
心の伊達市民 第一号
ヘリコプターの話である。
晴海埠頭公園の隣に「東京消防庁臨海消防署」がある。
ここは主に船の火災の消火を担当しているようで、朝汐運河に面している。
そしてそこには消防艇が、常に停泊しているのが見える。
消防署の屋上はヘリコプターが降りられるようになっていて、毎月第3火曜日に離発着訓練を行っている。
6月にヘリコプターの離発着訓練の様子を撮影に行ったら、強風で中止になった。
7月にも見に行ったが、この時の様子はブログにも書いたが、もともと7月は訓練が行われない月だった。そしてやっと8月の第3火曜日がやって来た。
この日はマンションのデジカメクラブの例会日だが、『用事があるので遅刻します』と連絡を入れておき、ヘリコプターの撮影に行った。
自宅から歩いて朝潮運河を渡り、東京オリンピックの元選手村を左手に見ながら進む。
早目に現地に着いたので、動画撮影に適した場所を探す。
消防署ではこの日の訓練のために、署員が慌ただしく動き回っている。
ヘリコプターの離発着訓練は、午前10時30分から11時までである。
ところが元選手村(HARUMI FLAG)の方から、ヘリコプターの轟音が聞こえて来た。
まだ10時15分である。どうしたんだろう?
すぐにヘリコプターは姿を現して、屋上に降下する体制に入った。
ホバリングしながら、少しづつ高度を下げる。轟音が更に大きくなる。
ヘリコプターが上空を飛んでいる姿は、時々、見ることがある。
花火大会の日などは、2~3機の報道関係のヘリコプターが飛んでいるのが窓から見える。こんなに近くでヘリコプターが着陸するのは、初めて見た。
ヘリコプターは屋上に着地したらしい。
下から見上げているので、その時はヘリコプターのローターだけしか見えない。
ヘリコプターは着地しても、そのままローターが廻っている。
間もなく離陸するのだろうと思い、カメラを構えたままで待つ。
道路の向かい側には中年の白人女性が立っていて、スマホで私と同じようにヘリコプターを撮影していた。多分、彼女は「HARUMI FLAG」の住民なんだろう。
数分、待つと、ヘリコプターの音が大きくなった。
「離陸するな」と思ったら、その瞬間に期待が浮かび上がった。
そして10~20メートルほど上空に上がると、機体を回転させて東京湾の方へ飛んで行った。
そしてまた「HARUMI FLAG」の建物に隠れて、見えなくなった。しかし間もなく、またヘリコプターの轟音が聞こえて来た。1回目と同じ動作で着陸し、また数分で飛び去って行った。
少し待つと今度はレインボーブリッジの方向から飛来して、屋上に着陸した。
屋上で何をしているのかは、見えないから分からない。
やがてヘリコプターは離陸して、今度は東京タワーの方へ飛んで行った。
「また戻るのかな?」と思っていたら、今度はそのまま飛び去って見えなくなってしまった。
しばらくその場で待ったが、もう来なかったので、私も戻ることにした。
その時間は10時47分で、早目に始めて早目に終った訓練だった。
(おまけの話)
ヘリコプターの離着陸を見てから、デジカメクラブの例会に急いだ。
臨海消防署からマンションまでは、少し早足なら5分で戻れる。
途中には「東京BRT]の停留所と駐車場があり、その辺りからマンションの全景が見える。ここからの夜景はとても綺麗だ。
デジカメクラブの例会に少し遅れて行ったら、この日は8人のメンバーの内、2人が欠席だった。いつもは大して議題も無く、持参した写真を見せ合い雑談で終る。
最近は写真を持参しない高齢メンバーが増えている。もう撮影する気力も萎えている。
彼等はみんなと話をしたいので、例会に来ているようだ。もうジジカメクラブである。
私の後を引き継いだ会長のS子さんは、また写真展で優秀賞を受賞した。
9月には彼女の受賞作品を見て、会食をするのがこの日の主な議題だった。
例会が終り、窓から外を見た。例会場が49階なので、窓からの光景は素晴らしい。
ここからヘリコプターの離着陸を撮影した方が、もっと良い動画が撮れそうだ。
例会場から臨海消防署までは少し距離があるが、ヘリの離着陸する屋上が良く見えるからである。
また飛び立ったヘリコプターの背景に、レインボーブリッジも入れられる。
次回の訓練は9月17日(火)なので、その時は例会場の「スカイラウンジ」から動画を撮影しようと思っている。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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アートで楽しむまち歩き!ムロランアートプロジェクト2021
