心の伊達市民 第一号

写真で見る東京(77)・・・地下鉄のアート

私は出掛ける時に大江戸線を使うことが多い。
1週間に3回は乗っているとい思う。
今回は大江戸線にある「子育て応援スペース」の写真である。  


  地下鉄「大江戸線」の車内



私が大江戸線に乗る時間は、だいたい午前10時過ぎである。
この時間になると通勤客はいないので、ほとんど座ることが出来る。
9時前後だと勝どき駅で降りる乗客が多く、その場合も座れることが多い。

多くのサラリーマンが勝どき駅で降りて、トリトンスクエアの中の会社に向かって歩いて行く。豊海水産ふ頭で水産関係の仕事をしている人は、私の住むマンション方向に歩いて来る。


「子育て応援スペース」は漫画が描かれている。



時間帯と何台に1台かは不明だが、時々、「子育て応援スペース」のある車両に出会うことがある。このスペースは片側の座席を取り外してあり、そこに乳母車を止めるようになっている。1台の電車の3両目と6両目に、そのスペースのある車両が付いている。
私は気にして3両目か6両目に乗るようにしているが、滅多に出会えない。


 「ぐるんぱのようちえん」



「子育て応援スペース」には、分かりやすく漫画が描かれている。
「きかんしゃトーマスとなかまたち」、「ミッフィ」、「ぐるんぱのようちえん」、「だるまちゃん」の4種類の絵がある。
それも何種類かのパターンがあるようだが、私には違いがよく分からない。


天井近くまで絵が描かれている。



「機関車トーマス」の作者はウィルバート・オードリーという人だそうだ。
「ミッフィ」の作者はディック・ブルーナ、「ぐるんぱのようちえん」は西内ミナミ、「だるまちゃん」の作者は加古里子である。


 「ミッフイ」(作者・ディック・ブルーナ)



私はいままでに「子育て応援スペース」に、母子が乗っていたのを見たことがない。
どうやらこのスペースは通勤時間帯に、子連れで会社に向かう女性のためのものらしい。
私は混雑する時間に地下鉄に乗らないので、そのあたりのことが分からないのである。


 飛行船か?



でも殺風景な社内より、漫画が描かれたスペースがある方が良い。
多くのサラリーマンが仕事に追われて、寝ているか、スマホをいじっているか、不機嫌な顔をしている。そんな時に、これらの絵はきっと安らぎを与えてくれるに違いない。
これもアートの力だと思う。


車両と車両の間の接続部の壁にもミッフィが。



(おまけの話)
大江戸線の森下駅で降りると、床にカエルのタイルがはめ込まれている場所がある。
最初の頃は「なぜここにカエル?」と不思議に思った。
その内に森下近辺の事情も分かって来て、カエルのタイルの事情が分かった。

俳人の松尾芭蕉はこの近所で、長く暮らしていたのである。
そして門人の河合曾良と2人で、ここから「奥の細道」に出掛けて行った。
俳句の中に「古池や 蛙飛び込む 水の音」があるからだった。


 カエルのタイル(森下駅)



大江戸線で上野方面に向かうと、2台に1台の割合で、「清澄白河駅」止まりが来る。
そのたびに電車を降りて、ホームで「都庁前」行きを待つことになる。
でもこの駅の下り線の壁には、素晴らしいアートがある。

鉄板に色々な形のものを鉄筋で制作して張り付けてある。中には本物の自転車まである。
駅の端から端までこんもアートで埋め尽くされているので、それを見ているだけで待ち時間は気にならなくなる。


 鉄で作られたアート(清澄白河駅)



私が乗降する駅は「勝どき駅」であるが、この駅にはアートが無い。
それに反して、非常に気分の悪くなるものがある。
私が地上に出る「A3a」のエスカレータの上りには、下から上まで「チカン・盗撮に注意」の張り紙がある。

他の駅ではあまり見掛けないので、知らない人には「勝どき駅はそんなに痴漢が多いのか?」と思われてしまう。駅員に確かめたことは無いが、私は特に痴漢が多い駅とは思わないのだが・・・・。


 「チカン・盗撮に注意」が上まで続く!

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コメント

  1. エスカレーター(Y)

    エスカレーター(Y)

    返信

    エスカレーターに乗る時に気をつけている事があります。
    若い女性の後ろには乗らない! 階段の段差は2段以上空ける!前を向かずに横を向いて乗る! 携帯電話はポケットにしまう!
    等々痴漢老人と疑われるしぐさは避ける事が肝要である。
    おじいちゃんだからと言って許してはくれません!

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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