心の伊達市民 第一号

C級グルメを求めて

ブログ閉鎖中の話題(2018年9月15日)

私は外食が好きだが、決してグルメではない。
グルメにもランクがあり、A級からC級まである。
現役の時はA級にも行ったが、引退してからは縁が無くなってしまった。
「A級、B級、C級とは何か?」というと、ハッキリした定義は無い。


ニュート―キョ-「ステーキランチ」(1000円・税込み)



それぞれの人の感じ方、その人の食への興味、懐具合で決るのだろうと思う。
そこで私の定義である。

今はA級は「1万円以上」、「材料を吟味している」、「店の格が上級」などと思っている。B級は「3000円内外」、「材料と店の作りはマアマア」、「値段の割にはお得感」である。C級は「1000円以下」、「店の格は問わない」。各級に共通する条件は「美味しい」である。


門前仲町・天かめ「かき揚げソバ」(340円・税込み)



この定義は人により違うと思う。
ところで1000円から3000円の間、それに3000円から1万円の間が空白である。
ここに当てはまるのは、「〇〇グルメ」には入らない普通の料理であろう。
今回は「C級グルメの旅」の話で、行動範囲は自宅から5キロ圏内である。


築地・天竹「イカかき揚げ丼」(750円・税込み)



私は日曜日以外は昼飯は家で食べない。
現役の時も家では食べていなかったが、ほとんどの世の中の男性がそうであろう。
ところが引退すると多くの男は家にいて、奥さんに昼飯を用意させる。

奥さんは何10年も朝から夕方まで自由だったのに、亭主は引退して稼ぎも無いのに昼飯を要求する。 これでは嫌われて当たり前である。


はなまる「うどん小とイカ天、いも天」(550円・税込み)



嫌われたくない私は昼前に家を出る。だいたい10時過ぎである。
大した用事も無いのだが、無理して用事を作る。そして、その近くでランチとなる。
ランチはC級グルメを探す。でも、なかなか無いものである。
半径5キロ以内だと、だいたいどの店も行ったことがあり、C級に相当する店は決ってしまう。


東銀座・日高屋「たんめん」(500円・税込み)



私の場合は更に条件が加わっている。太ってしまうのが嫌なので、軽いランチにしたい。でもそれがなかなか無い。多くの場合は蕎麦かうどんになってしまう。
夏場はモリソバが好きなので良いが、冬場は「かけソバ」は寂しいのでかき揚げなどを付けてしまう。

カロリーを調べたら、ソバは296キロカロリー、うどんは242キロカロリー、ラーメンは343キロカロリーで、意外だがソバよりうどんの方がカロリーが低かった。


六本木・幸楽苑「ラーメン」(421円・税込み)



毎日のようにC級グルメを探して歩くのも飽きて来る。
その時は少し足を伸ばして、10キロくらいまで探しに行く。そうすると新宿が範囲に入る。

新宿に行く時は、「武蔵野館」か「シネマカリテ」で映画を見ることを付け加える。
たまにB級も食べるが、殆どの場合、それはカロリーが高い。
「好きな物を食べて太っちゃえ!」と思う時もあるが、糖尿病で苦しみたくないしなー。


銀座・歌舞伎蕎麦「もりかき揚げ」(470円・税込み)



おまけの話)
私はあまりテレビを見ない。くだらない番組が多いし、報道番組は特に偏向しているように感じる。でもたまに見る番組にグルメ番組がある。タレントが食べに行って「美味しい」を連発するからだ。

そこに登場する食堂やレストランは気になる。近ければ、先ず食べに行ってみることになる。ここが私の軽薄さであり反省するのだが、不味いと分かっていてもまた行ってしまう。


日本橋「大勝軒」。古めかしい建物が日本橋に残っていることに驚く。



ある番組で「町の中華屋」というのがあり、昔ながらの中華料理店が何軒か登場した。
その中の1軒が日本橋にある「大勝軒」である。創業は85年前というから、歴史は古い。以前から日本橋の裏通りを歩くと、「なんだか古めかしい中華料理店があるなー」と感じていた。

ある時、思い切って食べに行ってみた。
店は狭いが清潔である。席数は24席で、食べている時には、前後左右のお客と体が接しそうになる。


ラーメンセット・・・900円(税込み)



ランチメニューはAは「ラーメンと半チャーハン」、Bはラーメンと半餃子ライスである。私はAを注文し、出て来たチャーハンを食べてみた。まあまあか。次にラーメンを食べてみた。出汁が効いていない感じだ。
量も多いし、塩分も多い。タレントのように「美味しい」とは言えなかった。

食べ終ったら喉が渇いてしまった。慌てて近くのカフェに入りアイスコーヒーを飲んだ。またテレビに騙されてしまった。何回でも騙される私だ。


大勝軒の向かい側にも古い建物が残っている。 鳥肉屋「鳥萬」。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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