東京という場所は、暇人にはとてもありがたいところだ。
多摩地区に住む友人に聞いた話だが、『こちらでは散歩といっても、何も変化が無いから飽きる』と言っていた。

そこで今日もまた、私は変化を求めてウォーキングの為に家を出た。
朝晩は涼しくなって来たので歩く時の服装も変ったし、築地大橋の先の工事現場の壁に反射する光を受ける角度も変った。私の影の写真を撮ってみたら、真夏の写真とかなり違っていた。


工事現場の私の「影」は厚着になった。



ミッドタウン日比谷に行ってみた。
すると【HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2022】というイベントをやっていた。
ミッドタウンの前の広場に舞台を設け、そこで映画をみられるらしい。

椅子も出ていて誰でも無料で見られるようだが、私が見た時は映画の宣伝だった。
夜になると少し古い劇場版もやるようだが、夜には出歩かない私には縁が無い。


「HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2022」の会場



会場の奥の階段が「ミニオン」で装飾されていた。
この「ミニオン」というのは「何者なのか?」。私はTOHOの映画館で見掛けるが、良くは分からない。ネットで調べてみたら正確には「Minions」と言い、ユニバーサル・スタジオが配給するアニメ映画に登場するキャラクター達のようだ。

ミニオンには色々な仲間がいるようで、私から見れば、「変なキャラクターが流行っている」。でも私の若い頃を振り返れば、「だっこちゃん」、「フラフープ」なんて、こん考えるとバカバカしいものが流行っていた。


 階段に「ミニオン」が3匹いた。



日比谷ミッドタウンの館内に入ってみたら、いきなりピアノの音が流れていた。
音のする方に近付いて行ったら、それは「ストリート・ピアノ」だった。
赤く塗られたアップライト・ピアノが置かれていて、誰でも使っていいようだ。
私はピアノの前に置かれた椅子に座り、音楽を聴く。

1人が終ると、すぐに次の人が出て来て弾く。みんな上手だ。
上手でなければ、こんなところに出て来るはずがないと思った。
しばしの間、ピアノ演奏を聞いて心の癒しの時間とした。


次々と出て来る人は、みな上手である。



地下2階で「映画のポスター展があるらしい」と知り、そちらに行ってみた。
そこには大きなパネルがあり、映画雑誌「キネマ旬報」の表紙が飾られていた。

「エイリアン」、「キング・コング」、「サタデーナイト・フィーバー」、「トップガン」、「バック・ツー・ザフューチャー」、「ブルースブラザーズ」などなど、25作品もの懐かしい映画のパンフレットだった。
25作品の中で見ていないものは、たったの3作品だけでいつも正規料金だった。




日比谷ミッドタウンの次に、日比谷公園に行ってみた。
ここでは週末になると色々なイベントをやっているので、時々は「なにかやっているかなー?」と見に行く。
するとこの日は「日比谷公園ガーデニング・ショー 2022」というイベントの開催中だった。

マンションに越してしまったのでガーデニングとは縁遠くなってしまったが、それでも土いじりが好きだった私には興味のあるイベントだ。ガーデニングが好きな人が多いらしく、会場内は大混雑だった。
芝生広場に展示中の「ハンギング・バスケット」は、綺麗で良かった。


「ハンギング・バスケット」の花が綺麗だった。



日比谷公会堂の前まで来て、さてこの後は「どうするか?」と考えた。
この公会堂も老朽化しているので、いずれ解体されると考えて自分も入れて記念写真を撮った。昼をたいぶ過ぎていたので、新橋に出てランチにすることにした。

いつもランチでは迷う。なにしろサラリーマンと同じで、毎日、外食である。
まだ並んでいる店が多い中で、新橋の「スンドゥブ」の店はすぐに入れた。
辛さ(1)で注文し、ご飯を全部、食べてしまったら、夕食までに腹が減らず困った。


 新橋で食べた「海鮮スンドゥブ」(990円+税)



(おまけの話)
新橋でランチを食べた帰りに、「用意が出来ました」と連絡メールのあった月島図書館に寄ることにした。
少し歩いて東京BRTに乗り「勝どきBRT]で降りて、そこから歩く。

図書館近くでは車道と歩道の間に植えられた、プラタナスの木の枝落としが行なわれていた。
昔と違い現在では高所作業車が使われるので、作業も捗っている。
こんな作業でも、暇人の私には見ていて楽しい。


「プラタナス」の枝落とし。



私が行っていた中央区の図書館は「京橋図書館」で、古い区役所と同じ建物内にあった。現在は閉鎖中で、新しい図書館を八丁堀に建設中で、12月にオープンする。
それまでの間は、月島図書館を利用している。

今回、借り出した本「怒鳴られ駅員のメンタル非常ボタン」は面白かった。
かなり前から改札は自動化されて、駅員を見る機会が減った。
そんな駅員の裏側の話だった。


「怒鳴られ駅員のメンタル非常ボタン」★★



本を借り出してから、バス停に向かった。
バス停の横に植えられている「やまぼうし」の実が赤く熟して来ている。
「やまぼうし」を見ると、伊達市に滞在中した時のコテージ「桜の家」を思い出す。

私達が「桜の家」に到着した時は、玄関前に「やまぼうし」の小さな蕾が見える。
7月になると白い花を咲かせて、8月になると緑色の丸い実を付ける。
そしてそれが赤くなり出すと、私達は東京に戻って行ったのである。


 実が赤くなった「やまぼうし」   


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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