
心の伊達市民 第一号
厳冬の青森の温泉(2)・・・・八甲田山
ブログ閉鎖中の話題(2018年2月24日)
私は貧乏性なのか、どこにいてもいつものように朝は早く起きてしまう。
朝食時間には早過ぎるので、温泉に入りに行く。誰もいないので、風呂場の床が乾いている。
7時15分になったので、1人でレストランに朝食を食べに行く。
朝食を食べてしまったら、やることが無いので外に出て写真を撮る。

朝起きたら、部屋は雪に埋もれていた。
玄関に立札が出ていた。「落雪にご注意下さい」。
「どう注意すればいいんだー!」とブツブツ言いながら玄関を出たら、「ゴー!」と音がした。
なんの音か分からなかったら、突然、上から雪が落ちて来て、頭から大量の雪を被ってしまった。
「これかー!」と思ったが、もう遅い。

早朝からホテルの社員がブルトーザーで除雪作業をしていた。
家族が食事を終えたので、八甲田山のロープウェイで頂上に行くことにした。
車でロープウェイ乗り場まで送ってもらう。行ってみて驚いた。
切符売り場に長い行列が出来ていた。
ロープウェイ乗り場はスキーやスノーボードを持った人達、ただの見物客の中国人団体などでごった返している。30分ほど待って、ロープウェイに乗った。ところが吹雪と霧で、視界が殆ど見えない。

ロープウェイまでの道路。 車の屋根より高い雪の壁。
頂上に着いたら更に風と雪が吹き付けていて、目も開けられない。
気温はマイナス17度である。その中をスキーヤー達が出て行くが、遭難しないかと心配になる。
ここには欧米人の男性が多く、八甲田ホテルに宿泊していなかったことから考えて、きっと酸ヶ湯温泉に滞在しているのだろう。頂上では寒いし、やることも無いので、すぐに下りのロープウェイで麓に戻る。

ロープウェイ乗り場は外国人スキー客で溢れていた。
ホテルで昼飯を食べてから、青森駅まで送ってもらう。雪道なので、約1時間くらい掛かる。
青森駅から「青の森鉄道」に乗る。この鉄道は新幹線の開通に伴い、在来線が第3セクターでの経営になった。2両編成のワンマン電車で、約1時間で三沢駅に到着する。
三沢は米軍三沢基地があるのに、全く基地の町という気配が感じられない。

眼下の木立が樹氷で覆われていた。
三沢駅から送迎バスで、青森屋へ向かう。
青森屋は話題の星野リゾートの経営であるし、マンションの友人の息子さんが1年前に就職した会社でもあるし、「一度は星野リゾートの宿に泊まってみよう」と思っていたので、ここを2泊目に選んだ。
バスが到着して驚いた。巨大なホテルなのである。私のイメージとは全く違う。
青森屋という名前からして、もっと品良く、こじんまりした旅館かと思っていた。

ロープウェイの頂上駅から外に出たら、猛烈な吹雪だった。
とりあえずは風呂に行ってみた。
行ってみて、また驚いた。まるでお台場にある「大江戸温泉物語」を大きくしたような感じだった。
食べ物屋、お土産屋、イベント会場などがあり、家族連れと中国人でごった返している。
新しいものへ挑戦すると、こんなハズレがあるので、年をとると保守的になってしまうのも無理はない。
でも部屋から出なければ部屋にヒノキ風呂もあるし、料金からしてそれなりに豪華である。

青森駅から「青の森鉄道」で三沢駅に向かう。
(おまけの話)
青森屋が駄目というわけじゃない。良いところを探してみた。
風呂が良い。大きな池の一部に露天風呂を作り、そこに入ると池の上に大きな「ねぶた」が浮かんでいる。
紙灯籠も浮かんでいて、幻想的な風景を醸し出している。
外気温度が低いので顔が冷たく、体はポカポカで気持ちが良い。