旧市街地のレトロな街並みで知られる室蘭駅周辺で、アートとまち歩きを楽しむイベントが10月9日から始まりました。 ムロランアートプロジェクト(MAP)。 室蘭の歴史的建造物が期間限定のアートギャラリーに大変身!10月31日まで土日限定で観覧できます。 初日の10月9日(土)に遊びに行ってきました。 まずは本部のある旧室蘭駅舎へ。公式パンフレットが配布されています。 この黄色いパンフレットがまち歩き「MAP」として、道案内をしてくれます。 さっそくまち歩きスタート! 旧室蘭駅舎には室蘭出身のアーティスト・中村岳さんのインスタレーションが展示されています。 初日のこの日、公開製作が行われていました。完成まであと少しというところの製作風景です。 明治45年に建造された旧駅舎の構内に、巨大な立体作品が次第に姿を現してきました。 鮮やかな赤茶色が室蘭の工場風景や鉄を彷彿とさせます。ドームのような不思議な形。設計図はなく、インスピレーションで形を作っていくのだそうです。 国内各地で活躍する中村さんですが、出身地の室蘭では今回が初の本格的な製作・展示となります。完成したインスタレーション、ぜひ生でご覧になってみてください。 続いて、千穐萬歳堂(せんしゅうばんぜいどう)へ。 大正14年に建てられた歴史ある倉庫です。入り口から佇まいというか、存在感に圧倒されました。こういう建物が保存されていることもすごいことだなあ、と思います。 中は改修され、ギャラリーとなっています。 1階は室蘭工業大学山田研究室のプロジェクト、2階は川上りえさんの造形作品が展示されています。木骨石造ということで、石の壁と木の骨組みが独特の雰囲気を醸し出していました。建物とアートのコラボレーション!美術館での展示とは全く違う味わいがありますね。 坂をのぼって次の会場へ。 景色を眺めながら気持ちよいまち歩き!会場間が遠すぎず近すぎず、程よい距離でコースが組まれており、お子さんから高齢の方まで、歩きやすいのがポイントです。 旧丸越山口紙店。こちらも大正時代の建造物です。レンガの壁からロマンの香りが漂ってくるよう!ゆっくり眺められるのは徒歩ならではですね。 古い調度品に溶け込むようにして、岩崎麗奈さんの写真作品が展示されていました。作品と建物、どちらも見応えがあります。普段は入ることができない建物だけに内部を見られる貴重な機会でもあります。 途中にカフェや飲食店が多くあるので、ランチやお茶を楽しむのもおすすめです。昔ながらの甘味処として親しまれる「すずや」に立ち寄りました。若者からマダムまで、幅広い年齢層の女性客が甘いものを楽しんでいました。 MAPにもおすすめリストが載っています。 室蘭プリンスホテルでは、10月8日〜10日の3日間限定でMAP連動企画として「中央町懐古展」が開催されました。来場者はホテルのクラシックな雰囲気の中、昔の写真や映像を楽しんできました。 さて、最後は中央町たのしま横丁(大辻医院跡地)へ。 初日のこの日、オープニングイベントとして大黒淳一さんによる音楽ワークショップが開催されました。街の音を録音して、音楽をつくる一日限りのスペシャル企画。地域の子ども達で賑わっていました。 音楽作りの様子。公式Facebookをご覧ください↓↓ ムロランアートプロジェクトは「室蘭の未来地図をつくる」をコンセプトに3カ年開催を予定しています。 プロジェクト代表の荒井純一さんは 「繁華街だった室蘭駅周辺をコンパクトに歩けるルートを制作しました。室蘭は普段気づかないポテンシャルがたくさんある街だと思います。アートや街歩きを通してそれを発見してもらえたらと思います。」 と話していました。 建物、まち歩き、アートと、いろんな切り口からいろんな楽しみ方ができるところが面白いな、と思いました。古い建物と現代アートがお互いに美しさを引き立てあって、新しい街の魅力が生まれ出てくるような、そんなワクワクする気持ちになりました。 芸術の秋、ご家族やお友達と出かけてみませんか。 各会場では入り口で消毒、検温、記名を行い、感染対策に配慮されています。 Muroran Art Project2021 2021年10月9日〜10月31日 土日のみ開催 12:00〜18:00 入場無料 ※MAPは旧室蘭駅舎で配布されるほか、公式HP(https://muroranart.wixsite.com/website)からダウンロードできます。 主 催 / Muroran Art Project 協 力 / 大町商店会、室蘭工業大学山田研究室、蘭歴建見会 後 援 / 室蘭市、室蘭商工会議所、室蘭観光協会、北海道新聞室蘭支社室蘭民報社、FMびゅー 助 成 /北海道開発協会助成事業 会 場・展示アーティスト :旧室蘭駅舎(MAP本部)中村 岳 | 千穐萬歳堂(海岸町3-2-6) 川上りえ 室蘭工業大学 山田研究室 |旧丸越山口紙店(海岸町2-5-8) 岩崎 麗奈 | 中央町たのしま横丁(中央町1-2-7):大黒 淳一 (10.9日のみ) 詳細・最新情報はこちらからどうぞ ムロランアートプロジェクト muroranart.wixsite.com/website Facebook
むしゃなび編集部
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