
心の伊達市民 第一号
食欲の秋
少し涼しくなって来たので、なんとなく食欲も出て来たような気がする。
でもいっぱい食べたい気持ちはあるが、胃袋がそれを許さない。
若い頃は「ラーメンとライス」とか、「ライスは大盛」なんて頼んでいたのが懐かしい。
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三越の「松ふじ」のチラシ寿司(2530円・税込み)
夕食を家族と一緒に食べに行くことが、めっきり減ってしまった。
コロナウィルスの影響は、我が家にはこんな形で現れている。
それでもたまには、ご機嫌取りでランチには行く。
その時は「蕎麦」とか「うどん」というわけにはいかず、少し豪華なランチとなる。

INZA SIX にある「EMIT FISHBAR」のランチ(1430円・税込み)
数年前まではランチになにを食べても、夕食に影響は無かった。
それが最近はランチにお米を食べてしまうと、夕食に響くようになった。
どうしてもお米の場合は、「少な目にして」とか、「ご飯を半分にして」と頼む。
自分でも情けないと感じているが、こればかりはどうしようもない。
その年齢にならないと、分からないことが山ほどあると今さらながら知った。

築地場外市場「はいばら」のうな重(2500円・税込み)
涼しくなると、それまでは冷たい麺を注文していたのに、蕎麦、うどんも暖かい方を注文するようになった。
暖かい麺は汁が多いので、それを飲むからその分、腹がいっぱいになる。
若い頃はうどんが嫌いだった。しかも冷たいうどんがあることさえ知らなかった。
それが会社の近くにあった名店「平作」で初めて冷たいうどんを食べてから、すっかり冷たいうどん好きになったのである。
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銀座アスターの海鮮焼きそば(2000円・税別)
女房の亡くなったオヤジは大阪出身だった。
その影響で、女房は「粉もん」が大好きだ。
「粉もん」というのは、小麦粉で作った食べ物のことを言い、たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、イカ焼き、明石焼き、うどんなどの総称である。
この特徴は、「みんな安い食べ物」である。
因みに我が家の近くの有名な「もんじゃ」は、東京でも一部地域だけの食べ物である。

「千房」のお好み焼きランチ(1000円・税込み) 飲み物も付いて来る。
私は以前に住んでいた小金井の家の近くのラーメンチェーンの「幸楽苑」の中華そばが好きだ。今の住まいの近くには無いので、どうしてもという時は六本木まで出掛けて行く。
そんな時に幸楽苑の「中華そば」の通販があるのを知ったので、すぐにネットで注文した。

今年初めての秋刀魚(1298円・税込み)、店頭の写真と違い小さくて細くて寂しい。
懐かしの幸楽苑の「中華そば」10食で、送料込みで2980円だった。
届いた中華そばを、自宅で昼飯にするために女房が用意した。
食べてみたが、なにか違う。
茹で方が悪いのか?、器が違うからか?、店の雰囲気か?。
やはりラーメンは店で食べるのが良いと分かった通販だった。

通販の幸楽苑の中華蕎麦
(おまけの話)
7月に壮瞥町の岩倉観光農園から注文しておいたブルーベリーが届いた時に、女房が「キビモチが出たら、送って下さい」とお願いしておいた。
時々、岩倉さんからは電話があり、町やコロナの様子を知らせてくれる。
私は彼が使う北海道訛りの言葉の、「なんも、なんも」が大好きである。
特に彼がそれを言うと、心が温かくなる。

モチキビが15本、届いた。
9月中旬になり、メールが来た。
「モチキビは明日の午後には着くと思います。リンゴも少し入れておきました」。
私達夫婦は、とも東京生まれ、東京育ちなので、故郷が無い。
そんな時に届く壮瞥町からの宅急便は、故郷の母からの荷物のような気分になる。

茹でたてを食べたら、美味しかった。
届いたモチキビを、女房はすぐに茹でた。
茹で上がった熱々のものを渡されて、フーフー言いながら食べる。
続いてリンゴも食べた。美味しい。初めて食べる味なので、岩倉さんに問い合わせた。
すると「それは黄王です」と返事があった。
モチキビも黄王も東京のスーパーでは買えない。「食は壮瞥町にあり」である。

