5月6日に首都高速道路を歩いて来た。
ボケて間違って迷い込んだのではなく、私は東京都と東京高速道㈱の主催した「GINZA SKY WALK」というイベントに参加したのである。

昨年も行われたのだが、情報通の私が気が付いた時には、不覚にも申込期限が過ぎていたのだった。今回は5月4日から6日の3日間で、募集は1万5000人だった。


 「GINZA SKY WALK」新橋入口



このイベントは広報によると、『2030年代から40年代を全区間の整備完了目標時期に据え、都心を走る東京高速道路(KK線)を緑に囲まれた歩行者中心の空中回廊「TOKYO SKY Corridor」へと再生するプロジェクトに取り組んでいます。こうした未来のKK線の姿を体験して頂くために、』

【普段は自動車が行き交う高速道路を歩行者空間として開放するイベント「銀座スカイウォーク2024」として開催します。高層道路上で滞在し、遊び、食べて、憩える多彩なコンテンツがKK線を彩ります』とある。


 荷物検査と当選券のチェックがある。



今回、私が歩くのは通称「KK線」と呼ばれている、「新橋」~「京橋」の区間である。
指定された高速道への上り口は「新橋入口」で、午前9時30分からだった。
そこで東京BRTに乗って新橋で降り、5分くらい歩いた場所に行ったのである。

9時20分に現地に着いたら、すでに入場が始まっていた。
お役所仕事なのに、時間前に入れるとは今回はかなりルーズであった。


 時間が早かったので、まだ人が少ない。



この高速道路の下は商店街となっていて、私はよくそこを歩いている。
新橋からは「銀座ナイン」、「銀座コリドー」、「銀座5」、「銀座インズ」などが続く。いつも下ばかり歩いているので、高速道路からの光景は珍しく感じる。

運転免許があった時はたまにこの路線を走っていたが、ゆっくりと風景を見ることは無かった。進行方向の右側に懐かしい看板があった。私の現役の時に取引のあったT社で、集金の時だけ来たが、会社の裏側は初めて見た。


有楽町が近付いたところで、新幹線がやって来た



少し進むと高速道は、「銀座通り」を8丁目の先で横切る。
この下は「銀座ナイン」で、1年に1度だけ行く「かに道楽」がある。
カーブを曲がり少し行くと、左手奥には国会議事堂が見えている。

そのまま「銀座コリドー」の上を通り、続いて「西銀座通り」に沿って歩く。
この下は「銀座5」があり、ランチに行く「うどん屋」がある。
左下にいつも私が都バスに乗る「数寄屋橋」の停留所が見えた。


 内幸町近くから、国会議事堂が見えた。



今回の参加者は色々で、高齢者もいる。私と同じく「冥途の土産」かもしれない。
若い子供連れの夫婦は、色々なイベントに参加している。
カップルは思い思いの背景を選び、自撮り写真を撮っている。

この道路はJR線と並行しているので、新幹線や在来線が頻繁に通る。
モビリティ・エリアにはトヨタが「C'Walk」、テムザックが「RODEM」、ストリーモが「SO1JW」、NOAAが「JOY cart」を出品し試乗をさせていた。    


ところどころにイベント会場がある。



途中で引っ掛かる人達が多いようで、私が終点に近付いた時は、かなり人数が減っていた。入場した時間から2時間の制限があるが、それ以上いても調べようが無い。
みんな初めての経験だし、GWの最終日なので、ここでゆっくり時間を過ごすつもりのようだ。

いつも下の道路を歩いている私にしても、道路の上から銀座を見るという珍しい経験をさせてもらい満足のイベントだった。
この勢いで、次もなにかの抽選も当たりたい!


銀座通りを8丁目で横断する



(おまけの話)
「GINZA SKY WALK」は、ただ歩くだけではない。
企画の案内によると、『高速道が歩行者空間化された後の未来を先取りして体験できるイベントです。会場ではパフォーマンスステージやキッチンカー、子供向けワークショップや未来のモビリティ等の体験コンテンツの展示をします』。

東京都のやることは、小池都知事の影響か? カタカナ英語が多い。
「電動車椅子」の体験があったので、並んで乗ってみた。なかなか快適だが、これのお世話にはなりたくないと思った。


 「電動車椅子」の試乗会



その先では「おーいお茶」の伊藤園がクイズをやっていたので参加したが、答えた後のガラポンでは外れだった。キッチンカーも出ていたが、特に食べたいものは無かった。
舞台では大道芸が行なわれていた。芸人が2枚の皿を回して、それを出て来た子供の棒の先に乗せた。子供はビックリして声も出なかった。


大道芸もやっていた。



トヨタがEVの「MIRAI」を出品していたが、ボンネットを開けていたので、初めて中を見た。エンジンが無いので、予想外の光景だった。
他のメーカーには「動かせる植木」が出ていて、なんのことはない。植木鉢の下にキャスターが付いているだけだった。

出口近くにはデベロッパーが、ストリート・ピアノを出していた。派手な色彩のデザインである。中年のオヤジが出て来て、ピアノを弾いた。
誰も立ち止まらない。・・・という腕前だった。


出口近くでは「ストリート・ピアノ」が置いてあった。  


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    ニューヨーク市には、2009年に2.5キロの長さで、これに似た線状公園ができ、観光名所として大人気です。昔の高架鉄道を公園緑化したものです。銀座も成功しますように。

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