マンションのデジカメクラブのメンバーの、女性会員のSさんから写真展の案内のハガキをもらった。彼女の所属している「スカイツリー定点観測実行委員会」主催の「東京スカイツリー写真展 2023」で、副題は「フォトジェニック・スカイツリー」だった。

私もスカイツリーが好きで、よく出掛けて行く。
自分でもスカイツリーの写真は色々と撮っているので、彼女の撮った写真にも興味があった。


 写真展の会場(1)



写真展の会場は「すみだリバーサイドホール・アトリウム」だった。
私の知らない場所だったが、住所を頼りに調べると都バスの「亀戸駅行き」に乗り、「本所吾妻橋一丁目」で降りれば、そこから数分の距離だった。

往きがけに月島で図書館に寄って本を返し、都バスに乗った。
そして20分くらいで、本所吾妻橋一丁目で降りた。
目的地に向かって行ったが、「すみだリバーサイドホール」などという洒落た建物は無い。


写真展の会場(1)



住所の場所には「墨田区役所」があるので、中に入ってみた。
そこで気が付いた。1階の左手に、写真展らしきものが見えたのである。
ここがリバーサイドホールらしいが、別に何も仕切りも無い場所だった。
区役所は隅田川沿いにあるので、「リバーサイド」である。

一階は広いので「ホール」であろう。アトリウムとは調べてみたら「光を通す材質の屋根で覆われた大規模な空間」と書いてあったので、ここがそれらしい。ここは全くの下町なのであるから、洒落過ぎた名前は初めて来る者にはとても困る。


スカイツリーのある風景(1)



会場には机があり、そこに高齢者が3人座っていた。
写真を見ている人がいないので、私が近付くと1人が立ち上がって私が手に持つハガキを見た、そして『どなたの紹介ですか?』と聞いた。

私は『同じマンションのS子さんの紹介で、同じデジカメクラブのメンバーです』と名乗った。すると親切に私を写真の方へ案内して、S子さんの作品を示してくれた。S子さんの作品は1点かと思ったら、なんと7点も展示してあった。


S子さんの作品



落ち着いて他の人の写真も見たら、同じ人の作品がもっとあった。
そこで私はその人に聞いた。『メンバーは何人ですか?』。彼は『5人です』と答えた。どうやらここでもS子さんは、たった1人の女性会員のようだ。
S子さんは、この日は午後からの当番とのことで留守だった。

その人はスカイツリーから1キロの場所に住んでいて、多くの写真は「家の窓から撮影した」と言っていた。彼のインターバル撮影で連続した写真のデータを動画に編集し、テレビで見せてくれたのがとても良かった。


インターバル撮影の合成作品



(おまけの話)
墨田区役所から東京スカイツリーが見える。
特に予定も無いのだからと思い、スカイツリーへブラブラと歩いて行った。
向こうからは外国人観光客が歩いて来るが、彼らは浅草へ行くのだろう。

私と同じ方向にも外国人観光客が歩いて行くが、彼らは浅草から東京スカイツリーへ行くのだろう。もうどこへ行っても、外国人から逃れられない。
アメリカに住むということは、こういう状況なのだろう。


 都バス「本所吾妻橋一丁目」停留所から見るスカイツリー



細い路地から東京スカイツリーが見える。
次の路地でも見える。お寺の横からも見えた。
この辺りの人は、東京スカイツリーと共に生活しているのだろう。

写真展で会った主催者の人も「窓から写真を撮る」と言っていたから、彼も生活の中にスカイツリーがあるのだろう。
この日は快晴で、しかも空には全く雲が無い。こういう日も珍しい。
気温も丁度良い具合で、ポカポカ陽気だが汗はかかない。


路地裏のどこからでもスカイツリーは見える 



東京スカイツリーのすぐ近くまで来た。
「業平橋」を渡る前に、橋の下の公園に寄った。
ここには大きな丸い鏡が設置してあり、東京スカイツリーが写っている。
その前に立って自撮り写真を撮ると、東京スカイツリーと一緒の写真が出来る。

東京スカイツリーは背が高過ぎるので、近くに寄ったら自撮り写真に入らないのである。前回はかなり鏡が汚れて傷付いていたが、今回は新しく作り直したようだ。


「業平橋」の下の公園に設置されているミラー



スカイツリーのエスカレーターで2階に上がった。
外国人観光客がいっぱい来ているが、ほとんどがアジア人である。
欧米人は日本的なものを求めて日本へ来ているので、タワーは興味が無いようだ。


東京スカイツリー下の木が紅葉していた。



建物の中は飲食店とお土産屋ばかりなので、私には用が無いので家に戻った。
そして暗くなってから、54階のスカイラウンジに行って遠くに見える東京スカイツリーの夜景を撮影して、今日の私のスカイツリーのイベントは終ったのである。


マンション54階から見たスカイツリー


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,396,851

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    S子さんの作品は、手前に、大量にケシの花が咲いていますね。そんなところがあるのですね、東京にも。発見です。

  2. 多面的な顔(Y)
    多面的な顔(Y)
    返信

    スカイツリーという一つの物体にも多面的な顔を持つことを写真展の絵を見て判りました。5名という少人数でありながら、他人の目を通すとこれ程に多面性を持つのだなと感心ばかりです。とんぼの目の様に多方面に関心をもって広げる力に納得した。

コメントを書く
お名前 必須

名前を入力してください。

メールアドレス
(表示されません)

正しいメールアドレスを入力してください。

コメント必須

コメントを入力してください。

コメントに不適切な言葉が含まれています

パスワード必須

パスワードを入力してください。

パスワードは半角小文字英数字で入力してください。

Cookie

心の伊達市民 第一号からの関連記事

伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,396,851

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

心の伊達市民 第一号のよく読まれている記事(直近期間)

心の伊達市民 第一号のカテゴリー

心の伊達市民 第一号のハッシュタグ

心の伊達市民 第一号のアーカイブ