察会」が行われました。 参加者は小さなお子様から大人までの15~6人。 この日筆者は、「きのこ観察会」への参加と、今回の主人公 中嶋潔氏 の取材目的で出かけて行きました。 お天気最高の野外活動日和♪ 実は筆者、潔さんの観察会には“きのこ”以外でも参加しています。 今回で4回目。 中嶋潔ワールドは、毎回飽きることなく楽しい時間を過ごせます。 何故かって? それはきっと、森愛溢れる潔さんと森にいると、とても楽しくて、平和で、幸福感が何倍にもなるから。 森がいっぱいの日本に住んでいて良かった! 地球に生まれて良かった! そんな幸せの時間を与えてくれる人だからです。 子どもも大人も惹きつける潔さんの技はひとえにお人柄が成すものです。 子どもって、そういうところを察する力に長けていますので、すぐに人気者になってしまいます。 中には、きのこ博士くん候補生のように詳しい子もいました。 毎回観察会を楽しみにしているご家族もいらっしゃるようです。 そして観察会の締めは約11種類もの“きのこ”が入ったうどんを毎回振る舞ってくれます。 実は皆、これも大の楽しみ🎶 林床への興味 実は潔さんは、あの難関資格「森林インストラクター」でもあり、「きのこアドバイザー」でもある森の人。 2001年から6年間林業に携わり、現在はニセコのリゾート会社にお勤めです。 「北大のポプラ並木が倒れたり、支笏湖周辺の森の木が軒並みなぎ倒された大きな台風が来た2004年、悲しいことにリストラに遭ってしまいました。管理する木がほとんど倒れて無くなってしまったからです。でも林業の仕事が大好きだったのでその後は民間会社の林業部門で働きました。林業に携わっていた6年間で行っていたのは、育苗・植林・伐採・管理。おもにトドマツ・アカエゾマツ・カラマツ・ミズナラ・ケヤマハンノキなどを植えていました。働き始めた頃は何も知らなかった樹木の名前も、毎日触れて観察をしているうちに、2年で倶知安周辺の樹木は全て覚えてしまいました。この地域の樹木について、ある程度把握できてきた時に、次に興味が湧いたのが、いつも樹木のそばの地面にいる、きのこたちでした。」 「興味を持ち始めた頃から直ぐに“きのこ観察会”を催すようになりました。自分自身はまだまだよくわからなかったので、黙々と独学もしつつ、『誰か詳しい人!?』と呼びかけて興味がある人や詳しい人と一緒に観察をすることで少しずつ覚えていきました。最初の頃は図鑑を森に持って行き、調べながら歩いていました。でもそれをやるとなかなか進まず多くを観察できません。実は、“きのこ”ってまだ良く分かっていないことが多いです。日本には5千〜1万種類くらいはあると言われていますが、その内、名前が付いているのは2500種類くらいです。そしてそれらのうち、一般的な図鑑に掲載されているものが800種類ほどです。名前のない不明菌と呼ばれるものの方が非常に多いことになります。実際に森を歩いていてもわからないものがたくさんあるわけです。だから、図鑑を持ち歩くのはとても非効率になります。ある日、北海道大学名誉教授の五十嵐教授の観察会の仕方を見て衝撃を受けました。森の中では一切図鑑を開かなかったのです。だから、僕も現場で図鑑を開かずに、種を言い当てることができるようになる努力をしました。きのこ用のカメラを買い、色々な角度から写真に収めてあとで調べるという方法をとりました。10年くらい続けてやっと種の見分けに信憑性が出てきたかな〜。」 にわか仕込みで覚えようとしている筆者には耳が痛い話です^^; 「また、FaceBookでは『北海道のきのこ好き』というグループを作って、常に新鮮な情報交換をしています。オンライン上の趣味のグループって、とかくイザコザが起きやすいのですが、このグループは居心地の良いグループにしたかったので、しっかりルールを守り、ネット上のマナーをわかってくれる人のみを承認するようにしています。自分がなかなか見られない“きのこ”も皆さんがシェアしてくれるのでとても勉強になります。」 常に学ぶ姿勢を止めない潔さんです、 そしてじきに、潔さんに転機がやってきます。 