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じもとブロガー
糸をつむぐように
はじめからスケジュールに組まれていたのだろう。
綺麗な大型バスに乗って、舗装された道を郊外まで行った。
砂漠の中の小高い丘に、
トンデモなくデカイ真っ白なジンギスカンの像が・・・
ただ行って帰るだけ。
アリバイ写真もしようが無いので撮った。
巨像の上部には展望台らしいところもあって、
階段だったが他にすることもないので登った。
素晴らしい景色だったろうが
写真が無いという事は撮らなかったのだろう。
そこに想い出は何もない。
バスはまっすぐにウランバートルまでの道を走る。
途中に寄る店も施設も無いので、当たり前だ。
真っ青なモンゴルの空は、ウランバートルが近づくにつれて
街はスッポリと巨大なドームに包まれていた。
スモッグ・・
懐かしい言葉を思い出した。
戻ったウランバートルには
通りの向こうに朝青龍ドームが見えた。
もちろん行かなかった。
マンガだ。
94年に行った時は
ただひたすらに美しかったモンゴル。
あのモンゴルはもうない。
懐かしい想い出だけが残る。
たぶんもう行く事はないだろう。
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それでも人生は進んでいく 糸をつむぐように
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引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/itogurama/blog2/see/entry-21075.html
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それでも人生は進んでいく 糸をつむぐように
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