中央区役所から分厚い封書が届いた。
開けてみたら、「高齢者福祉事業のしおり」、「お役立ちガイドブック」、「知って安心 認知症」という冊子が入っていた。どれもみな高齢者向けの資料なので、区内在住の後期高齢者全員に配布したのだろう。こんなものを送って来られるようじゃ、私ももう終りが近い。


     
中央区から送って来た小冊子「知って安心 認知症」


パラパラとめくってみただけで、戸棚にしまい込んだ。でも認知症は気になる。50年くらい前に作家の有吉佐和子が「恍惚の人」という小説を書いてヒットした。
そして映画化もされ、「恍惚の人」は、当時の流行語になった。
その頃はまだ「認知症」という言葉は無く、「ボケ」とか「痴呆症」と言っていた。


     
ここからは雨の日の中央区の葉っぱ。


2004年になって、厚生労働省がボケを正式に「認知症」と決めたのである。私はこの言葉に違和感を覚えている。
「認知症」ではなく、「不認知症」にするべきだったのではないか?

「不妊症」は妊娠がし難い症状であり、「不眠症」はなかなか眠れない症状である。
それからすれば「認知が難しくなった」のであるから、「不認知症」だろうと思うがどうか?





どんな食べ物が認知症を避けるのに良いかを調べてみた。
すると次のような食べ物が良いと分ったのである。
「魚、豆類、緑黄野菜、果実類、カレー、コーヒー、緑茶、赤ワイン」。
魚は特に青魚の(鰯、秋刀魚、鯵、鯖)などが良いようだ。





「秋刀魚」、「鯵」は好きで食べるが、鰯と鯖はあまり好きではない。豆類も嫌いじゃないが、私の好きな和菓子の「小豆のあんこ」はどうなんだろう?

納豆もたまに夕食に出て来る。アルコールを飲まないので、枝豆はあまり食べる機会が無い。
果物は大好きで毎日、必ず食べる。緑黄野菜もサラダで出て来るので、よく食べる。


反対に認知症に悪い食べ物を調べてみたら、次のようなものだった。
「肉の脂身、マーガリン、ショートニング、高度加工肉、ジャガイモなどの澱粉質、アルコール、スナック菓子」。

豚骨ラーメンが嫌いなように、私は肉の脂身は食べない。マーガリンも食べず、バターを食べる。

高度加工肉とはハムやソーセージだと思うが、これもあまり食べない。アルコールは飲めず、スナック菓子は子供の時から食べていない。こうやって並べてみると、認知症とは縁遠い食生活のように思える。
コーヒーは毎朝と、昼間にカフェで1杯で、1日2杯は飲む。





それでも自分では認知症が始まっていると自覚している。
メモをしないで次のことをやると、必ず前のことを忘れる。
せっかくメモをしたのに、出掛ける時にそのメモを持って出るのを忘れる。

認知症で家族に迷惑を掛けたくないと願っているが、悪友は「認知症になってしまえば、何も分からないから大丈夫」と言う。でも結論として認知症を恐れている私は選ぶことが出来るなら、認知症ではなくコロナウィルスを選びたい。





(おまけの話)
私の親族には幸いに認知症の人はいないし、いなかった。
認知症は遺伝と関係があるのか?、無いのか?
私が初めて認知症の人に出会ったのは、50年も前のことだった。

私の小学校の6年間の担任をしてくれた先生にT子先生がいた。
彼女が定年で引退したすぐ後に、偶然、近所で出会った。


     雨の日は認知症は避けても、転んで「寝た切り」になる恐れあり。


私が「T先生」と呼んだが、返事が無かった。
その姿は浴衣をだらしなく来て、夢遊病者のように歩いていた。
先生だったあの頃のキリっとした姿しか知らなかった私には、とても驚き悲しかった。

その少し後にT先生の家族から聞いたのだが、『現役の時はおばあちゃんが家事を全て行っていて、引退したら彼女は何もやることが無くなった。そしてボケてしまった』と言っていた。





私の母は一時的な認知症になったことがある。
ある時、会社にいた私に母が「私、ボケたみたい」と電話をして来た。私は正直、「困ったなー」と思った。
そのしばらく後に、家から中野の歯医者に1人でタクシーに乗って出掛けて行った。

ところが近くに行っても歯医者の場所が分からず、運転手に酷いことを言われたそうだ。運転手の言葉に怒った母は、大声を出してタクシーを降りてしまったそうだ。
その時に頭の血管が「スー」と通ったような気がしたと言っていた。そして認知症から生還し、10年以上も後に寿命を全うして旅立って行った。




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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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