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じもとブロガー
心の伊達市民 第一号
今年の紅葉はどこへ行っても恵まれていない。
「万座温泉」も駄目だった。「裏磐梯」も駄目だった。
宿泊までしてわざわざ行って駄目だと、心と財布のダメージもかなり大きい。
そこで自分で調べて「大丈夫」と思われる、埼玉県の外れにある「長瀞」に行くことにした。
秩父鉄道の車体は派手だ(熊谷駅)
いつもいつも1人で行動していると家族から見捨てられるかもしれないと思い、女房を「長瀞に紅葉を見に行かないか?」と誘ってみた。
女房『どのくらいの時間が掛かるの?』
私 『9時半に家を出れば、12時頃に着く』
女房『長瀞は何回も行っているしねー』
私 『たまには郊外の自然の中で深呼吸した方が良いよ』
女房『じゃー、行きましょうか』
・・・ということになり、家族で長瀞に行くことになった。
ライン下りの出発点「岩畳」
行くと決ったからには家族に喜んでもらおうと考えて、下調べをした。
秩父観光協会のホームページによると、「紅葉は見頃です」とあった。
昼ご飯は『お蕎麦がいいわねー』と言われているので、それも探す。
家族は乗るかどうか分からないが、長瀞の売り物の「荒川ライン下り」も調べておいた。
紅葉の名所の「月の石もみじ公園」も、アクセスを調べておいた。
「長く、とろっ」としているから「長瀞」と言うらしい。
事前の下調べも準備万端で、予定を少し早めて8時30分に家を出た。
勝どき→(大江戸線)→新宿→(JR湘南ライン)→熊谷→(秩父鉄道)→長瀞と電車を2回、乗換えて長瀞に着いたのは11時30分だった。
JRは通勤電車なのでどうということはないが、秩父鉄道は2両編成のローカル線で「旅に出た」という気分にさせてくれる。車内はシニアばかりだ。「みんな長瀞に行くのかな?」と思っていたら、案の定、殆どのお客が長瀞で下車した。
船はゆっくりと進む。
先ずはライン下りの予約をしてから、ランチにしようと考えた。
チケット売り場に行ったら、長い行列が出来ていた。
窓に貼ってある「お知らせ」によると、「A、Bのコースの選択は出来ません。乗船時間の予約は出来ません」とあった。
溢れるお客を処理するのが精一杯で、お客の希望など聞いていられないようだ。
腹が立ったが仕方ない。チケットを買って、すぐに岩畳のライン下りの乗船場に向かう。
急流に差し掛かっても、この程度(船べりのビニールシートを持ち上げる)
岩畳から下るコースは「ロマンチック・コース」で、流れもゆるやかである。
私はもっと上流のチャレンジ・コースから乗りたかったが、それは叶わなかった。
ライフジャケットを着て和船に乗り込むと、すぐに船は出発する。
流れは穏やかで、船頭は『今は水量が少ないので、時々、船底が岩に当るが大丈夫です』と言った。
たまにゴツン、ゴツンと船底が当たるが、それでも真っ青な空の中で川を下るのは気分が良い。
長い竹竿を操り、川を下って行く船頭。
船には18人が乗船している。1人当りの料金は1800円である。そこでこれを計算してみると、3万2800円となる。船の前後に船頭がいて、3キロのコースを30分かけて下る。いい商売だと思う。
コロナで失った売り上げを、いま取り戻そうとしているのだろう。
その気持ちが分かるので、こちらの希望が入れられなくてチケット売り場で腹が立った気分も失せた。
到着地点ではマイクロバスが待っていて、我々を出発地点まで送ってくれる。
船はクレーン車で吊り上げて、トラックに乗せて出発点まで運ぶというシステムになっていた。
到着地点ではクレーン付きトラックが待っている。
(おまけの話)
ライン下りを終えてから、駅の近くでランチにした。
「ざるそば」、「かき揚げ天婦羅」、「味噌田楽」、「山芋の天婦羅」を注文した。
店は大繁盛で、なかなか注文の品が出て来ない。「どうせ大して美味しくないだろう」と思っていたので、期待はしていなかった。
ところが出て来たものは、みんな美味しかった。これは意外だった。
ただ「味噌田楽」の味噌が少なかったので、女房は『お味噌をもう少し下さい』と言って足してもらった。
これは私には言えないことなので、少しビックリした。
「月の石もみじ公園」は紅葉していた。
食事を終えてまだ帰るには早いので、「月の石もみじ公園」に紅葉を見に行くことにした。
船から見た山の風景でも、紅葉があまり綺麗でなかった。
どうやら今年の紅葉は10月の高温の為に、どこでも駄目なようだ。
案内板によると、「800メートル、約12分」とあった。
公園に近付くと遠くからでも真っ赤な「もみじ」が見えるので、期待出来そうだった。
真っ赤に紅葉している「もみじ」は少ない。
公園内の「もみじ」は全てが綺麗に紅葉しているわけではなく、綺麗なのは少なく枯れてしまったものも多い。期待外れでもないが、期待通りでもない。写真を撮ってから、駅に向かう。
帰りは往路とは反対に長瀞駅から西武秩父駅に出て、西武線で帰ることにした。
ところがこちらの帰路は家までに4回も乗換えがあり、往路より1時間も余計に時間が掛かり家族は疲れ果ててしまった。救いは西武線で私の隣に座った若い女性が居眠りをして、私に寄り掛かって来たことくらいだった。
逆光の中で、美しい「もじみ」
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伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号
アクセス総数:1,390,246
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/entry-6982.html
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