岩倉観光農園のリンゴ「黄王」
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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11/22(月) 木地師+α な多才人「工房夕花野」主宰 “ 石垣 拓也 “という人間に出会った。
大滝 三階滝近く、前夜雪が降り気温2度の寒い日。 広い建物にはストーブもなく、ほぼ我慢比べ状態の中取材をさせていただきました ^^; しかも2時間半。 今までの最長時間でした。 なぜならば、今回お会いした石垣拓也さんのお話がめちゃくちゃ面白い! それはもちろんお笑い的とかではなく、共感できるワクワク話が多かったのです。 もう、何をしに行ったのか忘れそうになるほどでした。 それはつまりはこんなお話し〜〜。 石垣さんは、今年の8月に置戸町から伊達市大滝区へ移住して来られた地域おこし協力隊員さんです。 そして、実は木地師でもあります。 そう、何を隠そうあの40年ほどの歴史がある「オケクラフト」の元職人さんでした。 しかも奥様も(奥様のお話はまた日を改めて。一緒に書いてしまうのは勿体ない程貴重な方なので〜)。 ここで少し「オケクラフト」についてご説明しますね。 https://okecraft.or.jp/about/ より引用 *〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜 『オケクラフトは、置戸町の「オケ」、昔から地域産業として生産されていた曲げ桶の「オケ」と、「クラフト」を合わせた地域クラフトブランドです。 1983年(昭和58年)に置戸町と著名な工業デザイナーであった秋岡芳夫さんとの出会いから始まりました。誕生以来、置戸町では町を挙げた活動として、作り手養成のための研修制度、オケクラフトの販売、作り手への材料提供などをおこない、オケクラフトの生産、普及に努めてきました。』 *〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜 地域を挙げてブランド作りに取り組み、成功した「オケクラフト」。 その影には元「Uni (鉛筆)」のデザイナーだった秋岡氏の存在がありました。 大量生産に疑問を持ち始めた秋岡氏が目指したのは、地域の木を使い、一つ一つ丁寧に作るクラフト職人を育てることでした。 その秋岡氏のマインドに共感し、師事されていたお一人が石垣さんだったのです。 でもちょっと疑問が…。 それは、何故、材料入手も販路も安定していた「オケクラフト」を卒業し大滝に来られたのか? 「たしかにオケクラフトを出るリスクはありました。オケクラフトにいれば販路は安定しています。 工芸家一本で食べていくのはとても難しいですから生活するには安心です。でも卒業しました。正直、職人として独立してもそれ一本では食べていけません。手作りなので数は作れませんから、収入は限られてくるのです。特にこの二年のコロナ禍では、それまで開催していた大手デパートでの展示会へもお客様が集まらなくなりましたし、中止になったものもありました。つまりコロナ禍での工芸品は、贅沢品で別に無くても困らない二の次の物になってしまったのです。」 ↑コロナ前までは札幌三越・さっぽろ東急百貨店などで展示販売をされていました。 このお話しは、観光に関わる仕事をしている筆者にも痛いほどに分かり共感しました。 でも、石垣さんは安定を捨てました。 「納品先(オケクラフトの場合は町)が安定しているということは、同じものを大量に作らなければいけなくなります。ここまで育てていただいたことにはとても感謝をしています。でも、もっとチャレンジがしたかった。たとえ時間が掛かったとしても、たとえ少ししか作れなかったとしても自由な発想で手間暇惜しまず物づくりがしたかった。大量生産から少量生産に切り替えたかった。つまり、作る量を半分に減らせば質は上がる!という結論を出したのです。でも、収入は確実に減る。…ということは、他に収入が無ければ食べていけません。」 なるほど。 とても納得します。 さらに石垣さんのお話しは続きました。 「他の収入を考えた時、広い工房を持って “ ワークショップ ” や ” 体験学習 ”を行って収入源にしようと考えました。対象は子供と親子。作品の材料となる木が生える森へ出かけていき、森、そして木に親しんでほしい。作品の背景となる木についても知ってほしかったので、近代化された都市部に行くつもりはありませんでした。自然豊富な環境に恵まれた地域で、そこに住む方たちと連携しながら、みんなで自分たちの住む地域を盛り上げていける所を探していて辿り着いたのが大滝でした。というか、ここしかない!と思いました。自然環境も人も建物環境も全て自分たちには最適な場所だったのです。 ここは本当にポテンシャルが高いです。札幌や千歳からのアクセスもとても良いですし。 あとは、どんなコンテンツを作ってどう発信していくか?だと思っています。もちろん資金確保の問題もありますが…。」 ↑材料はその木が育った森が分かるものを生木で購入します。材となり薬に浸かったものや外国産のものは使いません。あくまでも安心安全な北海道産のものに拘っています。 ↑皮を剥ぎ、用途に合わせて切り出していきます。 ここまで伺って、筆者はワクワクが加速していってしまいました。 なんて素敵な方が伊達市に来てくださったのだろう!! しかも石垣さん、オケクラフトメンバーになる前は店舗マネジメントのお仕事を8年ほど経験されておられ、その構想のお話しがただの夢物語ではなく、きちんとマーケティング理論に基づくものだということが分かりました。 なんとも頼もしい限りです。 掘れば掘るほど壮大な構想が出て来るご様子でしたが、今回はここまでの取材にとどめることにしました。 続きは素敵な奥様(曲師)の取材の時に伺いたいと思いますので乞うご期待! ↑奥様もオケクラフトご出身の曲げ職人さん。早く取材させていただきたい! 最後に、近々のご予定を伺いました。 「現在準備中の工房が年明けには整いそうです。 将来のワークショプのために、近々、木育マスターの資格も取得しようと考えています。そして来年9月には料理研究家の菅田奈海さんとのコラボで「食育と木育」のイベントを行います。対象は近隣の子供達と親子。伊達市内の会場を予定しています。」 話しは尽きなかったのですがここでタイムオーバー。 でも、筆者が石垣さんとお話ししていてはっきりと分かったことがありました。 それは子供たち、そして選んだ地域への愛でした。 日本の宝としての子供たちに、自分の仕事として何ができるか? 同時に、家族とともに協力しあいながら生活を支えるためにはここで何がしたいのか? 選んだ土地で、地域全体、そして自分が楽しく幸せに暮らせるために何をすべきか? すでにその答えは出ていました。 それらを考えた上での大滝移住でありビジョンなのでした。 地域おこし協力隊で 木地師+αの多才人 石垣拓也さんが起こす風。 風向きを見届けつつ応援したいと思います。 伊達市、ますます楽しくなりそうです。 ↓「夕花野」Instagram https://instagram.com/yuhanano_hokkaido ↓夕花野オンラインショップ https://yuhanano.handcrafted.jp/ 夕花野 主宰 石垣 拓也 E.mail : gakkey326@gmail.com ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2021年)
Rietty
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