心の伊達市民 第一号

徒然なるままに(48)


【ギンナンのその後】
以前に私が日比谷公園で550個のギンナンを拾って帰った話を書いた。
その続きである。ギンナンはプラ袋に厳重に密封し、腐食を促した。
そして周りの実の部分を除去して、天日で乾燥させた。

数日後にそれを割れ目を入れて煎ってから中身を出して食べようと思ったら、殻が硬くて割れなかった。
そこで私はペンチを持ち出して割れ目を入れたが、これが大変な作業だった。
煎ったギンナンは売り物よりかなり小さかったが、味は同じで家族に喜ばれた。
また来年も拾いに行こう。


拾って来たギンナンを食べられるまでするのは大変だ。



【スンドゥブ】
コロナであまり外食に行かなくなったが、テレビを見ていたら韓国の豆腐料理「スンドゥブ」が出ていた。急に食べたくなり近くの店をネットで探したら、ミシュランに登場する店「王十里」が見付かった。

HPによると「ネット予約は不可。電話のみ受け付け」と出ていたので、電話をした。
すると『本日は上の階からの水漏れで、営業中止です』と、驚くような返事だった。
そこで翌日、現地を見に銀座に行ったら、相変わらず閉店だった。
近くに支店があったので、そこを予約して家族で夕食に行った。「辛かった!」


 私には少し辛すぎた。



【モリのいる場所】
10月のエルメスのプライベートシネマ「Le Studio 」で上映された映画は「モリのいる場所」だった。

この日本映画は2018年に公開されたが、その時に私は映画館で見ている。
ストーリーは「30年もの間、ほとんど自宅から外出することなく、庭の生命を描き続け、97歳で死去した画家の熊谷守一を主人公に、晩年のある1日をフィクションで描いた作品である。しんみりとした良い映画である。
今回は久し振りに2回目を見たが、いつもは古いフランス映画を上映しているエルメスが、どうしたんだろう?。


 エルメスの10月上映「モリのいる場所」★★



【ポイント制度】
私が門徒になっている築地本願寺は、お寺にしては珍しいポイント制度がある。
誰でも入会できる「築地本願寺倶楽部」に入ると、専用カードを渡される。
お寺にお参りし専用の読取り装置にタッチすると、ポイントがもらえる。
読取り装置の横に「参拝記念カード」が置いてある。

以前からそれをもらって貯めていたら、ある時、「12枚貯めると、記念品と交換します」と書いてあった。すでに20枚以上も持っている私は、試しに記念と交換してみた。
本願寺の絵が描かれた手拭とマンガ本が渡された。マンガ本「仏事入門」を読んで、仏事が良く分かったのであった。


築地本願寺で参拝カードと交換した記念品。



【入国制限撤廃】
10月11日から日本政府は、新型コロナウィルスまん延で制限していた「入国制限」を撤廃した。これでやっと観光関係者は息を吹き返すだろうと思う。
その上に「全国旅割」と各都道府県が行う「県民割・ブロック割」が始まるので、みんなが一斉に旅行に行き出したら受入れ側に問題が出そうだ。

「どのくらい外国人観光客が増えたか?」と思い、休日の銀座の歩行者天国に行ってみた。確かに以前はほとんど見られなかった外国人が、大勢で闊歩している。台湾人、韓国人、シンガポール人は日本人と見分けが付かないが、この中に大勢いるのだろう。
中国人は帰国後の隔離があるので、ほとんど来ていない。


 休日の銀座の歩行者天国は、外国人が目立つようになった。



【飛行機と満月】
夕方になり西の空を見ると、夕焼けの中を羽田空港に向かう飛行機が飛んで行くのが見える。ビルの陰から現れた飛行機は、東京タワーの真上を通過しているように見える。
実際はもっと遠くなのだが、写真にすると「真上」になる。

10月11日の午前6時に起き出して、東京タワーの方を見て驚いた。
なんと青空の東京タワーの真上に「満月」が出ていた。これは珍しい光景である。早速、パチリ。


夕焼けの中を飛ぶ。        朝の満月。



【北海道から届いた新米】
北海道壮瞥町の友人の農家のIさんから電話があった。
Iさん『新米が採れたが、「ゆめぴりか」と「ななつぼし」を少しずつ送る。食べてみて、気に入った方を注文してくれ』。
私  『悪いなー。申し訳ない』
Iさん『なんも。なんも』

この北海道弁の「なんも。なんも」を聞くと、「どういたしまして」とは違う響きと受取がある。いい言葉だ。
申し出に甘えて2種類を食べてみた結果、両方を注文した。


 北海道壮瞥町産「ななつぼし」



(おまけの話)
【また多摩格差】
多摩地区に住むYさんに、また怒られそうな話題である。
10月に配達された「中央区報」に出ていたお知らせである。

『新型コロナウィルス感染症の影響が長期化する中で、原油価格の上昇や物価高騰により家計の負担が増加する一方で、主要な収入源である公的年金の引き下げにより、厳しい生活環境におかれている高齢者生活を支援することを目的として、区内共通買物券、食事券を支給します』。


中央区報に載っていた臨時給付のお知らせ。



支給対象者として「令和4年10月1日(基準日)において中央区の住民基本台帳に登録されている令和4年度中に65歳以上となる方」とあった。支給額は「1人1万2000円分(500円券×24枚)である。

当然、私もこの対象者であるが、誠に申し訳ない気持ちが強い。
なぜなら私は中央区に引っ越して来たのは2011年であるから、既にリタイアしていた。
その前は多摩地区に住み、毎年かなりの納税をしていたが、多摩格差の真っただ中にいた。


食事券を使った築地市場のうなぎ屋「はいばら」



それが公的年金を受給するようになってから、中央区のお世話になっているからだ。
Yさん以上に「多摩格差」を、実体験で感じているのが私である。
この買物券は大手企業の経営するような店では使えない。地元の商店を助ける意味もあるからだ。

少し前には後期高齢者として、中央区から3000円分の買い物券も頂いている。
「金券をもらうということに、慣れないようにしよう」と、心している私だ。 


食事券を使った築地市場の焼き鳥丼「とゝや」


(新発見)
「ととや」を看板にあるように変換するには「と」を入力して、そのまま続けて「同じ」と入力すると「ゝ」が出て来る。長年パソコンを使っているが、今回初めて知った。

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コメント

    山本英次

    山本英次

    三多摩格差の中でも最たる日野に住むY君である。日野市では、ぺいぺい利用による消費向上を図る目的で、何と30%の変換率を謳っている。これはすごいと勇んで利用を始めたが、やはり大型店は対象から外れて、市内の商店に限られている。無理をして普段は中々手に入れにくい滋養強壮剤「キョーレオピン」12、000円を買った。そのほかコンビニを思い切り利用してポイントを稼いだつもりであったが、そこには日野市の落とし穴があった。
    30%割引は、購入上限10,000円までであり、還元率上限3000円までという。
    余計な買い物をして無駄を嘆いている。

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伊達季節移住のススメ

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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アクセス総数
1,446,642回

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