「ニセコのある会社から、スキー場ゴンドラの夏季営業を始めるに際し、山頂で自然体験部門を立ち上げるのでその担当者にならないかという話しが舞い込みました。好きな分野でしたので直ぐにお引き受けし、2007年から2020年に廃止されるまで担当しました。コロナ禍がきっかけでその部門はなくなってしまい、今は別のセクションにいるのですがあれは楽しい仕事でした。」 今ももちろん“きのこ”への愛は変わらず持ち続け、観察会活動はライフワークとして続けているというわけです。 「ところで、“きのこ”は確かに可愛くて面白いですが、それほどまでにのめり込んだのは何故ですか?どこにそんな魅力を感じたのでしょうか?」 「石炭期を終わらせたのは“きのこ”だという話を知っていますか?」 「え? あ…はい。一応ネイチャーガイドの端くれですので…」 「“きのこ”への興味は食べられるor食べられないだけではありません。まず、一期一会で神出鬼没なところが面白いのです。“きのこ”への興味を覚えてから20年超えてもまだまだ情報は更新し続けています。実に奥が深い。地球上の“きのこ”の登場は、酸素と二酸化炭素濃度のバランスに関係しています。地球上にきのこが登場する前、植物たちは枯れても分解されることがないので、その遺骸は地面に溜まり続け、それが石炭となって地面の中に二酸化炭素の多くを封じ込めてしまいました。そのため地球の酸素濃度はどんどん上がり続けましたが、“きのこ”を含む菌類の登場により、死んだ樹木を菌類が分解するようになり、石炭はできなくなってしまいました。その後、大気は現状の酸素濃度で安定し、土壌も変化し生き物は進化し、現生の植物が誕生しました。“きのこ”の登場は、地球上の生物や植物にとってとても大きな出来事だったのです。“きのこ”をはじめとした菌類が地球上の生命活動の重要な鍵を握っているわけです。」 なるほど〜。 もうかなり前のめりな筆者。 目がキラキラしているのを自覚しました。 もっともっとその続きを聴きたい衝動を堪えて、取材モードに戻しました。 同時にここで、潔さんが一体どんな子ども時代、青年時代を過ごしたのかということに俄然興味が湧いてきました。 潔氏 小学生〜大学生の頃 「小学生の頃は物知り博士的キャラでした笑」 「それって今と変わらないですね笑」 「そうだね。たぶん僕は父親の影響をかなり受けていると思います。父は兵庫県赤穂市生まれで海育ちだったので、海が大好きな人でした。よく釣りやキャンプへ行ったなあ。今でいうグランピングのようなキャンプも体験させてくれました。父自作の2段ベッドがテントの中にあったんです。自然の中での過ごし方の基本を習ったのは父からでした。そして、ものすごい読書家で聡明でした。物事を科学的に考えることがとても好きな人で、それを試してみるのも好きでした。手先もとても器用だったので、周りが驚くようなものを色々作っていたなあ〜笑」 お父様のことを楽しそうに話す潔さん。 “ 困った人” “ 変な人 ” という言葉が何回も出てきましたが、その言葉の裏にある尊敬と愛が込められていることも筆者には伝わっていました。 「例えばね、自宅の一角にコンクリートの建物を作って、屋上に畑を作ったこともありました。ところが階段がない。梯子で上るわけです。そして父親だけはトイレを使わず糞尿を肥料として屋上の畑に撒くわけです。周りは住宅街。当然臭う。当時、父はEM菌関連の本を読み漁って研究をしました。決して環境問題に傾倒していたというわけではなく、素朴な感情で超循環の暮らしをしたいと考え、自給自足を目指していたのだと思います。大変だったのはお袋だろうなあ〜笑」 「あ。こんなこともありました。当時大阪府に住んでいたのですが、自宅の近くに天の川という名の川が流れていて、その河川付近に遊んでいる土地があると放っておけない。開墾しちゃうんですね。特に迷惑を被る人はいないとは思いますが、まあ、今なら問題になりそうですよね…^^; とにかく、学校では学べない自由な世界があることを父が教えてくれました。」 