線路が見えないが、大丈夫なのか? 第3セクターは予算の関係か?、除雪もままならない。
風呂から出たら、津軽三味線の演奏をしていた。
星野哲郎作詞の「風雪流れ旅」は津軽三味線の名手・高橋竹山のことを歌っているが、私もカラオケで歌う。津軽三味線はバチさばきと音で激しいが、それでもなぜか哀愁を感じさせる音色であり、そこが私は好きだ。次に三味線と太鼓の伴奏で、女性歌手が民謡を歌った。これは上手かどうか、私には分からない。

その後に登場したのが、「スコップ三味線」である。演奏者の4人は青森屋の社員だそうだ。
これは初めて見たが、なんともリズミカルで上等な音楽のように感じる。
津軽三味線のレコードに合わせて、スコップを大きな栓抜きで激しく叩く。
これは世界大会もあるそうで、登場した4人はそこで優勝したメンバ-だそうだ。
良いものを見せてもらった。演奏が終り、私はまた露天風呂に入ったのである。

イベント会場の横の「ゆ」を入ると、ひば湯と、その先に露天風呂がある。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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大切なものはずっと一緒 にいたい♡だから直す!
ベーシックな紺色が気に入って買ったダウンジャケット。 ダウンがたくさん入っているのでとても暖かくて気に入っていました。 ところがファスナーが壊れてしまいました。 修理をしてもらおうと、メーカーほか数件に問い合わせをしたのですが「ダウンはできない」と断られてしまいました。 諦めたもののもったいなくて捨てられず一年放置していました。 ところが! 灯台下暗し! 「ファッション・リフォーム」さんの存在を思い出し、ダメ元で持っていきました。 すると、あっさりと。 「出来ますよ。」とのお返事! しかも3000円で直してくれるという。 感動です。 救世主現る!です。 だって、ワンシーズン着れなかったのですから。 今こそ物の使い捨てを見直したいと思っていたところだったので、本当に嬉しかった~! 「ファッション・リフォーム」さんの店主さんは、なんとこの道50年の大ベテラン。お子様ができた時、家にいてもできる仕事としてこの道を選んだのだそうです。しかも製図から何から全て独学で学んだそうです。 最近は着物のリフォームのオーダーが多いとも話されていました。 「仕立てもするけど、直す方が好き。」 その言葉に物への愛情を感じます。 所狭しと置かれた仕事別のミシン。 右側はロックミシン。 そして、400色あるという糸。 「ここには出しきれないからよく使うのだけ並べているの。」 とのこと。今は息子さんと二人でお仕事をされています。 私がお話を聞いている間も男性が修理済みのものを受け取りにやってきました。 その男性は、戻ってきた大切なものを手に満足そうに帰っていかれました。 その嬉しい気持ち。 わかります! わかります! ちょっとキツくなったスカート。 ゆるくなったズボン。 丈を直したいコート。 諦めないで! 手を入れていただくと、なおさら愛着が湧いてきます。 諦めかけた時、もう一度、ものを大切にする気持ちを思い出させてくれました。 「ファッションリフォーム」さん。 場所は鹿島町通り、道南バス「網代町」バス停前です。 営業時間は看板の通りですが、昼休みを長く取ることがありますので、電話をしてから行かれた方が良いです。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年) ※シェア、リンク等大歓迎です!
Rietty
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川のほとりの癒しのお花屋さん “青葉“
