僕はテニスが大好きだ。
豊浦町には「ふるさとドーム」という室内スポーツ施設があり
冬でもテニスを楽しめる。(寒いので暖房を入れるわけだが・・・)

この施設で仲間と毎週集まってはテニスをして
楽しんでいるわけだが、
3月にはいると小さいトンボがたくさん出てくる。

一体どこから湧いてきているのか、
よく見ると、コートの上に沢山じっとしている
彼らを見つけることができる。

こいつらは、「オツネントンボ」という。
成虫で越冬する珍しいトンボで有名らしい。
「越年」=「おつねん」するのが名前の由来。
冬になる頃にこの施設のどこか隙間に入り込んでいた彼らは
越冬して、少し暖かくなると動き出しているわけ。

3月上旬は二十四節気では「啓蟄(けいちつ)」。
七十二候では「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」。
まさに虫が動き出す季節になったということだ。

これからもっと暖かくなったら彼らは外に飛び出し、
近くにある貫気別川の湿地あたりで産卵をするのだ。
春に産卵をするのは大きいトンボに捕食されないという
メリットがあるからそういう生態になったのかな?
そうして8月9月あたりにヤゴから成虫になった彼らは
夏秋を謳歌してから、ふるさとドームに籠る。

つまり繁殖のために頑張って越冬するということか。
すごいね。

そんな彼らをコートで踏み潰したくないから
できるだけコートの外に出してあげるのが
ちょっと面倒な最近のテニスだ。


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豊浦町でワンコたちと暮らし、たまに海で遊ぶ日常をつづります。

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