心の伊達市民 第一号

平林寺を歩く

ブログ閉鎖中の話題(2014年2月03日)

中学・高校時代の友人達と「デジカメクラブ」と「歩く会」を作って久しい。
今までも友人達と、ずいぶんと色々なところに行った。
最近は同級生達も「健康の為」と称して、「寝たきり」を恐れて歩くことに熱心になっている。


畑の奥には果樹の若木を保護する為に、ビニールがかけられていた。



今年からデジカメクラブは、会長が写真技術では私の弟子であるY君に交代した。
特に私に問題があったのではなく、2年の任期が終ったからである。
Y君は写真の腕よりは新型カメラを買うことに熱心だが、メンバーの取りまとめや、事務的連絡が几帳面でみんなが安心していられる。


総門を抜けると、前方に山門が見える。



今回は「デジカメクラブ」と「歩く会」が合同で企画した「平林寺を歩く」である。
(平林寺HP)  http://www.heirinji.or.jp/

平林寺は埼玉県新座市野火止にある、700年近い歴史を持つ禅寺である。
私が以前、小金井市に住んでいた時は、車で行けば30分くらいの距離なので、よく行った。今回は久し振りの平林寺であり、この企画は嬉しかった。


山門から仏殿を見る。



新座駅に8名が集合し、徒歩で平林寺に向う。 沖縄からF君も参加してくれた。
この辺りは以前は畑しかない場所で、交通の便が悪く、いわゆる『ただの田舎」であったが、JR武蔵野線の開通により通勤圏内となり、駅前にはパチンコ屋まであるので驚いた。


中門から仏殿を見る。



平林寺が近付くと、周りには畑が現れる。
武蔵野の面影を残した「クヌギ林」もあり、心を癒してくれる。
平林寺の入り口で拝観料の500円を払う。


本堂から振り返って、中門を見る。


今の時期は紅葉も終り、寒々とした景色なので、見学者もいない。
「シーン」という音がするような雰囲気を感じる。
700年の歴史が詰まった「総門」を潜り抜け、「山門」、「仏殿」、「中門」、「本堂」へと進む。建物は全て有形文化財に指定されている。


松平信綱一族のお墓群(御廟)。3000坪もある。



誰もいない。修行僧も見掛けない。寺の庭を掃除する寺男もいない。
我々だけで平林寺を借り切ったような気持ちになる。

本堂の右側を回り込み奥に進むと、「松平信綱公」と、その一族の廟がある。
広大な墓所に圧倒される。
更に奥に進むと、そこにも広大な雑木林があり、その奥が紅葉の名所のようだ。


武蔵野の面影が残る雑木林。



13万坪の境内林は国指定の天然記念物である。
その中をのんびりと境内を散策し、心が洗われた。
昼飯は近くの名物の「うどん屋」で済ませ、また歩いて新座駅まで戻った。
今日1日の歩数は1万9140歩であった。

翌日の朝に隣の部屋に寝ていた女房から、「昨日はイビキがうるさくて眠れなかった」と文句を言われた。


本堂の飾り窓。



(おまけの話)
平林寺の帰りに、みなで国立に行き、2月1日から始まる「国立写真展」の準備をした。同級生で趣味で画廊を持っているS君の好意で、デジカメクラブの写真展を1ヶ月に亘り開催することになった。

1人3点の写真を用意して、サイズは「A3ノビ」で出展することになった。
持ち寄った写真を額縁に入れる作業を行うのだが、全部で33枚もあるので、結構大変な作業だ。しかも、年をとった連中ばかりなので、細かい作業に向いていない。


松平家の為の墓参り用手桶。



額縁を止めてあるネジが小さくて、なかなか入らない。
元ネジ製造業にいたH君は「俺に任せろ」というのだが、言葉と違い全然捗らない。
それでも2時間位の作業の後に、なんとか完成した。

後は誰が見に来てくれるかが問題である。
みんな自分の作品は一番良いと思っているが、義理で来る人以外は来ないのでは?
それでも自分の作品を展示できれば嬉しい。 趣味というのは「自分さえ良ければ・・・・・」である。


山門に書かれた金文字。(読めない)

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コメント

  1. あれから10年(Y)

    あれから10年(Y)

    返信

    懐かしい10年前の出来事である。2万歩近くも歩くことが出来たんだ!今では会長職を返上して、世話役H君に頼っている。歳を取って楽をする事しか考えない近頃である。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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