心の伊達市民 第一号
【地震】
5月11日の午前4時16分頃に、私のスマホから警報音が鳴った。
慌ててスマホの画面を見ると、「緊急地震警報 強い揺れに注意して下さい」という文章とビルが揺れている画像が出ていた。しかししばらく待ったが、揺れを感じなかった。
東京は「震度4」と後から知ったが、私の住むマンションは「制振構造」になっているので、それで揺れが感じられなかったのだろか? 或いは高齢で感覚が麻痺しているのか? 寝室を出て居間の様子を見に行ったが、2匹の猫は何ごとも無かったように眠りこけていた。
【日本語の発音】
ロサンゼルスから女房の親戚のIさんが、友人と一緒に遊びに来た。
夕食を食べて色々な話になったが、「日本語と英語」という話題になって面白かった。
分かり難いのがアクセントで、「日本語は高低」、「英語は強弱」だそうだ。
日本語のアクセントの代表例が「橋」と「箸」に現れている。
英語圏の人が難しい発音に「学校」などのように小さい「っ」が入る単語がある。
フランス語圏の人は「は行」の単語、中国人は「清音と濁音の違い」、韓国人は「清音と濁音」、「ざじずぜぞ」が難しい。私の経験ではベトナム人は伸ばす「-」が出来ず、「パスポト」、「コヒ」などと言う。でも違いがあるから、世界は面白いのである。
【生成AI】
「AI」が進歩して来て、色々なジャンルで問題が起きつつある。
将棋ではAIの申し子のような「藤井聡太」が、全タイトルを獲得する勢いで人気を集めている。ハリウッドでは脚本家協会のメンバーたちが、「AIに仕事を奪われる」とストライキを起こしている。
AIは「過去の膨大なデータを学習して、新しい文章、ストーリー、画像などを作成する」のであるから、過去の自分達のアイディアを勝手に利用されていることになる。これは「著作権侵害だ!」と言う。
もうこうなると私の理解を越えてしまい、AIに疎い人は取り残されるので今後が心配になって来た。まあ私の残り時間は少ないからいいが、現役の人達の仕事は大丈夫か?
【文具アート】
少し前に日本橋高島屋で開催された、「文具アートの世界」という展示会に行った。
その中で面白かったのが、「輪ゴムで作った女性ワンピース」、「ハンコで書いた人物画」、「段ボールで制作したクラシックカー」などが奇想天外なアートだった。
私が一番気に入ったのが、「鉛筆の芯のアルファベット」だった。
あの細い芯を削り、アルファベットを作るには、何回も失敗しただろうと思う。
発想も凄いが、根気だけが勝負のアートのような気がした。
(おまけの話1)【神田祭】
「神田祭」と書いてあるのを見ると、知らない人は「神田商店街のお祭り」と思うかもしれない。しかしこれは由緒正しい「神田明神」の祭りで、日本三大祭に数えられている。
コロナ騒動で休止していたが、今年は4年ぶりの開催となった。祭は5月11日から17日まで続く。この祭りの見所は平安時代の衣装を身に纏った500人ほどの行列「神幸祭」で、13日(土)に行われる様子を見に行った。午後4時半頃には日本橋で更に盛大になるのだが、もう何回も見ているので今回は浜町の明治座前に行って見ることにした。
天気は生憎の小雨模様で、開催が心配だった。
午前中は銀座エルメスの「ル・ステュディオ」で、イラン映画の「桜桃の味」を見た。
毎月、ほとんどの作品を見に行っているが、今回は今までで一番面白かった。
映画を見終ってから、いつものように「うどん」を食べた。
そして地下鉄で「浜町」に出て、明治座前で神田祭の行列を待った。
雨ということもあるし、神田から一番遠い場所なので見物客は少ない。
銀座では降っていた雨が、突然、止んだ。そして午後2時30分に行列がやって来た。
ビニールカッパを着ている人もいるし、山車はビニールで全体を覆っている。
蒸し暑い上に雨だから、行列の参加者は衣装の下は「汗でグチャグチャ」だろうと思った。行列は長く一番後ろの笛太鼓の音は前に届かず、ここでは神輿は出ないので行列は静かに進んで行く。
この行列は神田明神を午前7時40分に出ている。そして戻るのは夜の7時であるから、12時間以上である。雨の中を途中で式典が3回ある。
休憩があるのかどうかは分からないが、参加者は大変な労働である。
見ている私が彼等の重労働を考えたら、疲れてしまった。
(おまけの話2)【ドローン撮影】
マンションのデジカメクラブの例会は、毎月第2火曜日に49階のスカイラウンジで行われている。この日もいつものようにメンバーが集まり、「月1枚会」を開催した。
これは前月に自分が撮影した「この1枚!」を持参して、メンバーの評価を受けるのである。5月の例会ではMさんが奈良に行って撮影して来た写真を、スカイラウンジの大型テレビに映して見た。
彼の奈良の桜の撮影写真は、素晴らしいものばかりであった。
詳しい話を聞いたら、『今回の写真は全てスマホで撮ったものだ』と言うので驚いた。
一眼レフカメラに負けない映像で、スマホの進歩に驚かされた。
こうなると、わざわざ重いカメラを持参する理由が無くなってしまう。
カメラメーカーの経営のことが心配になった。
女性会員のSさんは、6月にマレーシアの島に息子と旅行に行くそうだ。
その時の為に『ドローンを買った』と聞いて、また驚いた。
彼女は在日マレーシア大使館に連絡して、『ドローンでの撮影の可否を聞いた』と言っていた。その結果、『高度150メートル以下、重量20キロ以下ならOK』だったようだ。
7月の例会では彼女がマレーシアで撮影したドローン映像を見ることになった。
そして次はみんなで近くでドローンを飛ばせる場所を探して、撮影会をすることになった。新しい楽しみが増えた。それにしても「飛んでる女性」である。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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