ゴールデンウィーク(GW)初日の29日は、東京は朝から雨だった。
気温も低いので、朝から気分は憂鬱だった。
カラッと晴れた日には気分は良いので、うつ病と天気は大いに関係がありそうだ。


雨の日は外に出ないつもりなので、パソコンに向かってメールをチェックした。
同級生から作品展の案内が来たが、遠いし緊急事態宣言中でもあるので「参加出来ない」と返事を出した。そして彼から出展作品をメールで送ってもらった。




朝からドンヨリとした空模様で、雨が降っていた。

 

IHI病院に入院中のXさんに、GW中の病院の様子をメールで尋ねてみた。
すぐに返事が来て、「GW中もしっかりリハビリをするそうです。1日休むと回復に倍以上掛かるそうです。現在、病院は患者の総入替えに近いくらい退院しています。同じ病院に3ヵ月以上は入院できないので退院させられる人と、介護付きなら車椅子で生活出来る痴呆気味の人達です」。詳細は不明だが、コロナ患者の受け入れの為かもしれない。




同級生のKさんの作品「山本有三記念館」

 

そんな時に玄関のチャイムが鳴った。女房が出るとXさん夫妻だった。
連絡も無く、急に2人で来たのでビックリした。
2人は同じ86歳で、かなり体が弱って来ているように見える。


ご主人は私達が作ったデジカメクラブのメンバーだが、今年になってからは例会にも出て来なくなっていた。
入院中のYさんの話では、どうやらXさんは軽度の認知症になってしまったようだった。




「長池公園見附橋」

 

「玄関先で失礼します」という2人を居間に上がってもらい、話を聞いた。
事情を聞いたら、もう今では奥さんがご主人の面倒を見ながら2人で生活をするのは限界で、娘さん夫婦の住む仙台に引っ越すと言う。
以前から娘さんから「こちらへ来ないか?」と誘われていたようだ。




「紅葉の高幡不動」

 

Xさんは昨年後半はデジカメクラブの例会日を忘れてしまい、例会室から電話をして出席してもらっていた。その時も「Xさんはボケて来たのではないか?」と思っていたが、本人と話すと普通だった。


しかも本人が「最近、女房がボケて来た」と言っていたので、「大変だね」と同情していたほどだった。ところがその日の奥さんの話では、遠回しではあったがXさん自身がボケていたのである。




「長池公園の見附橋(2)」

 

マンションに住むようになり、気が付いたことがある。
それは「引っ越しが多い」ということである。
1年間に住民の5%が引っ越すという。ここで5%とは130軒である。


以前の小金井の住まいの時は、近所の知り合いは45年間で1軒しか引っ越しは無かった。ところがマンションに越して来て10年だが、既に知り合いが10人は越して行った。色々な事情があるとは思うが、マンションとはそういうものらしい。




朝からPCで「むしゃなび」に登場する記事を書く。

 

しばらくは感染者が増え続けるだろうし、友人は引っ越すし、入院中の友人にもコロナで面会できないし、同級生の作品展には行けないし、雨は降って寒いし、全く嫌になる。私にはうつ病になる条件が揃い過ぎである。


早くワクチンを接種し、空がカラっと晴れてくれなければ、本当のうつ病になってしまう。コロナのせいで生活基盤を損われてしまい、うつ病になり自殺する人も増えそうだ。出来れば、明るい話題の欲しかったゴールデンウィークであった。




この夜の東京タワーのライトアップは「インフィニティ・ダイヤモンド」

 

(おまけの話)
Xさん夫婦が帰った後に、また玄関のチャイムが鳴った。
出てみると宅急便の配達員で、大きな段ボール箱を抱えていた。
宅急便などの(小池都知事の言うところの)エッセンシャル・ワーカーはゴールデン・ウィークも休まずにご苦労さまなことである。


箱の印刷には、大きく「台湾 金鑚パイナップル」と印刷されていた。
これはかなり前に私がネットで注文したパイナップルだった。




台湾から届いた「金鑚パイナップル」4個入り(2900円・税&送料込み)

 

いつまで待っても来ないので、発注先に問い合わせた。
その返事は「出荷前の抜き取り検査で、傷み始めているものがいくつか見つかった為、一旦在庫を全て廃棄処分することになりました。27日に新しいものが日本に届くことになっていますので、出来る限り早い出荷が出来ますように動いています」とあった。


しかし台湾の輸出業者のネット情報では、「今までにパイナップルの輸入経験のない日本の業者の扱いが悪く傷付いてしまったので、今後は取り扱い方を指導します」とあった。




フィリピン産より、少し小ぶりだが甘い。

 

届いたパイナップルは台湾のKさんが言っていた「17番」だった。
早速、食べてみたら甘く、芯まで食べられた。
東京タワーで開催された「台湾パイナップル祭り」のプレゼント、その後、スーパーで購入したパイナップルはどちらも甘くなく酷かった。


これでは台湾の評判を落とすと思っていたので、今回の17番で名誉挽回であった。
少しだけ、明るい話題があったGWだった。




金鑚パインは台湾のKさんが言っていた「17番」である。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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