テレビ報道で『茂木外務大臣は記者会見に於いて、ベトナムにわが国で製造したアストラゼネカ社製ワクチン約100万回分を無償で供与することとし、16日に日本から出荷し、同日ベトナムに到着すると発表した』と知った。

日本は中国に対抗して、ワクチン外交を行うのだなと感じた。
今回の供与は台湾に続いて2国目であるが、台湾もベトナムも私にとっては非常に縁がある国なので、とても嬉しかった。



真ん中は駐越日本大使館の職員らしい(大使ではない)


17日の午後にホーチミン市の日本語学校の副校長のM女史からメールが届いた。
『昨日の夜、日本からのスポンサーワクチンのコンテナが到着されました。早朝、ハノイ首都からそのワクチンのコンテナがホーチミン市まで送りました』。

『日本、本当にどうもありがとうございます。ベトナムは日本のお陰で将来へ信頼・希望がします。橋本顧問先生、ありがとうございます。顧問先生は日本の政府に税金を支払いました。顧問先生のご健康をお祈り申し上げます』。



ハノイに到着した日本からのワクチン(ANAで運んだ)


M女史はベトナム人で日本語の先生ではないが、独学で勉強して、このようなメールが書けるようになった。最初の頃はかなりひどい日本語で、私はメールを受け取る度に赤字で訂正して返信していた。
その努力が実って、まだ少し問題はあるが、意味の分かる日本語を書けるようになった。

そのワクチンに、私の支払ったわずかな税金が含まれていることも彼女は分かっている。でも現役の時ならともかく、今ではワクチンの1滴の中に私の払った税金が100分の1くらいは入っているかな?



ベトナムから贈られた感謝状(背広姿は日本人)


メールには現地で報道されたニュースのURLが添付されていたので、それを開いてみた。全てベトナム語なので、「Google 翻訳」で日本語にしてみたが、原文は次のようなものだ。

『Lúc 22 giờ đêm ngày 16-6, tại sân bay quốc tế Nội Bài đã diễn ra lễ tiếp nhận lô hàng gần 1 triệu liều vắc-xin phòng Covid-19 của Chính phủ Nhật Bản trao tặng Việt Nam phòng chống dịch Covid-19. Đại diện Việt Nam do ông Nguyễn Thanh Long, Bộ trưởng Bộ Y tế, thay mặt Chính phủ Việt Nam tiếp nhận lô vắc-xin Covid-19 này』



ベトナム高官と話す日本大使館の職員(公使かな?)


Google 翻訳をしてみたら、次のような内容だった。
『6月16日午後10時、ノイバイ国際空港で、日本政府がCovid-19の流行を予防するためにベトナムに提供した約100万回分のCovid-19ワクチンの出荷を受け取る式典が行われました。 ベトナム政府を代表して保健大臣のグエン・タイン・ロング氏が率いるベトナムの代表者は、このバッチのCovid-19ワクチンを受け取りました』。う~ん、M女史よりGoogoleの方が進んでいる。



ハノイからホーチミン市に運ばれるワクチンはベトナム航空で。


ベトナムの人口は約9800万人である。
そこへ100万回分のワクチンだと、2回の接種をするから50万人分でしかない。
6月17日現在の感染者数は1万1635人(前日比 +331人)、死者数は累計で61人である。

日本と比べれば大した人数ではないが、日本以上にコロナを恐れているのは国民性かもしれない。
国産ワクチンの研究も進んでいるようなので、もう少しの辛抱だ。



ベトナム航空の機内に収められるワクチン


同じ頃に以前に私の会社で実習生として働いてくれた、ベトナム人のハイさんからメールが届いた。

『いまごろ、ベトナムは大変です。コロナウィルス感染者が1万人以上なりました。これからドンドン増えると思います。私たちよく注意します。カメラをあんまりさわない。エラなった。売った。携帯で写真を送ります』と書いてあって、私が以前に植えたマンゴーの木の写真を添付して来た。
今年もまだ実を付けないようで、多分、来年には収穫出来そうだ。



ハイさんが送って来た、私の植えたマンゴーの木


(おまけの話)
同じ日に以前に注文しておいた、台湾製のパイナップルが届いた。
本来は6月初めに届くことになっていたのだが、ネットのサイトからの連絡で「コロナの影響で6月10日頃になる」と連絡が来ていた。ところがそれでも届かず、やっと18日になって届いたのである。

コロナの影響というのは、実はコンテナーの不足による海上運送の遅れのようだ。これは新聞でも大きく取り上げられていて、遅れだけでなく運賃も大きく上がっているようだ。



6月18日に、やっと届いた台湾産パイナップル


届いた段ボールを開けたら、汁が床に落ちた。
収穫から日本到着までに時間が掛かり過ぎて、完熟し過ぎになっていたのである。以前に購入した時は4個だったが、今回は開けたら3個だった。


文句を付けたいところだったが、仲介業者もコロナとコンテナー不足で苦労しているだろうし、更に変な言い訳も聞きたくないのでそのままにした。



台湾人が出した産経新聞の全面広告


1個を半分に切ったら、甘い香りが広がった。
パイナップルの中心部分は、熟し過ぎて少し変色していた。
早速、冷蔵庫で冷やし、夕食後に家族と食べた。
私が指定した「金鑚印」のパイナップルなので、予想通りに美味しかった。
台湾は昔から縁があるので、どうしても付き合い方が甘くなる。



広告に賛同した台湾企業名


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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