
心の伊達市民 第一号
東京ミッドタウンの芸術
東京ミッドタウン六本木で「光と霧のデジタルアート」というイベントをやっていることを知った。
「行かなければ!」と思ってしまうところが、私の悪いところかもしれない。
まして8月5日には東京のコロナ感染者が5042人と、遂に5000人の大台を越えてしまったのだから、本当は家にいなければいけないのかもしれない。
でも私は2回のワクチン接種も終えたので、あまり感染することは心配していない。

家に閉じ籠っていて太陽にも当たらなければ、体の免疫力が低下すると私は思っている。
しかもこの暑さの中を出て行くと、大量の水分を取るし、大量の汗もかく。
これが「健康に良い」と信じている。
冷房の部屋で汗もかかないで生活していると、わずかなコロナでも感染してしまう恐れがある。

東京ミッドタウン六本木に、午後4時に行った。館内はクーラーがほど良い温度に設定されている。
他の店では急激に冷やされて風邪を引くのではと心配になるが、ここではそうはならないのが会社の心遣いか?
1階の奥に進み、芝生広場の様子を見に行った。
そこで昼間はミストが噴射されているはずだ。

館内は「MIDTOWN ART PALETTE」というイベントを開催していて、その中の1つが「光と霧のデジタルアート」であると知った。館内を歩いて行くと、途中の店舗全体に大きな絵画が描かれているのが見えた。
これは最近の大型店の策略で、空き店舗をそのままにしておくと見栄えが悪いので絵画で誤魔化しているのだと思う。更に館内には「SUMMER ART ZOO」とか、「北斎づくし」など、色々なイベントが用意されていた。

「SUMMER ART ZOO」はマルチタレントで、4年ほど前には俳優の船越英二とのゴシップがあった「大宮エリーさん」の作品、4点である。4点ということは、空き店舗が4軒という意味になるのだと思う。
コロナのせいで経営が立ち行かなくなった店は多い。
その中でも空き店舗をアートで飾る余裕のあるところは、大手企業ばかりだ。

「SUMMER ART ZOO」のもう1人のアーチストは伊達市出身の彫刻家「渡辺元佳さん」で、「Let's find Friends!」というタイトルで、館内のアチコチに隠れたチンパンジーを探してもらおうという趣向のようだ。彼の作品は銀座の街角でも見ることが出来るが、作品は常にチンパンジーのようである。
1つだけ巨大なチンパンジーが、館内の芝生広場を見下す場所に立っていた。

気温は35度もあるが、折角だから芝生広場に行ってみた。
芝生広場の周りをウッドデッキで回廊式に囲み、そこに若いカップルが座り吹き出すミストを眺めている。私は暑くて堪らず、館内に戻った。
ミストは芝生のアチコチから吹き出し、それが風に煽られてカップルの方に流れて行く。
私はそれを飽きずに館内の冷房の中で、眺めていたのである。

(おまけの話)
ミストの本番は暗くなってからである。
それまでの時間を潰すために、富士フイルムのギャラリーに行き写真展を見た。
「冨獄今昔三十六景」という写真展で、高名な写真家が3人が撮影した富士山の写真だった。
富士山の写真は私は何度も撮影したが、やはりプロの写真はかなり違う。
良いものを見せてもらった。

暗くなるまでまだ少し間があったので、ベンチに座り持参した本を読む。
いま読んでいるのは「信長と弥助」という本で、フィクションみたいな話だが本当にいた信長の家来の黒人の侍の話である。
そろそろ暗くなって来たので、芝生広場に行ってみた。
まだ完全には暗くなっていなかったが、芝生に仕込まれた豆電球が音楽に合わせて点滅する。

ミストも豆電球の点滅に合わせて、出したり止めたりしている。
風が吹いて私の方に大量のミストがやって来た。まだ暑かったので、ミストが気持ち良い。
しばらくそこで見ていたが同じことの繰り返しなので、私は帰ることにした。
段々と人が集まって来て少し密になって来たが、私以外に帰る人はいなかった。
年のせいか暗くなると、なぜか早く家に帰りたくなる私だ。

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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伊達市松ヶ枝町の「パンの店コスモス」で開催中の「えったまパンフェア」に行ってきました。 以前、特集で取り上げた伊達のブランド玉ねぎ「えったま333」を使用したオリジナルパンを販売する企画で9月30日まで開催予定です。 焼き上がり時間に合わせて伺うと、パンのいい匂いがお店いっぱいに広がっていました! 真ん中のテーブルには「えったまパン」がずらり。 形も味も様々な6種類が並んでいます。 社会福祉法人コスモス21ふみだすが運営する「パンの店コスモス」では、季節ごとに様々なパンフェアを開催していますが、今回の企画は「農福連携」の取組みの一環として初の企画となりました。 もちもち!えったま食パン。トーストしてもおいしい 一番人気のカマンベールオニオン 伊達の温暖な気候を利用して、越冬栽培で生産される「えったま333」は、ビタミンCや抗酸化力が高く、糖度も高いおいしい玉ねぎです。6月〜8月に収穫期を迎えます。 今回着目したのが、その「規格外品」。 農家さんが大切に育てた玉ねぎのうち、生産量の10%〜20%は規格外として堆肥になってしまうそうです。規格外といっても、形は不揃いですが味に変わりはありません。 そこで規格外品を仕入れて活用することで、「地産地消」に加え「フードロス削減」にも貢献できるという観点から、西関内の矢野農園、上長和の恵まれファームとの連携が実現しました。 ふみだす作業所での皮むきの様子 実を傷つけないよう、慎重にむきます 7月下旬から「ふみだす」で皮むき加工の作業が始まりました。納品先は洞爺湖温泉のホテルです。ホテルから農家へむき玉ねぎの注文が入り、それを受けてふみだすに玉ねぎが届けられ、皮むき加工をして業者がホテルに収める、という「循環の輪」が出来上がり、スムーズな連携が行われているそうです。そして8月下旬から「パンの店コスモス」でのパンフェアがスタートしました。 左:パイ生地とえったまが相性抜群!ソテードオニオンパイ。右:春のパンで好評なカマンベールチーズのえったまバージョン 所長の廣澤さんに伺ったところ、 「私たちの理念のひとつに『利用者さんの社会参加』があります。 皮むき加工とパンづくりによって、玉ねぎを介した地域の人たちとのつながりができ、スタートできてよかったなと感じています。 利用者さんもやりがいを持って取り組んでいるようでとても嬉しいです」 と話していました。 玉ねぎ型がかわいい、えったまちゃん えったまパンはパン工房の職人さんがレシピを考案。玉ねぎは茶系なので、特に苦労したのは「見栄え」だったそうです。 試作を繰り返し、美味しくて見た目にも個性的なえったまパンが誕生しました。 今月30日まで開催中です。ぜひ味わってみてください! パンの店コスモス 社会福祉法人伊達コスモス21ふみだす内 北海道伊達市松ヶ枝町59-4 営業時間 10時15分〜17時 定休日 木曜・日曜・祭日 電話 0142-25-0022 https://mushanavi.com/specials/7710/
むしゃなび編集部
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