お父様のお話を伺っていたのですが、途中から潔さん自身のお話を聴いている錯覚を起こすほど、お父様の影響を強く受けていらっしゃるなあと感じて、心の中でクスッとしてしまいました。 「中学生の頃は自転車少年でした。自転車の旅が好きで、高校の卒業記念に友達と13泊14日四国の野営旅をしたこともありました。高校時代はワンゲル部・新聞部・クイズ同好会を掛け持ちしていました。自然の中にいることも、ものを読んだり書いたりすることも当時から好きでした。北海道新聞のコラムを12年間連載したこともあります。」 しまった…。 またやってしまった…。 最近どうもうっかりとモノを書く人を取材相手に選んでしまいます。 潔さんは常に笑いながら話してくれるのですが、緊張が走った瞬間でした ^^; 「大学時代はワンゲル部一筋でした。山は本当に好きで、仏教系の大学で哲学を学んでいたのですが、卒業後は北アルプスの山小屋で夏から秋まで五年間、小屋番をしていました。」 小学生から大学生時代のお話を聴き終わり、目の前にいる潔さんを作り上げてきた道筋が見えた気がしてものすごく腑に落ちました。 キノコから森を観つづけた潔さんが成し遂げたい想いとは 「最後に、成し遂げたい想いがあったら教えていただけますか?」 筆者が投げかけた質問に、それまで、ニコニコと顔いっぱいの笑顔で話していた潔さんの顔つきが急に変わりました。 「キノコは森を観る窓だと思っています。」 そう切り出した話の続きはこうでした。 「北海道の70%は森林と言われています。ずっと森を観てきた人間として、キノコを通して北海道だからこその森の守り方・育て方・稼ぎ方などを仕組み化していきたいと考えています。ご存じですか?北海道の人工林の約50%はトドマツ林です。 そしてなんと、トドマツ林にはおそらく世界で一番キノコの種類が多く生えているのです。 しかも、トドマツ林は保護林の中には存在しない。つまり、林床の利用は自由です。 北海道にしかできない「トドマツ林限定のきのこの資格制度」を作りたいと考えています。その資格制度を作ることで、北海道の人工林に最も多いトドマツ林に生えるキノコを熟知している人を増やせば、世界で最もキノコを理解している人を増やすことになります。キノコの理解者を増やすことで、森は森のまま木々を適正に管理して守り・育てることができます。木を切って売る林業ではなく、林床のキノコを売って稼ぐ林業を成り立たせる仕組み作りをしたい。トドマツの林床に生えるキノコの中には、マツタケよりも高値で取引されるものもあるんです。そして、その仕組みを推進する立場として『トドマツ林限定のきのこマイスター』が存在する。人工林ってね、人里に近いところにあるわけです。しかも人工林には必ず林道があるし、トドマツ林には笹がない。それらもその新しい仕組み作りにはメリットになります。つまり、人が入りやすくキノコが生えやすい環境である宝の森と言えるわけです。つまり、何をやりたいのかをもう一度と言うと、”森は森のまま維持する林業”の仕組み作りのために「トドマツ林限定のきのこの資格制度」を作りたい!と考えているんです。」 土の中や倒れた木の中で、人間の目には触れない世界の中に無数に張り巡らされている菌糸たちのネットワーク。 そして、空気中に飛び出した見えない胞子たち。 地表の循環の立て役者キノコたちを通して語る潔ワールドの森愛・地球愛・人間愛にすっかり魅了され、潔さんの成し遂げたい想いを応援したくなった筆者でした。 ―中嶋 潔氏 情報― FB : https://www.facebook.com/kiyoshi.nakashima.18 FB : 「北海道のきのこ好き」 ・倶知安「風土館」にて時々講演をしています。 ・「北海道のきのこ好き」に参加すると、各種ワークショップ情報を得られます。 10/29にも倶知安「GURUGURU」にてキノコ観察会があります。
Rietty
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Shinji