【東京タワー】
桜が終り4月も半ばを過ぎると、アチコチで鯉のぼりが飾り出される季節になる。
そこで今回は都内の有名な、「鯉のぼり」の名所を訪ねた写真である。
東京タワーは自宅の窓から、いつも見えている。

でも「鯉のぼり」は見えないから、現地に行くしかない。
毎年の飾り付けは同じなので、少々、マンネリである。


東京タワーの橋脚から吊り下げられた「鯉のぼり」



東京タワーの高さは333メートルである。
それに合わせて鯉のぼりも、333匹が泳いでいる。鯉のぼりは風が無いと泳がない。なんだかだらしなくぶら下がっている姿は、情けない感じがする。

「風よ吹け!」と願った。しばらく待っていると、時々、弱いが風が吹いて来る。天気が良いのだから、強い風の中を泳ぐ姿が見たい。


たまに吹く風で泳ぐが、数が多いので絡まっている。



333匹の泳ぐ鯉の中に1匹だけ、「秋刀魚の鯉のぼり」が紛れ込んでいる。
この秋刀魚の鯉のぼりは2011年以降から、東京タワーと友好関係にある岩手県大船渡市の「さんまのぼり」を掲げ、東日本大震災からの復興に、毎年エールを送っているのだそうだ。一生懸命に探したが、見付けられなかった。

諦めて入場券売り場の方に進んだら、なんと正面のポールに大きなサンマが泳いでいた。6メートルの大きさだそうで、これでは余程の強風でないと泳げない。


 6メートルの巨大な「サンマのぼり」



【ミッッドタウン東京(六本木)】
ミッドタウン東京も、毎年、鯉のぼりを飾っている。
この「鯉のぼり」は企業の協賛を得て、コンテスト形式になっている。

様々なデザインの「鯉のぼり」が約100匹、木立の中で泳いでい。
遊歩道に沿って飾られた「鯉のぼり」は、東京タワーの「鯉のぼり」とは全く違う。 


木立の中で泳ぐ「鯉のぼり」



私が見に行った時は昼時だったので、ミッドタウン東京で働く人たちが思い思いの場所でお弁当を食べたり、談笑をしている姿が見える。
男性は背広姿はほとんどいないで、暑い日だったせいもありTシャツ姿だった。

『俺はIT関係だぞ!』と主張しているかのように、部外者の私には見えた。
でもそれはジジイの僻みかもしれない。


 噴水のある場所では「鯉のぼり」も休んでいる。



約100メートルくらいの遊歩道を、ゆっくりと「鯉のぼり」を見ながら歩く。
デザインされた「鯉のぼり」も悪くはないが、奇抜過ぎるのは受け入れ難い。
やはり「鯉のぼり」は伝統的な、「お父さん、お母さん、子供」、そして魔除けの「吹き流し」が似合うように思う。

昼時はどこのレストランも入店待ちなので、『サラリーマンの町である、新橋で食べようかナー』と思いながら地下鉄に乗った。


デザインが奇抜過ぎる。



【芝・増上寺】
東京タワーに行った時は、東京駅から東急バスで行った。
帰りは浜松町駅に出て、大江戸線で戻ろうと考えた。そして駅まで歩いていて、芝・増上寺の境内を通った。すると本殿に向って左側に、大きな「鯉のぼり」が泳いでいた。

ここは伝統的な「鯉のぼり」であるが、大きいので少々の風では泳げない。
しばらく見ていたが、強い風が吹いて来ないので、諦めて駅に向かった。


芝・増上寺の「鯉のぼり」



(おまけの話)【東京スカイツリー】
「鯉のぼり」は端午の節句に飾る。「端午とはなにか?」と思い調べてみた。
すると『旧暦では午の月は十二支で5月に当り、5月の最初の午の日を節句として祝っていたことに始まる』とあった。

次に鯉のぼりを調べてみたら、『人生で遭遇する難関を鯉のように突破して、立身出世して欲しいという願いが込められている』とあった。この年になっても、まだまだ初めて知ることも多いのである。


「北十間川」の「鯉のぼり」



・・・というわけで、東京スカイツリーにも行ってみた。
毎年来ているので私の気持ちもマンネリだが、飾る方も変化が無くマンネリである。
東京スカイツリーの横を流れる川の名前は「北十間川」である。

風が吹けば鯉のぼりが泳ぎ壮観のはずだが、残念ながらこの日はいくら待っても風が吹かなかった。写真を撮ったり眺めたりしている人が少ないのは、ここに「鯉のぼり」があるのを多くの人は知らないのかもしれない。


 大量の「鯉のぼり」が川の上で泳ぐ。



エスカレーターで4階に上がる。ここはチケット・カウンターがあり、大勢の人達が展望台に上るチケットを買うために並んでいる。外では「台湾祭」が行なわれていて、台湾の夜店に出るような屋台が大賑わいだった。

「鯉のぼり」も泳いでいるが、みんな食べるのに夢中だ。
ここは少し風が吹いているので、「鯉のぼり」も泳げている。
4ヶ所の「鯉のぼり」を見て廻ったが、それぞれに特徴があり、どこが「一番」かは決められなかった。


東京スカイツリーと「鯉のぼり」


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,399,795

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    鯉のぼり。まことに5月にふさわしい伝統だと思います。昔、田舎を旅していて、思いがけずに農家の前庭に大きな鯉のぼりが泳いでいた光景を思い出しました。

コメントを書く
お名前 必須

名前を入力してください。

メールアドレス
(表示されません)

正しいメールアドレスを入力してください。

コメント必須

コメントを入力してください。

コメントに不適切な言葉が含まれています

パスワード必須

パスワードを入力してください。

パスワードは半角小文字英数字で入力してください。

Cookie

心の伊達市民 第一号からの関連記事

伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,399,795

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

心の伊達市民 第一号のよく読まれている記事(直近期間)

心の伊達市民 第一号のカテゴリー

心の伊達市民 第一号のハッシュタグ

心の伊達市民 第一号のアーカイブ