あちらこちらで「梅の開花」のニュースを見るようになった。春が近付いて来ている感じがする。そこでネットで調べたら、「亀戸天神」が「梅まつり」を行っているのが分かった。

期間は2月4日から3月5日までだったので、天気の良い日に出掛けて行った。
自宅前から都バスに乗って、亀戸駅の1つ手前の停留所で降りる。
もう何度も来ているので迷うことは無い。


  「梅に鴬」ではなく、「梅に鯉」



亀戸天神は大勢の観光客が来ていた。この神社は「天神」と名がついているので、菅原道真を祀ってある。東京には天神様が32ヵ所あるそうで、代表的な天神様は7ヶ所である。それは亀戸天神、湯島天神、平川天神、牛天神、大久保天神、五条天神、関谷天神の7つだそうだ。

この中で亀戸天神と湯島天神には何回も行っているが、その他の5天神は行ったことがない。いずれ7ヶ所を全て廻ってみようと思った。
念のために全国に「天神様は何ヵ所あるか?」を調べてみたら、なんと1万2000ヵ所もあるというので驚いた。


「女橋」と「蝋梅」



亀戸天神の赤鳥居をくぐると、先ずは目の前に真っ赤な太鼓橋がある。
本殿までに2ヶ所の太鼓橋があり、最初の橋は「男橋」で、次の橋は「女橋」である。
両側は池となっていて「心字池」という名前で、亀がたくさんいて日向ぼっこをしている。

この亀は試験に合格した人が、お礼に放流したそうだ。
橋の上からは東京スカイツリーが良く見えるし、太鼓橋と東京スカイツリーを入れた写真も絵になる。


「八重寒紅」



この天神様は藤棚で有名で、その時期には大勢の見物客がやって来る。
私は梅はそれほど有名ではないように思っているが、梅の満開には少し早かったようで蕾のままの梅もある。名札を見たら「呉服枝垂」、「紅千島」、「紅筆」、「白加賀」、「月影」、「おもいのまま」などの種類がある。

花が咲いている梅を探して写真を撮ったので、どれがどれだか後からでは分からなくなってしまった。梅の花は全部で300本あると書いてあったが、とてもそんなにあるようには見えない。


 「五賢の梅」はまだ3分咲き。



太鼓橋を渡って行くと、「蝋梅」があった。でも以前にも書いたが、これは「梅」ではない。本殿前に行くと、菅原道真公が5歳の時に詠んだといわれる短歌「美しや紅の色なる梅の花 あこが顔にもつけたくぞある」の歌碑がある。

その横には1本の木から紅梅と白梅の花が咲くことで有名な「五賢の梅」があるが、まだ少ししか咲いていなかった。それにしても菅原道真は本当に5歳で、その短歌を詠んだなかなー? なんでも疑問に思う、今日この頃の私である。


 真っ赤な本殿を背景に梅が見事だった。



池の横に行ってみたら、この辺りの梅は咲いていた。やはり種類によって開花時期が違うので、一斉に咲くというわけにはいかないのだろう。
裏門の方に行ってみたら、枝垂れ梅が見事に咲いていた。しかも境内から外に出た場所からの方が、良く見えるのは皮肉である。

亀戸天神の境内はそれほど広くはないので、あまり長時間はいられないので戻ることにした。来る前に色々と調べてみたのだが、「亀戸水神」という神社がそう遠くないところにあると分ったので興味本位で行ってみることにした。


 「呉服枝垂」が綺麗だった。



「水神通り」という名の道路を進むと、その先に亀戸水神があった。
小さな神主もいない神社で、小さな建売住宅なら1軒が建つほどの広さだった。
特に変わったことも無いので、裏道を通り亀戸駅に向かった。
この辺りは路地が入り組んでいて、適当に曲がると自分がどちら方向に歩いているのか分からなくなる。

亀戸という土地は昔は島だったそうで、その形が亀の甲羅に似ていたので、亀島と言われていたそうだ。それが段々と土砂で埋められて陸続きになり、亀戸となったようだ。


 「千社札貼りおことわり申し上げます」(亀戸水神)



(おまけの話)
亀戸駅から都バスに乗って、門前仲町で降りた。なにかで「深川花手水」のイベントのお知らせを見たからだ。
最近は「なにかで見た」が増えて来た。記憶力の低下を感じるようになった。

江東区観光協会のホームページを見ると、『花手水とは神社やお寺にある手水舎の手水鉢に色鮮やかなお花を浮かべることです。新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、手水の使用を控える寺社が多くなり、参拝者に癒しや安らぎを提供したいという思いから、花手水が全国的に広がりを見せ、多くの観光客が訪れています』とあった。


 「永代寺」の花手水



深川では門前仲町の永代寺、深川不動尊、富岡八幡宮に花手水があると書いてあったので、それを見に行った。私は以前に築地本願寺でも見たことがあるので初めてではないが、とても綺麗なものだ。
永代寺の花手水はなぜか奥の方にあり、目立たないので誰も来ていなかった。

深川不動尊は入口左側にあり、女性のカメラマンが熱心に撮影していた。
富岡八幡宮は石段の下の左側の立派な手水舎の中にあり、両側に鳳凰がいて、その口から水が出るようになっている。ここが一番華やかな花手水だった。
でもわざわざ写真を撮りに来ているのは、私だけだった。


   「深川不動尊」の花手水



暑くても寒くても、歩き廻ることが習慣になってる。ところが最近になり、歩いていると股関節が痛くなって来た。
以前に同じ症状が出て、病院に行ってレントゲン写真を撮った。
その結果は医師から『股関節の軟骨がすり減っている。対応策としては、股関節の周りの筋肉を鍛えるしかない』と言われた。

そこでゴムバンドを買って両足に掛けて開脚運動をして来たが、それも限界なのかもしれない。映画を見ていても、1時間を過ぎた頃から股関節が痛くなる。
『歩けなくなったらどうしよう?』と恐れている。
これからの徘徊は「1日1ヵ所」とし、もっと公共交通機関を使うようになるだろう。


 「富岡八幡宮」の「鳳凰」の花手水


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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