心の伊達市民 第一号

敬老の日に 

私は忘れていたが、9月21日は「敬老の日」であった。
いつからこの祝日が出来たのか、ネットで調べてみた。


敬老の日は、【国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としている】とあった



中央区から贈られた「敬老買物券」

そもそもこの祝日が出来た理由が、かなり雑であった。
「子供の日、成人の日があるのに、老人の日が無い」のは気の毒だということから作られたようだ。


では「何歳から老人か?」という疑問がある。
これも法律の老人福祉法によると、老人の定義は65歳以上のようだ。



「JR新橋駅」のガードの向こうの広場が、TVに登場するインタビュー 場所。

初は「老人の日」であったが、「老人」という言葉に当事者達から批判が出て、「敬老の日」になったようだ。

一方で、老人クラブは60歳から入れるらしい。
昔の話だが、私の亡くなった母は自分が60歳の時に、新聞記事に「60歳の老婆が・」と書いてあったのを読んで、「私は老婆じゃない!」と怒っていたのも懐かしい思い出だ。



蒸気機関車が、「ここが日本の鉄道の始発駅」を示している。

最近は益々、老人が元気になっていて、65歳で自分が「老人」と思っている人は少ないと思う。それなのに、映画館は60歳からシニア割引になる。

これは映画好きの私はとても嬉しい。
通常料金が1900円のところを、シニアだと1200円になるのだからありがたい。

こんな時ばかりは、恥ずかしながら私は「年寄り」になる。



飲食業の激戦地。「替玉無料」で客を呼ぶ。

私の住む中央区では70歳以上になると、区内にある3ヶ所の劇場を順繰りに招待してくれる。3ヶ所というのは歌舞伎座、明治座、新橋演舞場である。
それぞれの劇場の出し物が違うので、これも楽しみだ。

今年は新型コロナウィルスの影響で、中止となってしまったのが残念だ。
75歳以上になると長寿を祝い、対象者に「敬老買物券」3000円を送ってくれる。



コロナの影響で、「平日、お昼からお酒飲めます」とある。

敬老の日は、法律で9月の第3月曜日と決っている。
だから今年は土曜日から火曜日の「秋分の日」まで、4連休となった。

現役の人は嬉しいだろうが、「毎日が日曜日」の私は身の置き場が無い。
そこで敬老の日の街の様子を見に、ウォーキングに出掛けた。



新橋は「昼飲み」の店が多くある。

家から歩いて銀座に出て、そこから新橋まで行ってみた。
なにしろ新橋は「働くお父さん達の聖地」なのだから。

さすがに新橋は人が少ない。まだ元気だったので、更に先に進み虎ノ門ヒルズまで行き、そこから引き返して家まで歩いて戻った。万歩計は1万0821歩だった。



「今夜も御一緒に」(焼き鳥の居酒屋か?)

(おまけの話)
マンションの友人のXさんが入院して、もう6ヶ月が経った。
入院当日に私にメールが来て、彼が入院したと知りとても驚いた。

メールには『家で体調を崩したので、救急車を呼んだ。病院で診察を受けたら、そのまま入院となってしまった』。



「都道2号線」(別名・マッカーサー道路)

『「妻がショートステイに行っているので、一度家に戻り、準備をしてから出直す」と言ったら、「すぐに入院しないと死にますよ」と言われた』となんだか よく分からないながら、大変なことのようだった。

その後、何回かメールが来て、『間もなく退院出来そうだ』とあったが、その前日くらいに『胃がんが発見されたので、退院出来ない」と知らせて来た。



道2号線沿いにある「切腹最中」で有名な「新正堂」

今はコロナ騒動で、お見舞いにも行けない。
どうやら人工透析の手術もしたようで、最後のメールでは『25キロ痩せたので、街ですれ違っても分からないと思う』と知らせて来た。

Xさんは私より10歳ほど年齢が上なので、病気も仕方ない。
でも入院する前日にも会ったが、元気溌剌だったのに。

Xさんを見ていると、「老人とは80歳から」という気がして来た。



右奥に見えるのが「虎ノ門ヒルズ」

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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