心の伊達市民 第一号

写真で見る東京(84)・・・皇居東御苑

皇居東御苑に行って来た。
前回はうっかりして、休園日の金曜日に行ってしまうという失敗をした。
そこで今回はシッカリと確認をして、火曜日に出掛けて行った。

東京駅から歩いて10分ほどの「大手門」に行くと、皇居東御苑に入る人、出る人で大混雑だった。ほとんどが外国人観光客だった。
今までに何回も行っている私でも、こんな光景は見たことが無い。


 大手門から出る人、入る人で大混雑



大手門から入ってすぐのところに、「皇居三の丸尚蔵館」があり、係員から誘われた。あまり興味は無かったが、「一般1000円、70歳以上無料」につられて入ってみた。
また私は無料になってしまったが、なぜ70歳以上は無料なのだろう? 
若い人に「年齢差別だ!」と怒られそうだ。

展示のタイトルは「百花ひらく・花々をめぐる美」で、花に関係がある11世紀からの絵画・屏風・陶器、着物などが展示してあった。
私のその中で「紅白梅図屏風」が素晴らしいと感じた。


  「紅白梅図屏風」



たまたまニュースで見たが、この日(3月18日)から東御苑では楽しみが1つ増えた。前回、私は気が付かないで休園日に行ってしまったのが、かえって良かった。こういうのを「塞翁が馬」と言うのだろうか?

宮内庁の広報によると『皇居東御苑の訪問者に、天皇皇后両陛下を始めとした皇室の方々のご活動や皇室に伝わる文化、皇居等に対する理解を深めていただくため、このたび、令和7年3月18日(火)から、周遊型の謎解きゲーム「皇居を巡る謎解きの旅 with QuizKnock」を開始いたします』とあった。

そして注意事項として「謎解きの問題や解答、解説などをSNSやブログ等インターネットで公開することはご遠慮下さい」とあるが、必ず公開してしまう人が出ると思う。
また外国人観光客が大半なのに、英語版が無いのは不親切だと感じた。


「皇居を巡る謎解きの旅」



「謎解き」をやってみたが子供向けのようで、あまり面白くない。
私はその先に進んで行った。角を曲がったら、黄色い花が見えた。
「蝋梅に似ているが、蝋梅では遅過ぎる」と思い、近付いて木に掛かっている名札を見た。

すると「サンシュユ」と書いてあった。そしてその時、私はこの木が何かの歌に出て来ると思った。年をとるとつまらないことを憶えている。
「庭のサンシュユの木 鳴る鈴かけてよー・・・・」。

これをネットで調べたら宮崎県の「ひえつき節」であるが、サンシュユの木ではなく、宮崎県では山椒を「サンシュ」と言うのだそうだ。


「サンシュユ」の花と一緒に記念撮影



緩い坂を上り角を曲がると、目の前が開ける。
左側は古品種の果樹園で、目の前の芝生広場の向こうに天守閣の跡が見える。広場の左側を進んで行くと、富士見多聞、石室などがあり、物珍しそうに観光客は見ている。
下から見ていると、ほとんどの外国人は天守閣跡の天守台の上る。

歴史の浅い国から来ている外国人は「天皇」とか「皇居」という言葉に弱いのだろう。
私の生まれる2年前の年が、日本では「紀元2600年」だったから、今年は紀元2685年になると思う。


 江戸城の「天守閣」の跡



天守台から大手門に戻る道を歩いていると、広場の片隅にピンクの花が見えた。外国人観光客のカップルが、色々なポーズで写真を撮っている。
私が近付いても照れない。この辺が日本人と違う。それにしても、ほとんど日本人は見掛けない。

東洋系の人達もいるが、やはり日本人とはどことなく違うように思う。
花の名前を確認したら、やはり私の思ったように「カンヒザクラ」だった。


 「カンヒザクラ」



「カンヒザクラ」の先には小さな建物があり、江戸城の模型を展示してある。今日だけで何人の外国人が、皇居東御苑に入苑したのだろうか?
2025年の来日外国人の予想は、4020万人だそうだ。日本の人口の3分の1が来るのである。

インバウンドで儲かる人もいるだろうが、それより4020万人が食事をするのだから米も足りなくなるはずだ!
これだけ大勢来れば良い人ばかりではなく、犯罪者も来るだろうし、文化の違う人だからマナーも問題が起きて当然だ。


 「江戸城」の模型



(おまけの話)【丸の内シャトルバス】
皇居東御苑に行く時は、都営バスで「東京駅丸の内南口」まで行く。
その時にいつも思うことがある。「煉瓦造りの東京駅は綺麗だなー」・・・と。

そして写真を撮るのだが、静止画ではなかなかその良さを伝え切れない。
ある時、気が付いた。無料の丸の内シャトルバスは停留所が都バスと違い、東京駅の正面を走って行く。

「そうだ!シャトルバスの中から動画を撮ればいいんだ!」と気が付いて、今回の動画となった。そのために今回は都バスを「有楽町」で降りて、シャトルバスに乗り換えた。



このバスは東京・丸の内を巡回する無料バスで、「丸の内シャトル」と名付けられている。大手町・有楽町まで廻る一周約35~40分のルートを、約15分間隔で運行している。

丸の内で働く人や、そこの会社に来る人の為に走っているが、誰が乗ってもいいのである。いつも乗客は少なく、普通のおばさんなども見掛ける。
日本を代表するビジネス街を走るので、東京観光にはお勧めのバスである。
そして私はシャトルバスの中から、東京駅を撮影したのである。


「丸の内シャトル」の乗り場



帰りも大手門から出て、お濠伝いに東京駅に向かった。
すると音楽が聞こえて来た。「なんだろう?」と思い前方を見ると、2人の女性が音楽を奏でているのが見えた。

2人の前には立てたスタンドに乗せたスマホが見える。
皇居を背景にバイオリンとフルートの演奏をしていて、それをLIVE配信しているようだ。「ユーチューバー」でも迷惑系でなく、こういう人達なら大歓迎だ。


 皇居を背景にバイオリンとフルートの演奏をするユーチューバー

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コメント

  1. 日本人(Y)

    日本人(Y)

    返信

    「日本人でありながら」という言い方が正しいかどうか判らないが、私は日本人でありながら皇居の中を全く知らなかった!天守閣跡があることも、天皇家ゆかりの美術品を展示する部屋があることも知らなかった。クイズ形式で皇居に関する知識を広めたい宮内庁の試みも興味がある。開かれた天皇家を海外にも広める試みには外人向けの説明看板の設置も考えているのであろう。

  2. Shinji

    Shinji

    返信

    シャトルバスからの東京駅を捉えた動画、大成功でしたね!

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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