
心の伊達市民 第一号
驚きの無料動物園
テレビの天気予報の画面に「行船公園の睡蓮の花」が映し出された。「行船」とは聞いたことが無い名前である。場所がどこか全く分からないし、読み方も分からない。
すぐにネットで調べたら、江戸川区にある公園だった。
テレビでは小さな睡蓮の花が池一面に咲いていて、とても綺麗だった。そこですぐ翌日に、行ってみることにした。

「ケナガクモザル」だけは元気が良かった(江戸川区自然動物園)
行く方法は大江戸線で「門前仲町」に出て、そこから東西線で「西葛西駅」で降りる。そこから都バスに乗ってであるから、1時間も掛からないで行けそうだっった。
乗換えの東西線の門前仲町駅で、具合よくすぐに電車がホームに入って来た。
すぐに飛び乗って席に着き、落ち着いてドアの上の液晶画面を見たら、この電車は急行で私の降りる西葛西駅はパスしてしまうと分った。また「早とちり」をやってしまった。
1日1回は決まりごとのように、早とちりをしている私だ。

「フンボルトペンギン」は微動だにしない。
結局は1時間以上も掛けて、「宇喜田」という見慣れぬ名前のバス停で降りた。ぐるりと回りを見渡したら、公園のような森が見えたので、そちらに向かって歩いて行った。
公園に入って気が付いた。「ここには来たことがある!」。
かなり前だがマンションの友人が「アンパンの美味しい店があるので、行かないか?」と誘われて、マンション前から何度かバスを乗り換えて行ったのである。
そしてアンパンを買った後に、「近くに無料の動物園があるので、行かないか?」と誘われて行った場所が「ここ」だった。

「触れ合い動物広場」
この動物園は江戸川区が経営している「自然動物園」で、誰でも無料で入園出来る。
江戸川区が飛び抜けて裕福な区であるとは、私は寡聞にして聞いたことがない。なぜ江戸川区は動物園を持っているのだろう?
区市町村で動物園を持っているところは、ここ江戸川区だけじゃないだろうか?

「ベネットアカクビ・ワラビー」は暑さでぐったり。
動物園はそれほど広くなく、飼育されている動物も有料動物園にいるような「象」、「キリン」、「ライオン」、「熊」などの猛獣はいない。
多くは子供相手の可愛い動物達で、ペンギン、猿、ウサギ、ニワトリ、ヤギなどで、本格的な動物はアリクイ、アザラシ、レッサーパンダ、ワラビーなどである。
ウサギ、ニワトリ、ヤギなどは普通の時は触れ合うことが出来るのだが、いまはコロナで休止である。

「オオアリクイ」は行ったり来たりで止まらない。
動物を見に来ているのは子連れの母と子供ばかりで、ジジイの私はそこでは浮いていた。
「猿山」では、クモザルが追いかけっこをして綱からぶら下がる。
ペンギンは立ったまま、何を考えているのか動かない。
レッサーパンダは暑さに弱く、小屋の中からダルそうにこちらを見ている。

「レッサーパンダ」は特に暑さに弱い。
アリクイは暑さでボケたのか檻の中を行ったり来たりを繰り返し、休むことを知らない。
殆どの動物は暑さでグッタリして、日陰で寝ていて動かない。
ワシミミズクの前に行ったら、奥からミミズクがやって来て金網越しに私を睨んだ。
何年振りかに動物園に行ったが動き回る動物は見ていても面白いが、寝ている動物は何も面白くない。人間だって同じだろう。
若い女性の歌って踊っては見ていて楽しいが、寝ているオヤジを見ても面白くないのと同じだ。

「ワシミミズク」に睨まれた。
(おまけの話)
動物園は「行船公園」の一画にある。これは「ぎょうせん・こうえん」と読むのだそうだ。
隣は同じく、行船公園の中の「平成庭園」という日本庭園である。
真ん中に池を配してあり、正面に「源心庵」という茶室がある。
小さな滝も作られていて、池の周りを歩くことが出来る。
しかし歩く細道は飛び石が多く、後期高齢者には足元が危険である。

釣り堀では後期高齢者が釣れなくても頑張っていた。
その裏に「釣り堀」があり、太公望が糸を垂れていた。
しばらく見ていたが、誰も何も釣れない。釣ることが目的ではないのかもしれない。
その隣が目的の「水生池」という名の睡蓮の池である。
広さは500坪くらいか? 池一面に小さな赤い睡蓮の花が咲いている。壮観である。鯉が泳いでいて、絵になる。

池の畔に佇んで、ただただ睡蓮の花を眺める。
しばらくしたら、カメがやって来た。エサを欲しいようなそぶりである。釣られて鯉もやって来た。
私は不忍池の蓮の花を見慣れていたが、この小さな睡蓮の花も見事だと感じた。ただただ何も考えずに池を見続けた。
この日は無料で動物も見たし、睡蓮の花も見たし、至福の時も過ごせたので満足な一日だった。

睡蓮の花に鯉が近寄って来るまで待って撮影した。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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Rietty
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