
心の伊達市民 第一号
ブログ閉鎖中の話題(2017年11月23日)
食事も終り夜になり部屋でテレビを見ていたら、古さんの部屋から電話があった。
「明日の朝は早起きして、日の出の写真を撮りに行こう」と言う。
私は朝の早いのは問題ないので、午前5時に空を確認してから古さんに電話することにした。そして、午前5時になり外を見ると、雨が降っていた。
台湾滞在中で初めての雨である。晴れ男の私も1週間以上も晴れを続けさせるのは無理だ。仕方ないので、また寝て、午前6時30分の出発となった。また朝食抜きだ。
海岸線に出ると景色が素晴らしい。もし晴れていたら絶景だろうと悔やむ。
大理石の山と深い海が間近なので、海の色が真っ青に見える。美しい!
この道路は伊豆半島の道路より交通事情が悪く、他に全く抜け道が無い。
しかも道路は大型車やダンプカーが行列して走っていて、なかなか追い越せない。
仕方ないので日本の演歌を聴いたり、どうでも良い話をダラダラと話す。
でも古さんは喜んでいる。私から日本の情報を得られるのと、「こんなに長い時間、しかも毎日、日本語を話したことはない。お蔭で日本語が上手になった」と言ってくれた。
途中の町で朝飯となる。野菜入り饅頭(日本のお焼き)とスープで75元(300円)だった。台北の少し前から高速道路に乗る。どこにも料金所が無い。
私は台湾の高速道路は無料だと思っていた。
ところが古さんと一緒の時間が長いので、色々な話題になり、「高速道路は有料です。ゲートは無いが、ETCでお金を払っている」と知った。「へ~、聞いてみるものだ」と感じた。
台湾の民族は元々台湾にいた少数民族の現地人が2%、昔に台湾にやって来た台湾人が60%、蒋介石に連れられて来た外省人が30%、客家人が8%くらいの割合だそうだ。
外省人は国民党支持、その他は民主進歩党の支持だそうだ。
1996年までは国民党は大陸での選挙が出来ないからという理由で、大陸で選出された議員の選挙を行わなかったので議席が固定化し、国民党の多数派が続いた。
日本人にも馴染みのある李登輝総統(国民党・本省人)が選挙で選ばれてから、台湾の民主化が始まった。だから、まだ民主化されて20年も経っていないのである。
こんな政治の話から宗教、演歌、金融、歴史観、日本との関係、今後の人生などを語っている内に台中に到着した。
ランチは最近流行りのレストランに行ったが、それでも2人で625元だった。
午後から用事のある古さんにホテルまで送ってもらい、そこで別れた。
頼さん家族は客家人である。だからケチである。
古さんも客家人だが、お爺さんの時代に客家の考えを止めたそうだ。
止めたと言っても血統は消せないので、「客家の言葉は覚えず、集団で住まず、自分の理想で生きる」ことを選んだそうだ。だから古さんはいつも財布の紐が緩い。
それだけ稼げるのも、紐が緩い理由だろうと思う。
今回の旅は古さんがいなかったら実現しなかった。良い経験をさせてもらったと思う。
(おまけの話)
午後から銀行へ行った。現地通貨の元が少なくなって来たことがある。
ただ多く引き出してしまうと、使い切れなくて余るのも困る。
そこで台湾銀行のATMでCITIBANKカードで2000元だけ引き出すことにした。
ATMで試しに中国語を選んでやってみた。順調に進んだと思ったら、現金が出て来ない。
仕方ないので、窓口に行って「日本語の分かる人はいませんか?」と聞いた。
だが誰も日本語が分からない。カードと印刷されたペーパーを見比べるだけで、誰も何がなんだか分からない。私も状況が分からない。
仕方ないので、英語で「誰か一緒にATMのところに来てくれ」と言った。
何人かが、興味本位でゾロゾロと付いて来る。
そして銀行員が言語のところで「English」を選び、順調に2000元を引き出した。
「No problem」と言われてしまった。
今さら「言語で中国語を選んだ」とも言えず、
日本語で「ありがとう」と言って、その場を逃げるように去ったのである。
外国で、変なことはしちゃいけないと反省した。