こちらは気門別川のほとりにあるお花屋さん「青葉」さんです。 20年前から変わらぬ可愛らしい笑顔で店主の知子さんが迎えてくださいました。 今の場所に引っ越されて8年目。 2001年にオープンされた時は山下町にお店を構えていらっしゃいました。 その時はまだお勤めをされていたので、そのお休みを利用し、土日のみの営業だったと言います。 素敵なランプは、おそらく洞爺湖のglaglaさんの作品。 「若かったからできました。」と、当時を振り返る知子さん。 でも、それだけではない起業への強い想いを感じました。 同時に、ものすごい努力だったのだろうと想像します。 壁をさり気なく飾りたい方に~ 人気の多肉植物や、可愛らしい花瓶も並びます。 「お花屋さんというお仕事は、実は子供の頃からの夢ではなかった。」というお話しには驚きました。 一旦は札幌で就職をなさった知子さんは、一念発起してお花を学ぶ学校へ通い始めました。 「その時もなんとなく花かな~という程度だった。」と。 学校卒業後は、お花屋さんに就職。 3年間の実践的な修行が始まりました。 初めはそれほど強い思いでお花の道に入られたのではない知子さんが、とても厳しいお花の仕事を経験されてからどんどんのめり込んでいったというストーリーが、私にはとても興味深く聞こえました。 「今日はお花が少なくて…。」 とおっしゃった知子さん。 お互いを引き立て合う様なラインナップで素敵です! きっと、3年間は自分自身の本気を試す期間だったのだと思います。 もちろん、知子さんは本気でした。 というより、どんどん本気度が増していきました。 だからこそ、お勤めがあるにもかかわらず、お休みの日にお花屋さんになるという大胆行動を起こされたのだと思います。 窓の向こうには川が流れています。 右端が空いているのは筆者が連れて帰ったからです ^^ ハンショウヅルという植物を購入しました。 「川が好きだからこの場所を選んだ。」とおっしゃる知子さん。 “青葉”の店名の由来も尋ねてみました。 「洞爺湖畔の仲洞爺あたりの道が大好きなのです。 木のトンネルが続いていて、そこからの木漏れ日を感じたり木々の隙間から見える洞爺湖の水に癒されたり。 だから、緑にまつわる名前にしたかったのです。」 なるほど~! あの道をイメージしてのお名前だったのですね! とっても納得してしまいました。 そんな理由もあって、“青葉”さんでは、お花はもちろんですが枝物やグリーン系のラインナップに力を入れていらっしゃるのだそうです。 確かに、店内はカラフルというよりも緑色が多いです。 いかにも、緑のトンネルがお好きな知子さんらしい♡ 緑好きなお客様にもとても喜ばれているそうです。 これは、“青葉“さんならではの大きな特色ですね。 面白い植物も並びます。 育て方も相談に乗ってくれます。 シダ類! 涼しげです。 そして。 「“コロナ禍なので、おうち時間を明るく過ごしたい“ とお花を買いに来てくださる方が実は増えているのです。 そのお気持ちが本当に嬉しいです♡」 という素敵なお話も飛び出しました。 「ゆくゆくは、アンティーク雑貨と植物を組み合わせた商品も作っていきたい。」 と、今後への想いも語ってくださいました。 アンティーク好きとしては本当に楽しみです。 最後にこのお店を通して、皆様にお伝えしたいメッセージはありますか? とお尋ねしました。 「こんな時だからこそ、植物の癒しの力を感じていただきたくて、気軽に入れる雰囲気作りを心がけています。 雑貨も置いていますので、お気軽にご入店いただけたら嬉しいです。 そして販売するだけでなく、アフターケアのことなどお花の相談所的な感じでいろいろご相談いただけたら嬉しいです。」 取材時もちょうど、お花の寄せ植え相談に訪れたお客様がいらっしゃっていました。 大滝の方の手作り葉書です。 ハンドメイド作家さんの作品も並びます。 どの花よりも輝いていた知子さんの笑顔でしたが、とっても恥ずかしがり屋さんなので写真はパスでした ^^ 実は、筆者が最後に気づいたことがありました。 それは、”青葉”さんの心地良さは、自然の中にいる状態に近い雰囲気だからだということ。 きっと、自然好きなオーナーの知子さん・植物たち・店舗・雑貨全てが作る空気感なのでしょうね。 川のほとりの “青葉“さんは、全てが癒しの空間でした。 青葉 住所 伊達市錦町15-2 電話/Fax 0142-21-1112 Open. 10:00~18:00 Close. 月曜日 http://aoba-flower.exblog.jp ※配達で不在の場合もあります。お出かけ前にはお電話でお確かめください。 ※ 記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2021年)
Rietty
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