心の伊達市民 第一号

多摩丘陵を歩く

ブログ閉鎖中の話題(2014年5月15日)

同級生と作っている「歩く会」の企画で「多摩丘陵」を歩いた。
集合場所は京王線の「多摩境」という駅に、午前10時に集合である。

私はその名前は初めて聞いた。
神奈川県かと思ったら、なんと東京都だという。
武蔵境駅なら知っている。 以前に私が住んでいた町の隣の駅だからだ。


木製の階段を登る。


勝どきからは時間が掛かると思い、早目に家を出た。
ところが乗り継ぎが上手く行ったせいか、集合時間の30分も前に着いてしまった。
駅でトイレに行き準備を整えようと思ったら、男性用トイレの隣に見たことのある男が立っていた。良く見たら、Nさんだった。


多摩ニュータウンを作る為に設けられた調整池。


今回の同行者は5名だが、みんな同い年なので、考えることは一緒だ。
9時45分には全員が集合してしまい、出発となった。
多摩丘陵というのは東京の西の方角で、神奈川県との境に細長く続く峰である。


ヤマツツジが満開で綺麗だった。


駅を出て道路を渡ると、すぐに多摩丘陵が始まる。
登坂を少し登れば、もうそこは尾根である。
地元民のHさん、Kさんの案内で先に進む。


尾根を幼稚園児が遠足で歩いて行く。


尾根は新緑に包まれていて、非常に気持ちが良い。
桜の木も多く、春にはさぞ綺麗だろうと思う。
地元の老人たちが散策している。幼稚園児も遠足に来ている。


戦時中は戦車道路として使用されたので、尾根の道幅が広い。


どこもかしこも手入れが行き届いている。
大阪在住の長かったHさんが、「大阪には緑が無い。東京は緑が多いなー。しかもこれを維持して行くのだから、東京は凄い」としきりに感心している。

昼食の時間になり、近所に住むSさんが飛び入り参加した。
そこで食べた「うどん」が美味しかったなー。
うどんを食べ終わったら、もう目的地の多摩センター駅は近い。


ソメイヨシノの枝も小さなサクランボを付けている。


この辺りは多摩ニュータウンとして開発されたので公園や空間が多く、気持ちが和らぐ。多摩ニュータウンの中を通り抜け、京王プラザ・ホテルでお茶となった。
万歩計を見たら、2万3000歩も歩いていた。
まだ私達は他所から見ても、「徘徊」とは思われないだろう。思われたくない!


途中の水車跡には木のモニュメントが・・・・・。


(おまけの話)
昼食の時に近くに住む、同級生のSさんが参加してくれた。
彼は現役の時は大手土木会社で相当に偉かった。
私は彼とは何も仕事では関係が無かったのに、横浜中華街で豪華に接待を受けたことがある。その時はバブル全盛期で、日本中が狂っていた。


東京の四谷見附の橋を移設して実用として使用している。


彼は今は風力発電のコンサルタントをしている。
そこで原発の話になった。
「放射能は本当に危険なのか?」、「原発の発電コストは本当に安いのか?」、「放射性廃棄物はどうすれば良いのか?」など難題をぶつけてみた。


セルフ方式のうどん屋だが、テンプラが揚げ立てで美味しかった。


彼は風力が本職なので、原発のことはよく分らない。
でも話をしていて感じるのは、私達はリタイア組だが、彼はまだ現役である。
そうなると、どうしても彼の話の結論は経済原則に傾いてしまう。

彼と久し振りに会って、「現役の人は凄いなー」と感じたことが1つだけあった。
それは我々に会うために、わざわざ差し入れのお菓子を持参したことである。


目的地の最後になった小さな丘。

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コメント

  1. 多摩の人(Y)

    多摩の人(Y)

    返信

    東日本大震災復興ボランテアに行った先で不慮の事故で亡くなったH君の後ろ姿が懐かしい!
    彼は私の糖尿病のアドバイザーでもあった。
    歩くことの大事さを説いて毎日の散策を欠かさなかった健康人であったが残念である。
    K組のS君は今でも環境問題に熱心に取り組み地球の未来を憂いている。
    H君を除いて皆元気に?老境を彷徨って?いるが「歩かない会」となってしまったのが残念でもある。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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