(天候・・・花蓮/雨 台中/晴れ。 気温・・・花蓮/26度 台中/31度)
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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いま、お馬さんと密な関係になってみた!LAKE TOYA RANCH
こちらの特集版にご訪問くださり、どうもありがとうございます^^ / 今後月に2~3回ほど、編集部のライターとして、皆様のお目目にかかることになりましたRiettyです。 この場では、私が出会った「好き」や「楽しい」や「いいね!」を皆様におすそわけさせていただきたいと思っています。 いろんなモノ。 いろんなコト。 いろんなヒト。 楽しむための情報の一つとして。 どうぞ末長くお付き合いくださいね ♡ さてさて。 国道230号線を留守都村方面に向かって車を走らせた時。 この看板を見かけたことはありませんか? 私、実はず〜〜っと気になっていたのですが、ついに曲がってみました。 すると…。 まずお迎えしてくれたのはこの子。 プードルのラヴィン君です。 まだ子供なので、「お客様だ〜!」とはしゃぐ姿がとても可愛い。 北海道弁では「おだつ」感じ。 そして誘導されるように歩くと…。 たくさんのお馬さんたちがのんびりお食餌中でした。 ここは、洞爺湖にほど近い月浦町にある「LAKE TOYA RANCH」さんです。 おっとり優しいお馬さんに跨り、ホーストレッキングや引き馬などを体験できるところです。 早速、体験してみました。 乗せてくれたのはヨーロッパ系ハーフリンガー&どさんこのミックス、大食漢のマックス君。 男子ですが可愛い顔立ちです。 山岳馬なので体力があります。 まずは「よろしくね ♡」とご挨拶。 そして、マックス君の相棒はアメリカ産クウォーターホースのローラちゃん。 カウボーイが乗るお馬さんです。 でも、ここで乗っているのはとても素敵な美人インスタラクターさん♡ トレッキングに出かける前に、「進め」「止まれ」「ターン」の手綱捌きを教わりました。 とても良くトレーニングをされているお馬さんたちなので、的確なアドバイスのもと、少しの練習と、「仲良くなりたい!」という気持ちがあればすぐに乗れるようになれます。 さあ! いざ! トレッキングに出発〜! 緊張と興奮でワクワク&ドキドキ☆ 親切なインストラクターさんは、ほとんど後ろを見た状態で爽やかに優しく指示をくれます。 上り坂は前傾して。 下り坂は後ろに反り気味に。 軸を保とうとするので、インナーマッスルが鍛えられそうです。 太腿の内側も締まりそう。 なかなかの運動量です。 二次的効果を密かに期待してしまいます。 途中、雪が降り出しました。 グリーンシーズンも良いけれど、白い雪原や山道を歩くのは本当に気持ちがいい ♡ お馬さんが一緒にいると、見慣れたはずの洞爺湖の景色が非日常なものに変わります。 お馬さんとの密なトレッキング。 元気に迎えてくれるラヴィンちゃんと、穏やかなお馬さんたちと、親切なスタッフさんたちに優しい時間をいただきました。 もちろんワイルド&イケメン社長 高橋洋一さんも、はにかみながら歓迎してくれます ^^ / 最後に地元密着耳寄り情報!!(地域外の皆様にはごめんなさい) 絶対にお得!! 絶対におすすめ!! 見逃さないでね♪♪ 帰りは高橋社長とラヴィン君が見送ってくれました。 レイクトーヤランチ情報 電話 0142-73-2455 住所 虻田郡洞爺湖町月浦44番地(カーナビ住所検索はうまくいきませんので、レイクトーヤランチと入れて検索してください) アクセス 洞爺湖温泉街より車で5分 E.mail toya@jphorseriding.com ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年) ※シェア、リンク等大歓迎です!
Rietty
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