ブログ閉鎖中の話題(2014年12月17日)

今年最後となる「・・・・を歩く会」のウォーキングを行った。
友人達と歩くたびに歩く場所が変るので、「・・・・を歩く会」と名称も変る。今回は「皇居一周を歩く会」である。


平将門の墓



参加者は12月18日に東京駅丸の内口に集合した。
年末は忙しい人が多く、今回は3名で歩く。
「リタイア」というのは日本語で「引退」であるから、昔なら「ご隠居さん」である。今回の企画に不参加のご隠居さんたちが、なぜ忙しいのか私にはよく分からない。


和気清麻呂像(紀元2600年を記念して建立された)



東京駅から大手町オフィス街を通り抜け、皇居を時計回りで歩き出す計画だったが、大手町に「将門首塚」があるのを思い出し、先ずはそちらをお参りする。「将門首塚」というのは、平将門の祟りを鎮めるためのお墓である。

【平将門首塚】・・・戦後、連合国進駐軍として日本に来たマッカーサー元帥さえ、その祟りを恐れて、その墓を取り壊して区画整理する計画を取り止めたくらいの祟りの強さである。


平川門は皇居の中で、唯一の木製の橋で美しい。



「将門首塚」のお参りを済ませ、いよいよ内堀通りに出る。
今回のウォーキングは時計と反時計廻りで行った。
同行者のKさんの提案で、平川門から皇居内に入った。

入口で係官から札をもらえば、出る時はそれを返却するだけで他の門から出ることも出来る。門の造りは厳めしく、時代劇映画の主人公になったような気分になれる。


皇居東御苑にある「天守閣跡」



平川門から入り、皇居東御苑を散策する。
天守閣の跡にも上ってみた。ここは大した眺めではない。
桔梗門から皇居の外に出て、内堀通りを千鳥ヶ淵方面に進む。

まだ少し紅葉が残っている。この日は寒波が来ていたが、天気は晴れでウォーキングには気持ちが良い日だった。


千鳥ヶ淵から半蔵門方面を見る



千鳥ヶ淵、半蔵門、三宅坂、桜田門と歩き、皇居前広場に出る。
道中では、色々な話が出る。小さな話題は「健康問題」、大きな話題は「政治・経済・世界史」まで広がる。文化・技術は進んだが、「人間のやることは進歩していないなー」と話し合った。

話題に登場しないのは「家族」である。どうやらこの年になるとジジイは空気みたいなもので、家族に存在自体は認められていないのかもしれない。3人の結論は「日本人に生まれて、良かったなー」であった。


江戸城の石垣は美しい



予定の2時間で皇居一周が終り、丸ビルに行ってサラリーマンに交じってランチを食べた。少しだけ現役時代の空気を吸い、「ご苦労さま」とサラリーマンに心の中で言う。

そして1階の「アナと雪の女王」の氷の城の前で、3人で記念撮影をした。
そこにいたOLにカメラのシャッターを押してもらったが、私はジジイ3人で恥ずかしかったが、他の2人はそうでもなかったようだ。


「アナと雪の女王」の氷の城


(おまけの話)
私が小学校の低学年の時の話である。通っていたのは学区外の小金井第二小学校であった。卒業までの間に途中で家を引越して遠くなったが、それまでの小学校に引き続き通った。


「二重橋」いつも中国系の観光客が溢れている。



ある時のことである。その時はなんのことだかよく分からなかったが、皇族が亡くなられたので生徒代表が駅まで行って、お召し列車を見送るという役目をさせられた。いまになって考えると、「本当ー! 嘘だろー?」と言われそうだが、そんな時代だったのである。

我々は駅のホームに並ばせられ、先生の合図でお召列車が通過する時に頭を下げさせられたのを覚えている。大人になってから分かったが、それは大正天皇の皇后さまであった「貞明皇后」の遺骨を多摩御陵に納骨するために、中央線を使ったらしい。


お濠の鴨が一斉に飛び立った



今上天皇陛下もだいぶ高齢となられたので、健康が心配である。
学習院幼稚舎も戦時中は小金井に疎開していたし、昭和天皇が馬に乗って小金井街道を進んで行くのを私は子供の頃に見たことがあるような気がしている。私が年をとったせいもあるかもしれないが、なんだか天皇家が身近に感じられるようになった。


桜田門の威容


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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