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じもとブロガー
心の伊達市民 第一号
かなり前のことだが、テレビをボーと見ていたら、「町の名物食堂」の紹介番組をやっていた。
B級グルメの店というのは、なぜか都心から少し離れたところにある。
その理由は「家賃が安い」か、自宅を兼用しているからのようだ。
ある人が言っていた。『2階が住まいの食堂は美味しい』。「本当かな~?」と私は思う。
池袋と言えば「西武」である。
流行っているB級グルメ店は多くが個人経営で店主が創業者のことが多く、それを息子が継いでいる店もある。長く続いている理由には「安い」、「美味い」がある。
テレビに登場する店は遠くが多いのであまり熱心には見ていなかったが、洋食の「キッチンABC」と中華料理の「歓迎本店」が記憶に残った。「その内に行こうかな」くらいに思っていたが、暇を持て余して、この2軒に行った。
意外なことに、池袋に公園があった。
「キッチンABC」は池袋が本店で、他にも3軒の支店があるが、いずれも池袋近辺であった。
池袋という場所は私にはほとんど縁が無い。
思い出してみれば、池袋に1973年に当時としては珍しい60階建ての「サンシャイン60」が建設されて、物珍しさもあり何回か行ったことがある。そこは以前の東京拘置所跡である。
「サンシャイン60」は高速道が邪魔して全景を撮れない。
少し肌寒くなった晴れた日に、思い切って池袋に行ってみることにした。
暇人の私は交通費の掛からない方法で、シルバーパスを使って行ける方法を調べた。
そして大江戸線で「東新宿駅」で降り、そこから都バスで「池袋駅東口」まで行った。
バスは定刻を15分も遅れてやって来たが、車内は後期高齢者ばかりで満杯だった。
年金生活者の後期高齢者にはJRの運賃は高いのである。
飲食街の中にホテルがある不思議な池袋という町
久し振りの池袋なので、「サンシャイン60」見える場所に行ってみた。
ところが池袋も高層ビルが多く出来ていて、どれが「サンシャイン60」か迷ってしまった。
確か高速道路の向こう側だったという記憶を頼りに歩いて行き、懐かしい「サンシャイン60」に出会えたのである。その後に持参した地図を頼りに目的の「キッチンABC」を探した。
もう「Google Map」で懲りていたのでプリントした地図を持って来たが、それでもかなり迷った。
派手なデザインの「油そば屋」
やっと見付けた「キッチンABC」は狭い路地を入ったところにあった。
入店待ちのお客が並んでいなければ、見落とすところだった。
既に店はランチ時間で満席で、入店待ちの数人の後に私も並んだ。
店員が出て来て「人数」を確認し、店の外でメニューを渡されて「注文」を取る。
料理の数は多いが、テレビで見た「ハンバーグ」、そして「ライス少な目」を頼んだ。
池袋のキッチン「ABC」は入店待ちだった。
10分ほどで入店となり、コロナ対策で1席空けた間隔の席に着く。
吉野屋ほど早くはないが、すぐに料理が出て来た。
出て来たハンバーグはわざわざ池袋まで食べに来るほど美味しいとは思わなかったが、値段からすれば妥当だろう。
気に入ったのはウエイターの客あしらいと、愛想の良いことだった。
少し前に高級店でQRコードで注文させられたばかりだったので、『レストランはこうでなくちゃ~!」と感じたB級グルメの旅だった。
ハンバーグ定食(880円)
(おまけの話)
もう1軒の中華料理の「歓迎本店」は「羽付き餃子」が名物であるが、店は鎌田なのでとても行く気はしなかった。ところがネットで調べたら、なんと京橋に支店があることが分かったのである。
平日のランチはサラリーマンで混むと思い、あまり気乗りがしていない家族を誘って京橋まで行った。
都バスを「銀座4丁目」で降りて、歩行者天国となっていた銀座通りをブラブラと歩いて京橋まで行った。
緊急事態宣言が解除された土曜日ということもあり、銀座通りは以前の賑わいを取り戻していた。
京橋の中華料理店「歓迎」
京橋スクエアガーデンB1に降りると、中華料理店「歓迎(ホアンヨン)」はすぐ分った。
店は明るく清潔感が漂い、まだ開店間際だったので2組の客しかいなかった。
メニューは「土曜日のランチ」というのがあり、「炒飯と羽付き餃子」で1000円(税込み)という庶民的な値段だった。それに「ニラレバ炒め」(750円)を追加して待った。
カニ、レタス炒飯(単品なら900円)
間もなく出て来た炒飯は、とても量が多かった。スープも付いて来た。
続いて出て来た羽付き餃子は1皿5個だった。餃子は気を付けないと、食べる時に汁が飛ぶ。
炒飯は量が多く、頑張って3分の2を食べた。餃子は1個残したが、私には羽が邪魔だった。
料理の味は濃い目で、働く人の好みになっている。
テレビの情報に騙され続けている私は、久し振りにテレビ番組に文句は言わなかった。
羽付き餃子(350円)
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伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/entry-6962.html
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