ブログ閉鎖中の話題(2014年5月19日)

私が若い頃にニューヨークに行ってから50年が経過した。
50年という時間はアッと言う間のような気がする。
その時に一緒だったOさんが『ニューヨーク博覧会50周年の集い』という企画を立てて、それを実行してくれた。


NY博覧会の会場。


私は準備の時期にベトナムに滞在していたので、何もお手伝いをしなかったので気が引ける。でも、久し振りに昔の仲間に会えるのが嬉しい。
当時の上司であったSさんの勤務先であったハイアット・ホテルが会場として用意された。


現在のNY博覧会場の跡地には巨大な地球儀だけが残っている。


当時の私達の職種である「バスボーイ」が若手ということもあり、パーティの準備をした。私は当日のカメラマンである。
事情を知らない女性から『橋本さんはお仕事はプロ・カメラマンですか?』と聞かれたが、カメラを趣味として来たが、この言葉ばかりは初めての経験だ。


入場券は「大人2ドル」。 1ドル360円の時代だから、720円となる。


その日は総勢で60数名が集ったが、懐かしい顔ばかりである。
みんな70歳を超えているのに、世間の人達より若々しい。

帰宅してから女房に「本日参加の殆どの女性達はいまだに若く、年齢を感じさせなかった」と話したら、「女が年をとっても美しくいる為には、お金が掛かっているのよ」と言われてしまった。


支配人、料理長、ウエイトレス、ウエイターなどの関係者が記念撮影。


更に「ジジイは存在しているだけで汚いのだから、いつも身綺麗にしていてね!」と余計なことまで言われてしまい、そんなことを言わなきゃ良かったと後悔しきりである。


当時の新聞に載った「日本館」(House of Japan 」


「ニューヨーク世界博覧会」というのは、故ケネディ大統領の理念である「Peace through  Understanding 」に世界が応えて開催されたものであると私は最近になって知った。

NY世界博の前年にケネディ大統領が暗殺されて、その時の葬儀で娘のキャロラインが何も分らずに葬儀に参列していた愛くるしい姿が世界の人達の涙を誘った。


ケネディ大統領の【Peace through Understanding 】


そのキャロラインが駐日アメリカ大使として、私達がニューヨークへ行って50年目に東京にやって来たという偶然に驚く。そしてキャロラインから私達の50周年に対して、お祝いのメッセージが届いたのである。

私達は50年前に普通の日本人より幸運な経験をしたが、それはその後の私達の人生に大きな影響を与えたことは間違いない。


キャロライン・ケネディ駐日大使からのお祝いのメッセージ。


(おまけの話)
私達がNYに行った時に、なぜか床屋さんと美容師が同行した。
そして私達の住むアパートの1室が床屋となり、いつも西村さんに頭を刈ってもらっていた。

彼は永福町の駅の傍の床屋に勤務していたそうで、そこにお客さんとして来ていた支配人のNさんがワガママを言ってニューヨークまで連れて来たのである。
床屋の西村さんは気の良い男で、技術はまあまあだったが安心して任せられた。


NY博の会場風景


アメリカの床屋は頭を刈るだけで、髭剃りは別料金だし、マッサージなどしてくれない。また私の下手な英語では、自分の希望も分ってもらえない。
だから西村さんには感謝している。

彼の得意技は、最後に大量のスプレーを吹き付けてヘアースタイルを固めてしまうことである。だから当時の整髪の後の写真を見ると、まるでヘアーモデルのようである。
そんな彼も今は昔からのお得意さんだけをお客さんにして、のんびりと床屋をやっているそうだ。


日本館の石垣の前でウェイトレスが勢揃い


その日は思い掛けない懐かしい多くの人達に出会うことが出来て、ものすごく嬉しい一日であった。

*私の好きだったNY博のディズニー館のショー。
東京ディズニーランドにもあるそうだが、NY博で初めて登場したのだから、もう50年も同じことをやっているのである。 

【 it`s  a Small World 動画 】・・・・・・・・http://www.youtube.com/watch?v=efM8t1JnYlA


NY博50周年を記念して、アメリカでも雑誌などで特集が組まれている。 これはシニア向けの雑誌の中から。(ロス在住のIさんが送付してくれた)


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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