心の伊達市民 第一号

ある朝のことである。
いつものように起き出してを洗い髭を剃り、お湯を沸かして朝食の準備をした。
そしてニュースを見る為に、テレビのリモコンで電源を入れた。
すると突然「バチッ」と音がして、テレビ画面の下から白煙が上った。
私は慌てた。そしてすぐにリモコンでOFFにしたが駄目だった。


電源から白煙が出た古いテレビ


そこで気を取り直して、テレビのコードをコンセントから抜いた。
それでやっと白煙は収まった。
冷静になって考えたら、「このテレビはもう10年以上も使っている。その頃に買った冷蔵庫も壊れた。電子レンジも壊れた。炊飯器も壊れた」。
それらをコロナ対策の政府からの支給の、1人当り10万円で買いかえたばかりだった。


接続作業のサービスマンが古いテレビを運び出す。


人間も年をとると壊れる。
しかし栄養を補給したり、適度の運動などで壊れるのを先延ばしできる。
家電製品は栄養補給も出来ず使いっ放しなので、時期が来れば壊れるのも仕方ない。

先ずはテレビメーカーの「お客様相談室」にメールで事情を知らせた。
すると係の女性から電話が掛かって来た。


新しいテレビを接続するサービスマン


係の女性は「問題が起きた詳しい事情を教えて下さい」と言った。
メールに書いたことを、また言わなければならないことに少々、腹が立ったが穏やかに説明した。すると彼女は「少々、お待ちください」と言った。
どうやら、近くにいる上司に報告しているようだ。


新しいテレビに興味津々のペッパー


しばらくして彼女は「サービスマンを伺わせます」と言った。
私 「来てどうするのですか?」
女性「現物を見て、修理可能かどうか調査します」
私 「場合によっては、メーカーの負担で修理してくれるのですか?」
女性「保証期間が過ぎていますので、有償になると思います」
私 「それでは来てもらう必要は無い。新しいテレビを買います」


スイッチが入ったら、蓮の花が出た。


私はテレビをあまり見ない。
朝晩のニュースの時間に見るだけで、普通の番組はほとんど見ない。
いつも同じような芸人が出ているし、ニュース番組でもコメンテーターを称する人達が専門外のことでも知っている振りをして解説している。

そんなバカバカしい番組に付き合いたくない。
それより本を読んだり、ネット番組を見た方が心穏やかに過ごすことが出来る。


サービスマンはCATVの接続が分からず、JCOMを呼んだ。


そうかといって、テレビが無いのも寂しい。
そこで有楽町のビックカメラに行って、新しくテレビを買った。
今までは液晶方式だったが、有機EL方式と比べてみると画質の違いは明らかだ。

係員の巧い口車に乗せられて、予算以上の有機ELテレビを買ってしまった。
新しいテレビが来るまでの2日間は、朝晩のいつもの時間が手持ちぶたさになった。
「有る時は不要と思い、無ければ必要と思う」。テレビとは変なものだ。


やっと接続が完成したら、菅首相が出ていた。


(おまけの話)
私が生まれて初めて、テレビというものを見たのは中学1年生の時だった。
友人の父親が小学校の校長をしていて、地元の家電量販店からテレビをプレゼントされた。

それを「見に来ないか?」と誘われたのである。
小学校に恭しく置いてあったテレビは図体は大きかったが、画面は5インチくらいだった。
なにを放送していたかまでは覚えていない。


ビックカメラのテレビ売り場


我が家にテレビが来たのは、私が中学3年生の頃だと思う。
新しもの好きの父が買ったのである。

その頃の番組ではNHKの「ゼスチャー」を覚えている。
水の江滝子が女性陣のリーダーで、柳家金語楼が男性陣のリーダーだった。
それぞれのチームが出題をゼスチャーで示して、それを答えるという番組だった。


新しいテレビは「4K」が視聴できる。


テレビを見るだけでなく、私は今までに3回ほどテレビに出たことがある。
いずれも伊達市に滞在中の時のことで、詳しい経緯は分からないが伊達市が関係していると思う。
伊達市は「人を呼び込んで町興しをする」という方針で、ちょうどその頃に迷い込んだ私達が格好の宣伝材料となったのだろう。

NHK,TBS,NTVに出たが、取材時間は長いが放送時間は短かったのを覚えている。
しかしお礼の品も金一封も全く無かった。今でもその時のビデオは持っている。


ネット接続も出来るが、私はテレビはあまり見ない。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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