ブログ閉鎖中の話題(2014年6月25日)

昔のアメリカ映画で「ティファニーで朝食を」というのがあった。
オードリー・ヘップバーンが主演したが、それまでのアメリカ人の女優と違い、可憐なので驚いた覚えがある。
映画の挿入歌だった「ムーン・レバー」はヒットし、私もその昔はエレクトーンでその曲を弾けた。


青山の裏通りにあるブラジル大使館。



場所は変り、話はティファニーからブラジル大使館へ飛ぶ。
サッカーのワールドカップでブラジルの試合がある日は、駐日ブラジル大使館が大使館前でブラジルの普通の家庭の朝食を振る舞うというニュースをテレビで見た。


大使館にしては派手である。



野次馬の私はテレビを見た後に、すぐに出掛けた。
ブラジル大使館は青山にあり、地下鉄大江戸線の「外苑前駅」から歩いて5分程の距離である。「午前10時まで」と聞いていたので、9時45分に着いてホッとした。


ブラジル大使館の表札



経済の苦しいブラジルもワールドカップの開催国なので頑張っていて、駐日ブラジル大使館も大盤振る舞いで「太っ腹」だなーと思った。
しかも、試合の無い日もコーヒーのサービスは続けているようだ。

外苑西通りから少し入った閑静な住宅街にある大使館は、ナショナル・カラーの黄色が目立つ、少し場違いな感じの建物だった。


朝食は品切れで、紙コップのコーヒーとジュースだけ。



最近はテレビで見かけるブラジル人のタレントが、ファンらしき人達に囲まれていた。
肝心の朝食であるが、担当者に聞いたら「もう終った」と言う。
日系ブラジル人で日本語が怪しいのでよく分らないが、用意した一定数が無くなれば終りのようだ。


ッカーボールがパーティションに使われていて、お洒落である。



仕方ないので、残りのコーヒーとグアバ・ジュースを飲んだ。
コーヒーは色々な国で飲んだが、ブラジルのコーヒーは凄く濃い。
ベトナム・コーヒーに近いように感じた。


名前は知らないが、テレビで時々見掛けるブラジル人タレント。



私は焦って出掛けたのだが、「ブラジル大使館で朝食を」というわけにはいかなかった。わざわざ出かける人のことも考えて、ブラジル大使館は午前10時までは朝食を出して欲しかった。せっかく私は「ブラジル人は太っ腹だなー」と感じていたのに、これじゃ「太っ腹」とは言い難い。

なんか中途半端な気持ちだったので、神宮外苑の銀杏並木を見て、近くのカフェでコーヒーとドーナツを食べた。無料の朝食の予定が、とんだ出費となってしまったのである。


神宮外苑の銀杏並木。 新緑の時の「緑のトンネル」も素敵である。



(おまけの話)
ブラジルには私は少なからずご縁がある。
自分のことではないが、私のオヤジが若い時にブラジルに住んでいたのである。
・・・と言っても、当時の日本で食い詰めたブラジル移民ではない。
豊かな家に生まれたオヤジは父親から大金をもらって、ブラジルに写真の勉強に行ったのである。

当時はライカ1台で家一軒分と言われたほどの、高価なカメラを3台も持って行った。しかしブラジルではカメラの勉強はせず商売をして成功し、その後、博打で転落し無一文となり、運賃着払いで日本へ戻った。


ワールドカップの公式球。



その後、無一文から頑張って事業を興したが、56歳であっけなくアチラへ逝ってしまった。今になって思うのだが、私の少なからずそのオヤジの血を引いているので、生前にもっと色々とブラジルのことを聞いておけば良かったと思っている。


丸ビルで放映している4Kテレビによるワールドカップ。



オヤジは男としてはお喋りな方であったが、自分のことになると恥ずかしかったのか、ブラジル時代のことは多くは語らなかった。
もしかして、ブラジルには私の兄弟がいるのかもしれない。


新宿駅日口地下の巨大な本田選手を使った広告。(オリンパス)


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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