
心の伊達市民 第一号
渋谷でアート
以前にあるアートに関するサイトで、草間彌生さんの「オブリタレーション・ルーム」の予約をした。
その後、次々とアートの案内が届くようになった。
今回は渋谷の「elephant STUDIO」で開催される「buggy SOLO EXHIBITION Portrait」である。
入場料は500円と安い上に、最終日のみ無料となっている。
その代り500円はミニマムで、若手アーティストを支援する為にドネーションで自身で入場料を支払うという面白い企画だった。

会場は青山学院の近くで、渋谷駅から歩くと結構、遠い。
やっと探し当てた会場は、路地を入った奥まったところにあるビルだった。
まだ時間が早いせいか、誰もいない。そこで近くを散策して時間調整をした。
開始時間の午後1時に会場に着くと、すでに会場内に数人の人達がいた。
入口で私のスマホに送られて来ていたQRコードを見せて、検温・消毒をしてから中に入る。

1階と2階が会場になっているが、先ずは1階から見て廻る。
先に来ていた人達はみんな親し気に話をしているので、どうやら私以外は関係者のようだった。
壁に飾られている絵は有名な人物の顔で、その顔が私には奇妙としか見えない。
ピカソの描いたゆがんだ顔は「キュビズム」と言うそうだが、それは色々な角度から見た顔を1枚の絵に納める描き方で、ピカソが始めた画法だそうだがそれとも違う。

今回の作品の多くは「鼻血」をテーマにしているそうで、なお分からない。
入口でもらった作者(buggy)と作品の紹介のパンフレットには、次のようなことが書かれていた。
『日本ではアニメ、漫画、テレビや映画などにおいてセクシャルな場面に遭遇した登場人物が鼻血を出すという描写がたびたび登場します。そうした物語の中に描かれる「鼻血」は男女にかかわらず性的な興奮を示すものであり、ある人物が隠されたものや・・・』、

『見てはいけないものといったタブーに触れた時に、吹き出したり、流れ出たりするものです。しかしこの鼻血のイメージは日本文化特有のものであり、非常にドメスティックな感覚と言えます。本作はbuggyが描く世界的な影響力を持つ人物の、その影響力の強さを日本的「鼻血」の印象を付与することで相対化し、メディアや情報格差といった様々な社会構造に対するユーモアを伴った注意喚起としても機能します』。

その解説書を読んでも、私の読解力ではこの芸術が理解出来なかった。
私の芸術についての理解は、「見て気持ちが良くなったり、気持ちが安らぐもの」であるので、今回の作品を見て頭がクラクラしてそうはならなかった。
とても見続けることは出来ないので、そそくさと2階に上がり写真を撮って外に出た。
「芸術は難しい」と感じた今回の作品展だった。

話はガラリと変るが、昔のことである。
私の子供の頃に画家は「絵描き」と言われていたように覚えている。
絵描きはすぐ分る。それは「ベレー帽を被っている」、「白っぽい上っ張りを着ている」、「人によってはパイプを銜えている」から、見れば分った。
ところがいつの頃からか長髪は多いが、ベレー帽は被らなくなり、パイプも銜えなくなった。
どうやら最近の芸術家は「形から入る」のではなくなったようだ。

(おまけの話)
以前に草間彌生さんの「オブリタレーション・ルーム」で、作品に水玉シールを貼って作品に参加したことは書いた。その時はまだ展示が始まって間もない時だったので、その後、水玉が増えているだろうから「どうなったかな?」と気になっていた。
そこで今回の「buggy SOLO EXHIBITION Portrait」を見た後に、こちらも見る為に予約をしておいた。

渋谷駅に戻る途中の、「渋谷区役所美竹第2庁舎」の会場に行った。
ここでも入口で検温、消毒、そして予約のQRコードを見せる。
予約時間に10分ほど早かったので、椅子に座って時間まで待つ。
私の前の時間に予約した親子連れが受付に戻って来て、「もう1枚シールを下さい」と言ったら、「1人1枚です」と言って断られていた。

時間になり、私は中に入った。他には1組のカップルが同じ時間の予約だった。
前回に私が来た時は7月15日だったので、もう1ヶ月以上が過ぎていた。
しかし思ったよりは貼られたシールの数が少なかった。
このイベントの会期は9月5日までなので、まだまだ多くのシールが貼られるのだろう。
そして9月5日が作品完成となる。
この日は「鼻血で芸術」となり、「他人任せで芸術」になるという1日に2つの難しい芸術を体験したのであった。

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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misaki
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